Song for World Peace - by MalayalaM - Dublin - Ireland (video inspired by god of star)



日米軍事同盟から日米平和友好条約へ
This argument of Mitsuki is very important in order to create peaceful world

1)
前に述べたようにアメリカ軍が連合軍の主力として1945年に日本を占領し、
戦前の軍国主義体制を倒し、数々の民主主義改革を指導したことは
日本の歴史に巨大な意義があったと思います。

しかし、あらゆるものがそうであるように
時間の経過とともに事態は変化してゆきます。

その後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、現在のイラク戦争など、
日本の米軍基地はアメリカ軍の世界展開に役立ってきました。

1954年(1950年)に復活した日本の軍隊である自衛隊も
アメリカ軍と戦前の軍の幹部の指導のもとに大きく育てられて、
今日では、アメリカ軍といつでも共同の戦闘ができるまでに
日米軍事同盟は実体化してきました。

そして日米の指導者たちは、憲法9条さえ変更できたら、
アメリカ軍とともに日本自衛隊が世界で戦闘に参加できるのになあと
これまでよりも強く感じるようになり、
国民世論の誘導がなされていると思います。

2)
さて、アメリカ軍が日本の平和と民主主義を守ってくれる役割を果たしているか、その逆なのかという論点です。
日米軍事同盟と在日米軍基地があった方が日本の9条を守ることができるのか、
右翼的方向にストップがかけやすいのかについて考えてみましょう。

それに対する答えは、この間にアメリカの高官が、たびたび日本の9条を変えろと圧力をかけていることから分かると思います。
アメリカの指導者としては、イラク戦争など世界の戦争で米兵の死者を減らし、
アメリカに忠実な日本の自衛隊の人に闘って死んでほしいと思います。

もし、無念にも9条を改悪されてしまったとして、アメリカの戦争にアメリカ軍とともに日本の自衛隊がその戦争に参加するようになった時点でも、
日米軍事同盟をやめて、日本に基地をおかず平和友好条約にしようという運動を展開しつづける方が、
日本自衛隊の参戦にブレーキをかける方向ではないでしょうか。

3)
また、民族民主革命の一貫として日米安保条約の廃棄を日本共産党が目標に位置づけたこと、
またかつて日本共産党のみならず、広範に安保廃棄の大衆運動が展開し、米軍基地反対の闘争がおきたことは、
日本の右翼的ナショナリズムのエネルギーを吸収し、右傾化の速度を減らしたと思います。

一般の人々は社会中心思考(自分たちの所属する集団中心思考)レベルの人々がほとんどですから、
もし、そうした運動がなかったら、
本物の右翼が登場し、その運動が、人々のナショナルなエネルギーを吸収したでしょう。だから、米軍基地反対の運動は、日本の右傾化を防いできたと私は思うのです。

最近、身体のエネルギー・ワークを勉強していますが、
エネルギーは流れる先をもとめています。
社会運動にもあてはまるなあと思います。

(ただし、1970年代にみられたヘルメットをかぶった基地闘争などの過激なあり方は、大衆のエネルギーの流出先を政治的な方向から、そらせてしまったのではないかと思っています。
デモに気軽に参加できる雰囲気ができる工夫が必要と思います)

4)
1990年代にソ連圏の「共産主義、社会主義」が崩壊しました。
安保反対を唱えながら、
ソ連や北朝鮮などと友好関係をもっていた社会党が信頼を失い瓦解しました。
それは、ナショナリストの基盤にあるエネルギーに社会党が依拠していなかったからではないでしょうか。

日本共産党は、その自主独立路線によってナショナリストが基盤とするエネルギーに依拠していたため
ソ連などの崩壊によって支持基盤はゆるぎませんでした。

しかし、マルクスと社会主義という普遍思想が全体として信頼を失うなかで
日本共産党の支持基盤が新しい世代にひろがる点で困難に直面していると思います。

日本にある米軍基地反対という日本共産党などの勢力がなかったら
反米ナショナルなエネルギーを吸い上げる本物右翼が支持基盤を広げる可能性があり
これからも、米軍基地撤去を革新勢力が主張する意義はさらに大きくなると思います。
それなしには、米軍基地反対を日本ナショナリズム右翼がになうことになります。

5)
アメリカ「帝国」が世界的に崩壊する時、
たとえば、9・11のブッシュのテロがばれて、アメリカに革命がおきて、全世界から軍隊を撤去したとしたら、
もし、平和と民主主義勢力による日米軍事同盟とアメリカ軍基地反対、そしてアジア周辺諸国の人々との連帯運動が存在しなかったら
そこには日本ナショナリズムや各国右翼の率いる対立・紛争の世界があらわれます。

6)
ソ連圏からロシア軍が撤退した後、民族紛争、宗教紛争が激化しました。
サーカーは「共産主義の崩壊した後の思想的空白に悪魔的思想が入り込む、急いでプラウト(進歩的社会主義)の思想を広めよ」と弟子たちに言っていました。
社会主義は理念の上では普遍思想でした。
それが人々に幻滅を与えた後
自分の民族中心と自分の宗教中心のより低次の社会中心思考(自分たちのグループ中心思考)の人々が社会運動の指導権を握り、紛争の世界をつくりだしました。
イスラム原理主義や民族主義、国家主義の勢力です。

これからやってくるアメリカ「帝国」崩壊の時、
アメリカ富裕者の世界経済支配とアメリカ軍の世界的展開が崩壊した後
アメリカのやってきた悪事が世界中にばれて、
人々が「自由と民主主義」という普遍思想に幻滅をもち
ソ連崩壊で社会主義が権威を落としたように
その思想的空白に悪魔的思想が入り込みます。

自由と民主主義よりも低次の小泉、安倍、石原、あるいは民主党タカ派の
後継者たちの日本中心思考の意識がリーダーシップを握り、
その時、アジアでもナショナリズムの衝突、紛争が激化します。
(これは今、生じつつあることでもあります)

6)
つまり、日米軍事同盟に反対し、基地を亡くして日米平和友好条約へ転換をめざす勢力が強くなり、
その勢力が寛容と民主主義のもとに団結して力を拡張して、
来るこの社会サイクルの終わりの日にそなえる必要があります。
市民社会フォーラムのような会がでかくなり、
しっかり議論して多様な勢力が信頼関係を醸成しつつ、次の社会サイクルの時代を迎える必要があります。

それは、様々な多様な流派のエネルギーを吸収できるから
人々を悪魔的方向に引っ張ることを阻止する波動を日本社会に引き起こすことができると思うのです。

一般の人々の社会中心思考のもつ人々のふるさと、郷土を愛するエネルギーを ナショナルなドグマにしている勢力(ドグマというのは、ナショナルな枠を超えて心が拡張しないように愛国主義の枠をはめること)が吸収するのでなく
人々のふるさと、郷土を愛するエネルギーを吸収しつつ、
それを世界中心、生命中心思考への心を拡張させることができる
レベルの高い人間のグループが
周辺諸国の人々と連帯して、アメリカ軍なき後の平和構想を深めつつ
運動を展開してゆく必要があります。

現代の運動のあり方の中に未来の萌芽があるからです。


This article argues that after when collapse of Soviet Union,in Soviet bloc as nation conflicts happened, after when collapase of United States empire, nationalism which is lower thought is possibility to make world of conflicts and war.
In order to make up peace world social forum movement should bring up leadership having universalism.
This argument of Mitsuki is very important in order to create peaceful world.





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