Pressed Down, Shaken Together, Running Over (video inspired by god of star)



相手を所有物と考える愛か、相手の人生の充実をサポートする愛か
Love to think like property or love to support enhancement of partner of life.

This e-mail is consultation about marriage of high school girl.
Theme of this e-mail is what love is.
There is two type love.
Love to think like property.
Love to support enhancement of partner of life.

このメールは、女子高校生の結婚をめぐる相談です。
愛が、相手を所有物と考える愛か、相手の人生の充実をサポートする愛かが、このメールのテーマです。



(生徒の相談メ-ル)
受信者名で私が誰だかバレちゃったかな・・・(^o^;)
先生の当たり☆私は1年生の時に先生に倫理を習っていた2年6組のFですo(^‐^)o
いろいろメール送って下さってありがとうございました。
世の中にはいろんな事を本にしていたり、インタ-ネットに掲載していたりするんですね♪
ちょっとびっくりしました(∂∂)
ではでは、何だか名前がバレちゃうとお話しするのが恥ずかしくなりますが、
大人の先生のご意見も参考にしたいので相談させてください☆


 まず、私には付き合って7ヶ月になる彼氏kくんがいます。
私は過去に1人だけ自分から『好き=love』と思った人が居たのですが
それは小学校の時で、私から『好き』と思う人は居ませんでした。
だから小学校の時以来どんな感情が『好き』でどんな感情がそうではないのか
と言うのが分からなくなっていて、
どんなに告白されてもいつも断っていました。
『好き』と言う感情がないまま付き合っていても相手に悪いなと思うからです。
今のkくんの時もそうだったのですが、
kくんは自分で言うのも恥ずかしいのですが他の人とは何か違っていて、
私に対する思いがとてもとても強くって"その思いに負けて"
という感じで付き合い始めました。
kくんはとても真っ直ぐな子で、会って話しをする度にどんどんkくんは私を思う気持ちが強くなり、私も少しずつですがkくんの事を好きになって行きました。

そんなこんなで付き合って5ヶ月(といってもほぼ毎日のように会っているので、私はもう1年ぐらいは経っている気がしていたのですが)ほどが経った頃、
kくんが『おまえがいつも側に居てないと生きて行かれへん!今すぐ家出て俺と暮らしてくれ!18歳になったら結婚して!!もう人生に疲れた。おまえが居らな生きて行かれへん!』と言い出すのです。
kくんとはバイトで知り合い歳は1つ年上で、kくんの両親はkくんが中学の時に離婚していてkくんは父親側に引き取られました。
でもkくんの父親は仕事を全くせず暴力をふるったりするので、
kくんはバイトをしながら学校へ行き、
家の電話代やガス代・食費など生活費を全部払っていたのでほぼ一人で生活しているのと同じような暮らしをしていました。
だから、はやく私と一緒に住んで楽になりたいと言います。
でも私には大切な家族が居てるし
今家族を捨てて家を出るなんて事考えられません。
kくんの事は好きだけれど<今全てを投げ出して一緒になりたい>と思うほど愛してはいませんでした。
だからkくんにちゃんとそのことを言うと、『なんでやねん!お前は俺より親を取るんか?好きなら家なんてすぐ出れるやろ!俺のこと好きじゃないんか?』と言うような返事が返って来るんです。
いくら私が kくんとは同じ好きでも深さが違うと言ってもkくんは分かってくれません。
とにかく一緒になりたいと言う思い一筋で…。
あーだこーだと言い合って、ひとまずなんとかその話しは【私が20歳になったら結婚する】と言う形でまとまりました。
それからkくんとはいつも通り楽しく会話しているのですが、結婚の話しになるといつも喧嘩ばっかりです。
ある日又いつもの通り喧嘩していると『もう20歳まで待たれへん!将来の為に今一生懸命働いてるけど、体はボロボロや。お前も俺のことが好きなんやったら今から一緒になって幸せになろ?20歳も今も同じやん!』とまた言い出しました。
何を言ってもkくんは引こうとしないので<kくんのことは好きやけど、kくんがそう言う考えを変えへんかったら別れる>と私が言うとkくんは『おまえが居れへんようになったら俺は死ぬから!お前が居れへん人生なんて生きてても意味ない!別れる時は俺が死ぬ時やから。』と言うのです。
kくんは言現実行派なので別れる選択肢はありません。
 私はこの所2ヶ月ほど、ずっとこの事でどうしたら良いのか悩んでいます。
授業もあまり身に入らずです(涙)
もしよかったら先生のご意見&アドバイスお願いしま~す* 

   長い文章になってしまってごめんなさい。それではそろそろ終わります
♪♪♪♪♪♪♪おやすみなさ~い♪♪♪♪♪♪♪♪



おはよう。
いつも、さっと返事して書いたものは、あとでしまったと反省するものが多いのです。
とりあえず、さっと私の意見を書きますが、先で思いついて、
もっとこう書くべきだったと訂正をおくるかもしれません。

いろいろ考える前提として、今、送った私の続恋愛論を読んでおいてください。
全体として私の受けた印象では○○さんの判断が正しいと思います。
直感的に正しい判断をしていると思います。
つまり20才までまつということです。

1) 彼は○○さんのことをたいへん気にいっているとおもいます。
しかし、○○さんに結婚をいそいでいることが○○さんへの愛かというと、実は自分への愛です。
というのは彼は寂しいという気持ちを人一倍もっています。
その寂しさに耐えれなくて、早く○○さんと家庭をもちたいのだと思います。

2) しかし、○○さんの提案のように20才まで彼が待つということが、彼の自立を促し、その間にしっかりした生活設計も考えることができるようになるでしょう。

3) この間、愛とは何かでを私は述べてきましたが、
愛の本質は与えるものであって、もらおうとすると確実に幻滅がまっています。
お互いが相手に幸せを与えようという気持ちがあって、のちのちの生活がうまくゆきます。
今の状態では、結婚したとしても、彼は愛をもらおうとしている姿勢があるために、結婚という自分の要求が実現したら、さらにそのつぎに、こうしてもらおうというのがでてくるのでしょう。
まず、確実に結婚生活の破綻は見えています。
おそらく○○さんは直感的にそのことに気付いているのだと思います。
彼の求めに答えて結婚してあげることが彼の人生をきりひらくこと、あるいは彼への愛だとは思えません。
彼にしてあげれることは心の応援だと思います。

4) もし、彼が本当に○○さんを愛しているなら、結婚をまってくれるでしょう。
本当に死ぬほど愛しているなら、40才でも50才でも待ってくれるでしょう。
そこまでゆかなくとも20才くらいまでは簡単に待てるでしょう。
もし、○○さんが早く結婚するならば、家族との関係だけではありません。
○○さん自身が、様々な面でまだまだ成長してゆかねばなりません。
○○自身の個人的な夢を実現するためにいろんなことを学ぶ必要があります。
人生の土台をきづく重要な時期です。
結婚してしまったら、生活におわれます。
性生活でもずいぶんとエネルギーをそがれると思います。

5) ・・・kくんが『おまえがいつも側に居てないと生きて行かれへん!今すぐ家出て俺と暮らしてくれ!18歳になったら結婚して!!もう人生に疲れた。おまえが居らな生きて行かれへん!』と言い出すのです。kくんとはバイトで知り合い歳は1つ年上で、kくんの両親はkくんが中学の時に離婚していてkくんは父親側に引き取られました。でもkくんの父親は仕事を全くせず暴力を奮ったりするので、kくんはバイトをしながら学校へ行き、家の電話代やガス代・食費など生活費を全部払っていたのでほぼ一人で生活しているのと同じような暮らしをしていました。だから、はやく私と一緒に住んで楽になりたいと言います。・・・・・

最初のところで述べたように、あらためて、この部分から彼の気持ちを促しているものが、生活の大変さから抜け出したいということです。
しかし、結婚したから生活の大変さから抜け出せるものではありません。
結局、○○さんが、彼の生活の大変さを半分分かち持つことを覚悟しなくてはならないでしょう。

6) 第三者として気軽な立場で論じましたが、最後に、私が○○さんの父親だったら、どういうかです。・・・・

まず、一番心配なのは、正直いって気質は親に似ることです。
私の妻はおこるとこわいがその母親とそっくりです。
彼の父親の粗暴なところをうけついでいないだろうかという心配です。
結婚したら、その粗暴さがでてくることはよくあります。

第二に、自分中心な人間であったら、○○さんとうまく行かなかった時、ストーカーという犯罪に走るタイプではないかと心配します。
好きだった人と分かれたら、逆に殺人までおきている今日、このごろです。

第三に、結婚は早すぎると、もっといろんな面で伸びていってほしいと思うでしょう。

第四に、経済基盤の確立はもっともっと後で、結婚となると経済基盤の確立をしっかりしてからでないと、親としては喜んでというわけにはゆきません。・・・・

だから、○○さんの親としては大変心配するケースです。

7) 私の恋愛論の中に書きましたが、本当に生涯添い遂げることのできる人かどうか、ここは人生の入り口のところですから、慎重に、大学受験でどの大学を選ぶかのレベル以上に、人生最大の重要な問題ですから、慎重に見極める必要があります。
今、彼が気の毒におもって結婚してあげても、結婚生活はそんな同情ではうまくゆきません。
破綻は見えています。
結婚は気の毒ではなく、○○さんが、本当に心からこの人と結婚して一生をおくってみたいという人を選んでほしいと思います。
高い買い物をする時にはいろいろな商品をしらべて自分に一番なっとくのゆくものを選ぶと思います。
○○さんは、正直にいって、そうとうな男性が言い寄ってくるタイプの人間であることは確かです。
○○さんが本当に生涯添い遂げる人、安心して結婚したいと思う人を選ぶべきです。
せっかく結婚するなら、途中で破綻しないような結婚をしないといけません。
今の彼と一生をかけてもいいと本当に心のそこから思うならば、20才にまでまって結婚しようということでいいと思います。
とにかく20才までまってというのは正しい選択です。

8) そこで私の最初の恋愛論にはいろんな人を恋人とおもって広くつきあうことをすすめたわけですが、
○○さんは深い関係に進んでいるようですので、彼と結婚を伸ばすにしても、彼と結婚しないにしても、結婚をすぐするにしても、・・
この三つしか選択しはありませんが。
どの道もすごくエネルギーを消耗し、どの道をとっても悩みながら進むしかありません。
自分の人生全体を考えて進むことを私はアドバイスしたいと思います。
一番堅実なのは、先に結婚を伸ばすことが現実的です。 その中で、また見えてくるものがあるでしょう。
(もちろん、私が彼の境遇で彼の立場であったら同じことを○○さんに言ったと思います。
もし、彼と結婚するとしても彼のためにも○○さんのためにも20才まで伸ばす、
(あるいは結婚生活の経済的土台ができるまで伸ばす)のが一番堅実な道でしょう。


(相談者)
そうですよね。
やっぱり『結婚』と言うのは人生最大のイベント。 慎重に考えなければいけませんよね。
暴力のことなのですが、やっぱりそう言うのは遺伝するものなんですか?
前に1度kくんとそのことを話した時があったのですが、kくんは「親の二の舞には絶対にならん!あんなん最低のすることや。
壁とか殴ったりして自分に当たることはあっても、人には何があっても当たらん!」と言っていました。
実際に、今までkくんを何度も怒らしてしまったことはあったのですが、
家のタンスや壁はカットなって殴ることがあっても私を殴ろうとしたことは1度もありませんでした。
でもこれは今だけなのでしょうか?

   それはさて置き、昨日また喧嘩をしてしまいました。
原因は私なのですが、何だかどう解決していいのか… 私ってホントわがままで、自分が情けなくて頭の中がぐちゃぐちゃです(泣)
えーっと、先生にはまだいってなかったのですが、
私の昔からの将来の夢は看護婦さんになることなんです☆
だから私は本当は 結婚するなら1人前の看護婦さんになってからがいいと思っていました。
kくんがせっかく20歳まで待つと言ってくれたのに、私は欲がでてきてしまって『看護学校卒業するまで待って』と言ってしまいました。
そこから又いつもの言い合いが始まって…。
kくんは<看護婦になるのは反対。
でもお前の夢なら止めへんから学校は行きながら一緒に暮らせばいい。
でも大きい病院には勤めるな。
看護学校卒業したらすぐ子供はつくる。
だから1年働いたら辞めて主婦になれ。
20歳になったらすぐ籍入れる。
結婚したらお金が必要。
だから一緒に暮らして2人でバイトしながらお金を貯めて、結婚式をあげればいい。
俺は20歳までお前の意見のんで待つんやから、結婚したら俺の言うこと聞いてもらう。
お前は俺を待たせてるんやから、そのくらいはして当たり前。
結婚をこれ以上延ばすんたったら、俺はお前を殺して俺も死ぬ。
お前の考えは納得できない。>と言う考え。

でも私は<お金が無いんやったらもっと結婚するのを先延ばしにして、お金が貯まってから結婚すれば良い。
急ぐ必要はない。
子供は経済的にも精神的にももっと余裕が出来てからじゃないと作ってはいけない。
仕事はせめて一人前になってから辞めたい。
給料の良い大病院に勤めたい。
kくんの言う事を聞くんじゃなくて、2人で話し合って納得して決めたい。
でも今のkくんの考えは私も納得できない。>と思っています。

ちゃんと思っていることは2人とも言っているのですが、
お互い引こうとはしないし今日もずっとこんなことを言い合っていました。
kくんの言っていることを突き通すと私の意見はなくなります。
でも私の意見を突き通すとkくんの意見は全く配慮されていません。
今kくんは私の意見を取り入れて我慢していくれているのに、私はkくんに何一つしていません。
kくんのことをもっと考えて、支えてあげなければいけないのは分かっているんですが、
私にはどう支えてあげれば良いのか分らないんです。
私が折れれば話しは早いと思うのですが、
私の意地とプライドが邪魔してそれだけはできないんです。…
そう思うと、相手の事全然考えてないし、自分の問題なのに自分で答え出せないし、すごく私自分勝手で情けなくなります。

先生、いくら普段は一緒に居ると安心したり楽しかったりで『LOVE』という感情がお互いにあっても、
考え方や価値観の根本が違っている人と一緒に暮らすのはやっぱり難しいですよねぇ?
そうと分かっているなら、20歳になる前になるべく早くサヨナラした方が良いと思いますか?
客観的に感じたご意見、待ってます☆
今回も長~く重たい文章になってしまってごめんなさい。
   ☆それではおやすみなさ~い☆


メールありがとう。(^ー^)

「家のタンスや壁をカットなって殴ることはあっても・・・」というのは気にかかります。
本当にやさしい人は壁もなぐりません。
でも、さっと自分の意見を書くと、いい意見にならないので、じっくり考えて時間のある時、私の意見を書きますね。(^ー^)

それでも一言・・・
「結婚したら俺の言うこと聞いてもらう。
お前は俺を待たせてるんやから、そのくらいはして当たり前」
という考えも対等の互いを本当に尊重しあう夫婦関係をつくれるかというと疑問に感じます。
結婚したら横暴になるぞと宣言していますね。
「結婚をこれ以上延ばすんたったら、俺はお前を殺して俺も死ぬ」・・
これらの言葉には、粗暴な暴力性があります。
やはり気にかかります。
一つ間違えたら、この人はストーカー殺人事件をおかしかねないこわさを感じさせるセリフです。
正直いって私が親なら殺されるのではないかと大変不安になります。
本当に相手を愛している人のセリフではありません。
尋常の言葉ではありません。
正直言って、相手に与えるという本当の「愛」ではありません。
正直言って、○○さんが、大変な目に会いながら、生きてゆく人生が目に見えますね。

さっと感じた印象ですが、彼の人生も考えて、何が一番、いいことなのか、時間がある時、またインスピレーションが湧いた時、メールしますね。(^ー^)

でも、この人と分かれたら殺されるのではないか、
ここにでてくる言葉から恐怖感を感じました。
よくテレビでみるストーカー殺人事件です。
(彼にはそんなこと言わないでね。言 葉の調子がやわらかいトーン、冗談のトーンかもしれませんし、 文面で見るかぎりのことです)

ごめん、がっくりさせるような文章でごめんなさい。
ゆっくり時間がある時に、考えてみます。


おはよう。今、時間があるので、考えてみます。
「暴力のことなのですが、やっぱりそう言うのは遺伝するものなんですか?」
・・・たとえば兄弟でも性格がまったく違う場合があるので、遺伝だと決め付けるのまずいと思います。
カッときやすい体質というのは、たとえば、食生活などにも起因しますから、遺伝以外の要素として、かっときやすいタイプの食習慣を家族がしていたら、子供がそうした食習慣をつけてかっときやすい体質になったりするなどの形でつたわる場合もあるし、あるいは幼児期のころに親が粗暴であったために、乱暴な扱いを受けて、遺伝子というより、対人関係で粗暴なあり方を学んでしまうとかの形でつたわることがあると思います。
あるいは親が暴力的でなくても、現代の社会は、ドメスティック・ヴァイオレンスと言われているように、人間をかっとさせやすい社会状況が全般にひろがっているようにおもえます。・
だから、本人が粗暴な自分のあり方を本気で変えようとしないと、粗暴性から脱却するのは難しいです。
肉食、添加物の多い加工食品、甘いもののとりすぎは、かっときやすい体質をつくります。
それをなるべくさけて、野菜、海草を中心とした食事、もし、甘いものを間食したいなら、果物にする。などの食生活は心を安定させます。
だから、相手を粗暴な人間にしたければ、酒、タバコをどんどんのませ、肉食をさせ、甘いものをうんと食べさせ、添加物の多い加工食品をたべさせるなら、確実に粗暴になってゆきます。
たぶん、彼はそうした食生活をおくっています。
どうしてもそうなってしまいます。
もちろん、粗暴ということは気質的なことがありますが、
その粗暴な気質が表面にでるかでないかは、食生活にもかかわります。

「前に1度kくんとそのことを話した時があったのですが、kくんは「親の二の舞には絶対にならん!あんなん最低のすることや。壁とか殴ったりして自分に当たることはあっても、人には何があっても当たらん!」と言っていました。

これは、救いだと思います。
親の暴力性を批判的に見ているので、教師の目から見ると、その面を伸ばしてゆくことが、重要な手がかりとなります。
「何があっても人にはあたらん」という言葉を信じてあげてはほしいと思います。

「実際に、今までkくんを何度も怒らしてしまったことはあったのですが、家のタンスや壁はカットなって殴ることがあっても私を殴ろうとしたことは1度もありませんでした。でもこれは今だけなのでしょうか?」
「ただ、家のタンスや壁をかっとなって殴ることがあっても、」とあるけど、どういうことにかっとなっているのでしょうか。
○○さんに対してかっとなって、○○さんにゆくのをがまんして、壁をなぐったということは、結婚したら、壁は○○さんになる可能性があります。
あとの方の「結婚したら自分のいうことをきいてもらう」という言葉がきがかりです。
そこには強制的な言葉がありますが、最終的に暴力に依拠して言うことをきかせようという発想が見え隠れしています。

  「 それはさて置き、昨日また喧嘩をしてしまいました。
原因は私なのですが、何だかどう解決していいのか…私ってホントわがままで、自分が情けなくて頭の中がぐちゃぐちゃです(泣)
えーっと、先生にはまだいってなかったのですが、私の昔からの将来の夢は看護婦さんになることなんです☆ だから私は本当は 結婚するなら1人前の看護婦さんになってからがいい と思っていました。
kくんがせっかく20歳まで待つと言ってくれたのに、私は欲がでてきてしまって『看護学校卒業するまで待って』と言ってしまいました。」

この○○さんの看護学校卒業するまでまってというのは、あまりに当然の要求だと思います。
まったく○○さんのわがままではありません。
私の姉の子供も、彼氏がいますが、看護学校卒業して、今看護婦をやっていますが、まだ待っています。
これは、わがままではありません。当然の要求です。

そこから又いつもの言い合いが始まって…。
「 kくんは<看護婦になるのは反対。でもお前の夢なら止めへんから学校は行きながら一緒に暮らせばいい。
でも大きい病院には勤めるな。
看護学校卒業したらすぐ子供はつくる。
だから1年働いたら辞めて主婦になれ。」

彼に手紙を書くとしたらこうなります。
「君は、最愛の人を、自分中心の思いで失おうとしている。
本当の愛は、相手が自分の人生を充実させることを援助することだ。
自分のいうとおりに、自分のペットにすることではない。
愛は「相手に与えること」だ。
愛は「相手からもらうことではない」
相手からもらう愛を期待していると、かならず、どちからが失望することになる。
お互いが相手に与える愛を追求することだ、その時、本当に心が結ばれる。
その結ばれた心が愛だ。
相手が自分の人生を充実させたいという思いを封じることはできない。
封じようとすればするほど、相手は、その枠から出て言ってしまう。
相手を自由にすることだ。
相手を自由にしてやる、その相手の自由を守ってあげることが愛だ。
君は、愛を、自分のもちもののおもちゃに対する愛着と勘違いしている。
相手は、かけがえのない生命をもった人間だ。
その人間を本当に愛しているなら、相手の思い通りの人生にしてあげることだ、
そのために君が生涯全力を尽くすことだ、
その時、相手から本当の愛がもらえる。
これは恋愛にかぎらず、人間関係すべてに言えることだ。
「相手の思い通りの人生にして上げること、
それを生涯つらぬくこと、
その時、君は本当の愛を知る。
自分が、与えられることを求めて、与えられないとダダをこねている子供の心だ。
おそらく、君は、彼女を失って、愛の本当の意味にきづくかもしれない。
しかし、今、気がつかないと、君は取り返しのつかない大切なものを失うことになる。
彼が、今、私の述べたことに気づくなら、二人の関係はうまくゆく、
しかし、今のままでは、彼は愛を、自分が得た大事なかわいいおもちゃへの愛着と勘違いしている。


私は看護婦になりたいという希望はすばらしいことだと思う。
看護婦はたいへんな道だ。
しかし、多くの人の役にたつ仕事だ。
私は応援したいと思います。

「20歳になったらすぐ籍入れる。結婚したらお金が必要。だから一緒に暮らして2人でバイトしながらお金を貯めて、結婚式をあげればいい。
俺は20歳までお前の意見のんで待つんやから、 結婚したら俺の言うこと聞いてもらう。お前は俺を待たせてるんやから、そのくらいはして当たり前。」

「20才まで待つんやから、結婚したら、おれのいうことを聞いてもらう。」

これはあまりに勝手な理屈だっと思う。
自分中心の論理です。
自分が定めた法律にお前は従えとなっています。
結婚したら、おれのいうことを聞いてもらう。
これは心配です。
「結婚したらお前の言うことを聞いてやる」でないと。
結婚しようがしまいが、お互いが対等に相手の意見を尊重しあって生きようとしないと、破綻する日がきます。
彼がこの考えを変えないと、愛する○○さんは、彼のもとから離れていってしまう。

「結婚をこれ以上延ばすんたったら、俺はお前を殺して俺も死ぬ」
「自分の言うことをきかないと、おれはお前を殺して、おれも死ぬ」
これは、愛ではなく、○○さんを自分の所有物、大切な所有物としてみなしています。
正直いってこわい発想です。
恐喝では、○○さんを自分のところにつなぎとめることはできない。
それがわかっていない。
○○さんを生涯大切にする。
○○さんの人生の充実のために、おれは全力でつくす
それが愛だ。
その逆になって、破壊的な方向になっています。
愛とは何かについて彼がわかってくれること、
ここが根幹だ。今の彼の考えであるかぎり、いずれ、かならず破綻することになるでしょう。
(お前の考えは納得できない。>と言う考え。
実は、(お前の考えを納得してくれる人はいます)
納得できない彼の心は、「支配欲」です
○○さんに愛をあげるのではなく
自分の手元にしておきたい支配欲となっています。
彼が、本当の「愛」の心に目覚めてほしいけど、彼は、○○さんを失って、それに目覚めるかもしれない。

もし、○○さんが、彼から去る日がくるとすれば、そのことを手紙でても相手に知らせることが必要だと思います。

でも「殺して死ぬ」と言っているから、こわいです。
ただ、○○さんも彼も、分かれる時、同じだけ苦しむことになります。
苦しみを乗り越えるしかありません。
彼のこの発想のままで、二人が、続くなら、そして結婚するならば、もっと苦しい事が待っています。
もちろん、彼が、自分の言っているあり方を根本から転換して、「与える愛」に目覚めれば、すべてうまくゆくようになります。
しかし、彼が、その発想に変わるのは、とても難しいだろうと予測します。
自分が失恋してとことん悩んで、学ぶと思います。
学ぶ手がかりは彼に与えておいてあげてほしいと思います。


「でも私は<お金が無いんやったらもっと結婚するのを先延ばしにして、お金が 貯まってから結婚すれば良い。急ぐ必要はない。子供は経済的にも精神的にももっ と余裕が出来てからじゃないと作ってはいけない。仕事はせめて一人前になってか ら辞めたい。給料の良い大病院に勤めたい。kくんの言う事を聞くんじゃなくて、 2人で話し合って納得して決めたい。でも今のkくんの考えは私も納得できない。 と思っています。」

○○さんの考えはとてもいいと思います。
私が、彼氏だったらは、○○さんに看護婦の仕事をやってもらないがら、結婚生活をおくります。
そんな夫婦はいます。

「ちゃんと思っていることは2人とも言っているのですが、お互い引こうとはしないし今日もずっとこんなことを言い合っていました。kくんの言っていることを突き通すと私の意見はなくなります。
でも私の意見を突き通すとkくんの意見は全く配慮されていません。」

正直いって、彼がまったくわがままで、愛を所有欲と勘違いしているから、○○さんの意見はなくります。

「kくんは私の意見を取り入れて我慢していくれているのに、私はkくんに何一つしていません。」

違います。彼が、愛を勘違いしているからです。
我慢してくれているというけど、それは違うのです。
君が彼の彼女である事実だけで、愛をあげています。
「何一つしてあげていない」ことはないのです。

「kくんのことをもっと考えて、支えてあげなけのじればいけないのは分かっているんですが、私にはどう支えてあげれば良いのか分らないんです。 私が折れれば話しは早いと思うのですが、私の意地とプライドが邪魔してそれだけはできないんです。」

私の意地とプライドではないのです。
当然のことなのです。
それを失ったら、○○さんは自分の貴重な人生への思いを失うから譲るわけにはゆかないのです。
彼が、愛しているなら、それを応援すべきなのです。
朝の連続ドラマの「ほんまもん」はそういうテーマでした。

「…そう思うと、相手の事全然考えてないし、自分の問題なのに自分で答え出せないし、すごく私自分勝手で情けなくなります。」

いや、実際は、まったく自分勝手ではありません。


「先生、いくら普段は一緒に居ると安心したり楽しかったりで『LOVE』という感情がお互いにあっても、考え方や価値観の根本が違っている人と一緒に暮らすのやっぱり難しいですよねぇ?」

そうおもいます。
単なるボーイフレンドなら、たのしくいけるけど、二人が生涯をともにしようとすると、愛が、相手に与えるという愛、相手の人生の充実に協力する愛にならないと、ラブの感じは、さめた感じに三年もたつとかならず変化し、色あせてきます。
考え方、価値観の根本の一致、これが一番望ましい、それが実現したら本当の愛に近づくでしょう。
違うと難しいです。

「そうと分かっているなら、20歳になる前になるべく早くサヨナラした方が良いと思いますか?」

以上、述べてきたとおりです。

彼氏に「本当の愛」「相手を相手の本質に従って伸ばしてゆく愛」をわかってほしいけど、文章を見るかぎり、○○さんという好きな人を失って、傷ついて、その中から少しでも、そこに気づいて欲しいけど、彼が気づいてくれるかどうか疑問ですね。
でも、彼の年ごろにこのことに気付けというのが無理です。
私が、彼の年頃で、同じ境遇だったら、さみしくて、同じように、早く結婚してと言うかもしれません。
でも、結局、人生の中でいろいろつまづいて、一番大切なことにきづいてゆくしかないのかもしれません。
○○さんを失わないためには、もっともっと大切なことがあるのに・・・
と思います。
看護婦の仕事もそうした「与える愛」の仕事だと思います。
一生懸命勉強して、いい看護婦さんになってください。
私が病気で入院したらよろしく。


(相談者)
お返事ありがとうございます。
先生のお手紙の言葉はその通りだと思います。
そうですよね。
私の意志は変えてはいけないですよね。
先生、私今日もう我慢できなくて、心の底から思っていることをkくんに言いました。
解りにくいので色分けしますね☆

 kくん青 私赤
 初めは些細なことから言い合いになり、kくんに『お前は自分の我を通しすぎや!』と言われて私は言い返しました。
『私はkくんが思ってるような良い子じゃない!kくんがしてほしいこと全部するなんてできへん!おばあちゃんやおじいちゃんの期待裏切って悲しませたくないし、私は看護婦さんずっとしたいの!』と。
するとkくんは『また家族か!もうそろそろしんどい。もういい。いつもいっつもこんな話しや!じゃあはっきりせいや!俺を取るか看護婦をとるか!俺を取ったら看護婦はできへん!俺はもう別れてもどうでもいいから!今どっち取るか言えや!』と言い出しました。
前も<親を取るかkくんを取るか>と言うのでもめて私は<親を取る>と言ったことがありました。
でもその時も"別れる"と言う言葉はkくんからは出てきたこともなく、この時の私はすごく驚きました。
私は『看護婦さんになりたいと思ったのは、最近じゃなくてずっとず-っと前からの夢。
家族の事もそうやけど、今まで追い続けてたもの・育ててもらった人を、そんな簡単にすぐに諦めることはできへん!でもそれはkくんも同じやん!もうすぐ付き合って8ヶ月になる。8ヶ月間ずっと一緒に居たのにそんな簡単には離れられへん!2人でもっと分かち合う事はできへんの?』と聞きました。
しかし『うるさい!こんな話しで分かち合うとか言って、実際に出来たことあるんか!早よどっちか選べや!』と言われ、私は『…じゃあ看護婦さんをとる。やっぱり私には看護婦さんは諦められへんの!kくんが私と一緒になりたいのは、ただkくんの寂しさだけやん。
私にはkくんの気持ち重たすぎる。
今までだって何回もkくんが望んでるような行動しようと思ったけど、出来たことほとんどないやろ?だから私にそんなに求められても答えてあげられへんよ。』と言いました。
kくんに『じゃあお前は俺と別れていいのか?』と聞かれきっぱりと『私には私の道があるから、kくんとは別れたい』と言いました。
kくんは『わかった』と言って帰ろうとしましたが、しばらく経ってまた戻ってきて『ごめんちょっと言い過ぎたな。落ち着いて考えてみれば俺のわがままや。俺カッってなったらなに言うかわかれへんやん。おまえも知ってるやろ?』と言われました。
確かにずっと前の<18歳になったら結婚してくれ>と言われて話し合った時から、些細なことで喧嘩した時でも少し時間が経つと<ごめん言い過ぎた。ゆきの気持ち何にも考えてなかったな。>と後で謝ってくれることが度々ありました。
『おまえが好きやからこうやって怒るねんで?嫌いやったら無視してるよ。看護婦にさせたくないのは、セクハラとかそー言うのが1番多い仕事やからやで?そんなところにおまえ働かせるのん俺は嫌やから反対してるねん。でもおまえがそこまで言うんやったら看護婦さんしていいから(小さい医院で)。寂しさやって言ったけど、それはそうかもしらん。でも俺おまえがおれへんようになったら生き甲斐がなくなるねん。そこまで俺から奪わんといてくれ。今から他のこと見つけるとかもう無理やねん。もうお前の為に、20歳なったら結婚する為にすべて犠牲にしてるねん。俺にはおまえが必要や。20歳で結婚するって約束してくれるだけでいいねん!だから俺の側に居てくれ!』と続けて言うのです。
でも私は『ごめんkくん。でも私無理やよ。20歳で結婚したら勉強だって満足にできへんし、実習とかあるから家事だってできへん。もちろんバイトなんてしてる余裕ないし全部が全部中途半端になるよ。それに、今まででもこんなにお互いの考え方違ってて喧嘩してるのに、結婚なんかしたらもっとひどくなるだけやよ?私自分勝手やから自分優先させてまうし、kくんの思うような奥さんにはなられへんもん。だから私と結婚したらkくんがもっとイライラするのん増えるだけ。kくんが私のこと好きになってくれたみたいに、kくんにもkくんのこと私より愛してくれる人が現れるはず!私にはkくんの奥さんになんかなる資格ないの!』と言いました。
それを聞いたkくんは『そんなこと言うなや。お前は資格ないことなんかない!俺が選んだんやから自分に自信持てよ!お前が勉強したいんならしていい。俺が就職したらいいことやし、家事だって2人で助け合ってやったらいいたやん。別に毎日冷凍食品でも文句言わへん。わががまなおまえでいい。言いたいことあったら我慢せんと言ったらいい。俺も言うし、その度に意見ぶつけてお互いの気持ち解りあったらいい。人の考え方は皆違って当たり前やろ?今までも少しづつ、そうやって俺もおまえも直してきたやん。20歳で結婚するって約束してくれるだけでいいから。だからもうそんなこと言わんといてくれ。俺から離れるなよ。』と言いました。


   先生、私kくんのこともっと信じてあげるべきだったのでしょうか?
それとも今をしのぐ為に言っているだけ?
kくんはカッとなると、自分勝手な部分しか出てきませ。
でも全てがそうではありませんが、後でちゃんと反省して私の気持ちを解ってくれる時もあります。
前よりそう思ってくれる時の回数が、だんだん増えてきているのも確かです。
20歳まで待っている間に、kくんは私の思いを解ってくれるでしょうか?
そう信じるのは、やっぱり私の甘い所だとおもいますか?
 先生のお返事、毎回納得できるしとても参考になります!
本当にありがとうございます!!
 心が少し楽になりました☆
でも先生の御行為に甘えちゃってばかりでごめんなさい。それでは、テスト勉強頑張りま~す☆


おはよう
コンピューターの時代ですね。
赤と青に分けて、私には対話を書くという発想が浮かびませんでしたが、わかりやすく正確に読み取りやすいですね。(^。^)

「お返事ありがとうございます。先生のお手紙の言葉はその通りだと思います。そうですよね。私の意志は変えてはいけないですよね。」

そう思います。自分の心の奥の願いを封じて、彼と生活することになっても、封じきれるものではありません。先で、その矛盾はもっと悲しい対立関係として噴出することになると思います。

先生、私今日もう我慢できなくて、心の底から思っていることをkくんに言いました。 解りにくいので色分けしますね☆ kくん青 私赤  初めは些細なことから言い合いになり、kくんに『お前は自分の我を通しすぎや!』と言われて私は言い返しました。『私はkくんが思ってるような良い子じゃない!kくんがしてほしいこと全部するなんてできへん!おばあちゃんやおじいちゃんの期待裏切って悲しませたくないし、私は看護婦さんずっとしたいの!』と。

「これは当然の大事な気持ちだと思います。
〇〇さんは、愛されて育って、そのことを通じて、愛がなんであるかを知っているのだと思います。
だから看護婦さんという愛そのもを職業にしたいという願いをもったのだと思います」

するとkくんは『また家族か!もうそろそろしんどい。もういい。いつもいっつもこんな話しや!じゃあはっきりせいや!俺を取るか看護婦をとるか!俺を取ったら看護婦はできへん!俺はもう別れてもどうでもいいから!今どっち取るか言えや!』と言い出しました。


「彼は、家族に恵まれて育ちませんでした。だから母が暴力的な父親から別れて、彼は父親のところにいる。・・・
そんな彼の生い立ちの背景が、そういう言葉を言わせていると思います。
だけど、家族を大切にしない考え方は、将来〇〇さんと結婚した後も、底流に流れるでしょう。
そして、自分にもどってくるでしょう。
他の人の家族を大切できない人は、自分の家族も大切にできません。
もし、〇〇さんの家族が〇〇さんを虐待しているようなケースなら、そんな家族を捨てて、いい家族をつくろうということはなりたつと思いますが、このケースで、根本的に家族を大切にするという考え方がないところが気にかかります。
お父さんの暴力を批判的に見る時、実は、お父さんやお母さんが、家族を大切にしなかった点を批判的にみなくてはなりません。
そしておれは家族を大切にする生き方をすると決意しなくてはなりません。
そして自分が家族を大切にする生き方をする時、相手の家族を大切にする気持ちもわきます。
だから、彼の場合は、まだ、若いから、いろいろ傷ついてそこに気付くしかないと思います。
家族に関しては、破滅的な方向にしかゆかない考え方です。
多分、彼の父親も、彼と同じ女性観をもっていたと思います。
つまり、自分の所有した大切な愛しい持ち物として、だから、自分の意志を通すために暴力にもなったと思います。
そして妻は逃げたと思います。
家族を大切にする。
相手を大切にする。
「愛」を与えるという観点ではなく、
「愛」をもらう観点だったのだろうと思います。
そこに夫婦の破綻があったと推理します。
彼は、〇〇さんを失った後も、そこに気付かなかったら、父親と同じ失敗をおかす可能性があります。」


前も<親を取るかkくんを取るか>と言うのでもめて私は<親を取る>と言ったことがありました。でもその時も"別れる"と言う言葉はkくんからは出てきたこともなく、この時の私はすごく驚きました。


「いや、私にはその心理はわかります。
『別れる気などは少しもありません』
どっちをとるかせまって自分をとるといってほしかったのです。
けど、どっちをとるかという発想じたいが無理があることに悲しいけど、彼は気付いていません。」


私は『看護婦さんになりたいと思ったのは、最近じゃなくてずっとず-っと前からの夢。家族の事もそうやけど、今まで追い続けてたもの・育ててもらった人を、そんな簡単にすぐに諦めることはできへん!でもそれはkくんも同じやん!もうすぐ付き合って8ヶ月になる。8ヶ月間ずっと一緒に居たのにそんな簡単には離れられへん!2人でもっと分かち合う事はできへんの?』と聞きました。


「〇〇さんの提案がもっとも現実的で彼に対して、そして家族と自分の将来との両立をめざした誠実な対応だと思います」


しかし『うるさい!こんな話しで分かち合うとか言って、実際に出来たことあるんか!早よどっちか選べや!』と言われ、


「どっちか選べという発想にそもそも無理があります。
むしろ、相手の希望が実現してゆくこと自体を喜ぶという気持ちが本当は「愛」なのですが。
やはり、てもとに置いておきたい所有としての「愛」だから、こういう発想になるのだと思います。


私は『…じゃあ看護婦さんをとる。やっぱり私には看護婦さんは諦められへんの!kくんが私と一緒になりたいのは、ただkくんの寂しさだけやん。私にはkくんの気持ち重たすぎる。今までだって何回もkくんが望んでるような行動しようと思ったけど、出来たことほとんどないやろ?だから私にそんなに求められても答えてあげられへんよ。』と言いました。
kくんに『じゃあお前は俺と別れていいのか?』と聞かれきっぱりと『私には私の道があるから、kくんとは別れたい』と言いました。kくんは『わかった』と言って帰ろうとしましたが、しばらく経ってまた戻ってきて『ごめんちょっと言い過ぎたな。落ち着いて考えてみれば俺のわがままや。俺カッってなったらなに言うかわかれへんやん。Oも知ってるやろ?』と言われました。確かにずっと前の<18歳になったら結婚してくれ>と言われて話し合った時から、些細なことで喧嘩した時でも少し時間が経つと<ごめん言い過ぎた。Oの気持ち何にも考えてなかったな。>と後で謝ってくれることが度々ありました。


「この後で謝っているけど、問題は、その中身なのです。
自分の発想自体が、相手を遠ざけているという根本のところにきづかずに、なだめ、すかしで、なんかと、自分の気がとても気に入って所有しているものが逃げてゆかないようにとの、なだめ、なのです。
彼が相手を幸せにする、
相手に与える愛にしないとだめだという根本のところにきづかなかったら
それに気付いたら、謝る必要はありません。
謝る問題ではないのです。
彼は自分の思っていることを言っているのだから。
相手に与える愛に発想がかわったら、彼は何も失うことがなく、ハッピーな人生になるのに、もらう愛、所有の愛着になっているのです。
〇〇さんのことをとても気にいっています。
でも、〇〇さんのことをとても気に入る人はこれからもたくさんあらわれるでしょう。
自分を気にいってくれるかの程度の強さで彼氏、あるいは結婚相手を選ぶべきではありません。
それは一つの要素ではありますが、問題はその次です。
だから、相手に幸せになってもらいたい、相手が充実した人生になることを援助しようと・・そういうスタンスの人でないと、・・・将来破綻します。


『おまえが好きやからこうやって怒るねんで?嫌いやったら無視してるよ。看護婦にさせたくないのは、セクハラとかそー言うのが1番多い仕事やからやで?そんなところに働かせるのん俺は嫌やから反対してるねん。でもそこまで言うんやったら看護婦さんしていいから(小さい医院で)。寂しさやって言ったけど、それはそうかもしらん。でも俺おまえがおれへんようになったら生き甲斐がなくなるねん。そこまで俺から奪わんといてくれ。今から他のこと見つけるとかもう無理やねん。もうお前の為に、20歳なったら結婚する為にすべて犠牲にしてるねん。俺にはおまえが必要や。20歳で結婚するって約束してくれるだけでいいねん!だから俺の側に居てくれ!』と続けて言うのです。


「Pが好きやから、こうやって怒っている。・・・その言葉にうそはないと思います。
本当に好きなんだと思います。
嫌いやったら無視している
そのとおりです。
彼は好きなのです。
君のことをたいへん気に入っているのです。
でも、あなたのことを気にいる人はたくさん、あらわれるでしょう。
問題は、その次です。相手が社会人として職業人として成長してゆくことを、あるいはまわりとの人間関係もうまくいって、ともに喜んでくれる人でなくてはなりません。
気になるのは、あなたが生き甲斐になっているところです。
彼自身の生き甲斐、今、バイトをしているかもしれませんが、彼のことはわかりませんが、たとえば、調理師をめざしているとしら、調理師として腕をあげるとか、よくテレビで貧乏脱出大作戦というのをやっていますが、それぞれの道で、考え方の甘い人はなかなかうまくゆきません。
社会人、職業人として、何かを身につけ、がんばるなどの目標がほしいですね。
そうした自分の目標に向けてがんばる時に、恋人は大きな励ましになくるでしょう。
恋人自体を目標にしてはだめです。
これは結局、愛を、大切な持ち物、所有としての愛と勘違いしていることからおきています。
彼が他に生き甲斐をもたず、の形で、結婚していったら、おそらく、〇〇さんは、息がつまって、心の底から反抗がおきるでしょう。
その時、壁は、〇〇さんになる可能性があります。


でも私は『ごめんkくん。でも私無理やよ。20歳で結婚したら勉強だって満足にできへんし、実習とかあるから家事だってできへん。もちろんバイトなんてしてる余裕ないし全部が全部中途半端になるよ。それに、今まででもこんなにお互いの考え方違ってて喧嘩してるのに、結婚なんかしたらもっとひどくなるだけやよ?私自分勝手やから自分優先させてまうし、kくんの思うような奥さんにはなられへんもん。だから私と結婚したらkくんがもっとイライラするのん増えるだけ。kくんが私のこと好きになってくれたみたいに、kくんにもkくんのこと私より愛してくれる人が現れるはず!私にはkくんの奥さんになんかなる資格ないの!』と言いました。


「相手を傷つけないように、適切に言っていると思います」


それを聞いたkくんは『そんなこと言うなや。お前は資格ないことなんかない!俺が選んだんやから自分に自信持てよ!お前が勉強したいんならしていい。俺が就職したらいいことやし、家事だって2人で助け合ってやったらいいたやん。別に毎日冷凍食品でも文句言わへん。わががまなPでいい。言いたいことあったら我慢せんと言ったらいい。俺も言うし、その度に意見ぶつけてお互いの気持ち解りあったらいい。人の考え方は皆違って当たり前やろ?今までも少しづつ、そうやって俺もPも直してきたやん。20歳で結婚するって約束してくれるだけでいいから。だからもうそんなこと言わんといてくれ。俺から離れるなよ。』と言いました。


  「彼の気持ちはいたいほどわかります。
でも、彼の発想の根本にあるもの「所有」の愛、そこから、「与える」愛に、根本のスタンスを変える必要があります。
次に彼女ができた時にも、仮に彼についてきてくれたからといっても、
夫婦喧嘩が絶えないという悲惨がまっています。


先生、私kくんのこともっと信じてあげるべきだったのでしょうか?それとも今をしのぐ為に言っているだけ?kくんはカッとなると、自分勝手な部分しか出てきませ。でも全てがそうではありませんが、後でちゃんと反省して私の気持ちを解ってくれる


「かっとなって自分勝手なことを言ってしまったのではないと思います。
さきほどからいうように「愛」に対する姿勢が、もらう愛で、あたえる愛ではないのです。
残念ながら、愛に対する根本的なスタンスがまちがっています。
私は教育者としては彼のことを信じて、そうしたことに気付かせて、幸せな人生に導いてあげたいと思います。
けれども、娘の結婚相手としてみた時には、その「反省」「気持ちがわかる」というのは、ただ、つなぎとめておくための、なだめ、すかし、なのだということをアドバイスせざるをえません。。


20歳まで待っている間に、kくんは私の思いを解ってくれるでしょうか?そう信じるのは、やっぱり私の甘い所だとおもいますか?


「20才まで待っている間に、彼はきづくだろうか。という問題です。
教育者としては、そう言いたい。
しかし、恋愛や結婚という見方から見た時、・・・人生が一度であり、将来、そいとげる人と考えた時、・・・なるべく彼を傷つけないように、早く別れた方がいいかもしれない。
もっとけんかして別れることになるか、あるいはもっと愛着を深めた上で、別れる時の心の痛みをさらにいっそう深くして別れることになくと思う。
相手への愛着が増せば、増すほど、 別れは、それに正比例して、大きな苦しみを伴う。
愛憎の両方が深くなる。
最終的に破綻することが見えていると思う。そうなら、なるべく、早い方がいいと思う。相手が傷つかないように
けど、相手にまだ想いがあると思わせたら、相手はストーカーになってしまう。
相手の発想が、所有物としての愛の人だから、正直言って、私は本当にこわいと思う。
なるべく冷静に言い合いにならないように
相手のプライドも大切にしながら
そして、相手の苦しみの分だけ、別れは、〇〇さんも苦しむことを覚悟しないといけない。心のそこで苦しむことになります。
それを乗り越えてゆくしかありません。


最後に、私は大学時代に何年(4年くらい)もつきあった恋人がいました。
おわりごろ、途中であきてきてちょっとだけ心がわりしかけたことがあります。
でも、この人しかいないとおもって、結婚を相手の誕生日に予定しました。
そのことを彼女が職場の上司に報告しました。
すると、職場で彼女に好意を寄せていた男性が猛烈なアタックをしました。
私とは、仕事も違い、話があいませんでした。
ところが、彼は、職場で悩みの相談に乗ったりして、いろいろ信頼している人で、その猛烈なアタックの前に、彼との結婚を選びました。
恋愛途中で私の不誠実な態度があったので、彼女に不満がでてきて、「別れたい」とか言っていたので、私が悪かったです。
でも、彼女を失って、人生最大の精神的どんぞこでした。
でも、その時の彼女の判断はまちがいでした。
後に彼女とあった時、結婚相手としては私の方がよかったと本音を言っていました。
好きの強さの程度からいうと、私は彼女に対する好きの程度は低下していました。
職場の彼の方が好きの程度はうんと高かったのです。
でも、結婚生活は好きの程度の問題ではありません。
彼女の方は結婚後、ワン・マン的な彼氏とトラブルつづきだったわけです。
誰を結婚相手に選ぶのか、相手の愛のあり方をみきわないといけません。
〇〇さんはすごく大きな勉強をしました。
平穏に事態が進むことを祈っています。
では、テスト勉強がんばってね。










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