popular front perumbavoor megala rally- face to face full - YouTube_x264_001.mp4 (video inspired by god of star)



統一戦線と社会フォーラム運動の意義
Democratic politics should be based on consensus of civil society

昨日、「都知事選」にかかわる「統一戦線」構想に、言及させていただきました。
ただ、どうしても心の奥にしこりが残りますので、もう一言、付け加えさせていただきます。

「統一戦線」とは、20世紀に登場しました。
私たちは、20世紀型の「統一戦線」を「含んで超えてゆく」必要があります。

1)
なぜ、「含んで超える」必要があるのでしょうか。

多様な立場や目標をもった政党、政治勢力が、その時代の主要課題に一致して取り組むのが「統一戦線」だと理解しています。

実際に成立した統一戦線は、1936年のフランス人民戦線,スペイン人民戦線。37年以降の中国における抗日民族統一戦線、1970~73年のチリの人民連合政権などでした。

しかし、スペイン人民戦線は、ヒトラードイツに押されたフランコ、チリ人民連合は、アメリカに押されたピノチェトという軍人による反乱で多くの死傷者が出、その後、独裁政治がつづきました。
フランスは、ドイツに占領され、それへのレジスタンスに移りました。
中国は、抗日という課題に勝利した後、国民党と共産党の内戦になって、共産党が勝ちました。

以上のことから、20世紀に登場した「統一戦線」は、一時的で局所的なものだったことがわかります。そして、たいていは、中国のように再度、対立が再燃したり、チリやスペインのように反乱に敗北して、いっそうひどい独裁に陥りました。

だから、私たちは、20世紀型の「統一戦線」を「含んで超え」なくてはなりません。

2)
では、どう考えるべきでしょうか。
わたしは、政党や政治勢力だけの統一戦線には限界があり、安定した未来をのぞめないと思います。

わたしが、参照しているサーカーは絶えず、大衆の政治意識を高め、反搾取意識を高めなさいと言いますが、政治家に過度に期待するなと言います。
「政治家は必要なものを提供できません。人間の歴史の最近の6000年の間に、彼らはあらゆる歩みで.失敗してきました。それゆえ、社会のいかなる領域でも、政治家の指導とその試みへの誘惑に抵抗することが賢明です」Various Occupations

この文章は、ある特定の政党なりに信頼を寄せて活動しておられる方々がおられたとして、それと矛盾するものではないと思います。

この世のすべては、不完全なもの(相対的真理)です。
政治家もどんな立派な人でも、不完全な領域を超えることはありえません。
自分が支持する政党の指導者に、完全をもとめてはいけません。
どんな立派な政党でも立派な指導者でも、この世にあるものは、すべて不完全なのです。

もし、ある政党の党員が、指導部に完全をもとめていると、ずっと自分の党に不満をもって生きるか、あるいは自分の判断を放棄して、全面的に指導部のいいなりになるかの二つしかないでしょう。

まず、私たちは、すべてが不完全であり、不完全だと認識した上で、相手を認めることが必要です。

さて、サーカーが言うように、権力を争う政治家と政党には、スピリチュアリティという人間性にかかわるところで、限界があります。

立場の違う相手のいいところをすなおに認めて、自分がへりくだることはできません。
いかに自分が立派であることを宣伝しなければ、大衆の支持を得ることができません。
これは、権力の座をめぐる争いをせざるをえない政党や政治家の宿命だと思います。
昨日、〇〇〇党の綱領を見ながら、考えみましたが、憲法9条で一致することは可能ですが、部落問題をめぐっては、同和行政は廃止すべきだという〇〇党とその支持者、同和行政を継続しようとする〇〇〇党の立場は、激突せざるをえません。
(http://www2.gol.com/users/hiroshima.eri/youkyusyo/03.7.1.htm  前に紹介した元三次の八次小学校の岡田先生にかかわる教職員組合レベルの文章があります。岡田先生は私の知人です)

そして〇〇〇党の綱領には、〇〇党、〇〇党、〇〇党との統一戦線をめざすとありますが、自分たちが中心になって指導しないとうまくゆかないと最後にあります。
結局、政党は、権力を奪い合う組織ですから、自分の党がヘゲモニーをとろうと思います。

例として〇〇〇党の綱領をあげましたが、政党であるかぎり、どの政党も本質的に謙虚であることはできません。ポーズで謙虚にすることはありえても。
自我は肥大化します。

政党は、そういう宿命をもつ存在なのだと思います。
かりに統一戦線が成立し、勝利しても、後では指導権争い、そして分裂が待っています。
大衆は支持する政党や政治家にしたがって、分裂してゆきます。
大衆は失望し,後にはより悪質な政治がやってきます。

スピリチュアリティが大切にするのは、自分の心の中の汚れた部分をクリーンにしてゆくことです。「空」「無」とは、心の属性をとりはらって、純粋の意識だけにすることです。

3)
だから、私は、20世紀型の統一戦線の限界を超えるべく、ブラジルに「社会フォーラム運動」が発生したのだと思います。

とりあえず、自分の支持する「政党」をわきにおいて、
誰もがそれぞれの不完全な真理をもっているとして「真理を独占しない」、
そして、一人一人がすべて違うという「多様性」、
現状の資本主義のあり方の対案を追求して認識を深める場、様々の団体や個人が知り合う場ということにして、
「多数決」をとって「決議しない」、
「フォーラムの見解を代表するものはいない」「非暴力」・・・
そういうことが世界社会フォーラム原理憲章に書かれています。

こうやって、多様な市民、住民が、交流し合う場をつくったことは、政治レベルでの分裂をゆるさない確たる市民の側の永続的な連帯と団結をつくりあげることだと思います。
政治がどう変化しようが、政治を改善させつづける市民の側の「多様性を前提とした統一」が、必要だと考えるのです。

これなしの統一戦線は、弱い土壌の上にたつ建物です。
土壌が弱いから、反革命という地震にも弱いし、内部でひび割れもします。
20世紀の統一戦線は、そういうしっかりした人民の団結の上に立たないものでした。

私たちは、過去に、70年代に東京、大阪、京都、そして90年代?沖縄に、革新自治体の経験をもっています。しかし、しっかりした人民の側、市民の側の「多様性にもとづく統一」の意識的な追求がなしに、政治家、政党レベルの統一の追求で終わりました。 (ただし、沖縄は、前に〇〇さんが紹介されていましたが、市民、大衆レベルで、党派を超えたつながりがあるみたいで、それが政治レベルでも継続して統一候補を立てている土台になっているのではないでしょうか)

市民の側の「多様性における統一」の運動をする必要があります。この課題は誰もやってくれません。

20世紀になって、奇しくも、世界社会フォーラムの発足と時期を同じくして、〇〇さんなど、数人の若者が、この「市民社会フォーラム」を開始し、事実上、市民レベルでの「多様性における統一」運動を開始しました。

この「市民社会フォーラム」の発展は、21世紀型の「統一戦線」のしっかりした土台をつくってゆくことになります。

4)
 市民社会フォーラムは、「認識を深めあうこと」「人やグループ間のつながりをつくる」という世界社会フォーラムの二つの課題を、実のある形で、小規模ながら実現しつつあります。
私の見方からは、世界社会フォーラムの日本版として登場しつつあるように見えます。
それは、日本社会における歴史上の出来事だと思っています。

(略)

実行委員会(世話人)で、市民社会フォーラムのホームページにしる参加呼びかけに加えて、世界社会フォーラムの原理憲章を参考にhttp://japana.org/wsf/charter.html 簡潔な運営原則を決めます。
以下は、運営原則についての、たとえばの話です。

(ア)対立や立場、意見の違いはそのままにする。多様性を前提とした交流の場を設定するのが目的である。
(イ)一致点の拡大はめざすが決議はとらない
(ウ)何人もフォーラムを代表する見解を述べる権限はない。 
(エ)非暴力と他人の意見を尊重する姿勢をもつ人に開かれている。

  どんな人が加わってくるかもしれません。ひょっとしたら運営原則に反する行いをする人がでてくるかもしれません。
たとえば、(「野次をとばす」「社会フォーラムを代表した見解として自分たちの意見を公表する」などの人については、参加を遠慮していただきます)というような付帯事項が必要かもしれません。
あくまでフォーラムが「認識を深める場」「様々な人やグループの重層的なつながりをつくってゆく場」として発達させるために、そのような運営原則が必要ではないかと私はおもうのです。

(略)
すなわち〇〇さんの手弁当から、財政基盤をもった実行委員会方式の市民社会フォーラムへ発展させるのは、どうでしょうか。


This article is about relationship between politics and civil society.
Democratic politics should be based on consensus of civil society.
Mitsuki argues that social forum movement which make up consensus of civil society should be held in many area.
Project of Heaven and gods support idea of Mitsuki.




H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

appeal of gods of star

all H.P. of project of Heaven and gods

このページの先頭へ