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69 ホロン構造をもった人類社会へのビジョン
vision of holon structured society

This article is vision of holon structured society.
This vision is same vision of eternal peace socialist earth government.
Mitsuki did assistant of project of Heaven and the gods before down of documents of Heaven.

この論文は,ホロン構造をもった人類社会へのビジョンを述べたものです。
このビジョンは永遠平和の社会主義地球政府のビジョンと同じです。
みつきは天の文書をおろす前から天と神々のプロジェクトのアシスタントをおこなっていたのです。



①ホラーキー型社会をめざす ②9条をすべての国にひろげ、放棄した軍備を人類政府に集中させる


まえがき

 ケン・ウィルバーの四象限の視点、すなわち「宇宙のすべての実体は、内側と外側をもつ。集合体の中で個体が存在する」、そしてホロンとホラーキーの視点、すなわち「すべてのリアリティは、ホロンとホラーキー階層制からなる」を私は受け入れます。(詳しくは、「進化の構造1」春秋社の最初の方にでてきます)

 そして国家は「共同業務を担っていると同時に支配階級の利益を守る側面がある」という考えを受け入れます。そのうえで、私たちがめざすべき社会のあり方を考察します。


1)共同業務を担うホラーキー構造の一ホロンレベルとしての国家

(1)共同業務と国内ホラーキー階層構造

共同業務は、下部ホロンに決定権をおろす中で、ホラーキー階層制の中に分散できます。
たとえば、区、町村ホロンレベルの地域住民がその地域開発の決定権をもち、その代表者が郡、市ホロンレベルを構成し、それが区、町村レベルの決定の調整を行う。
さらに郡、市ホロンレベルの代表者が都道府県ホロンレベルを構成し、調整を行う。
さらに近畿、東海といった地方レベルホロンも構成し、広範囲にわたる調整を行う。
さらにその代表者が、日本全体レベルの調整をおこなう。
遠く離れた地域に本社がある企業の活動は、地域住民レベルのホロンによって規制される。
国家レベルの法律によって規制される面も当然、残りますが、地域住民が下から決定と調整を積み重ねてゆくところに、その特徴があります。

共同業務のうち住民の生命と財産を守る犯罪防止と防衛があります。
まず前者の犯罪防止は、区、町村レベル、郡市レベル、県レベル、地方レベル、国レベルに対応するホラーキー階層構造となっている警察機構が担当します。
ホラーキー階層構造は住民の自治意識や防犯意識を高め、警察と住民との協力関係が発達するでしょう。

(2)憲法9条の精神の維持と国家ホロンの上位ホロンの形成

共同業務のうち防衛については国家ホロンレベルのみに業務が集中し、軍隊という武力装置が伴います。
ナショナリズム(民族主義、国家主義)は、国家ホロンレベルの肥大化の病です。

「憲法9条」の精神を守りつつ、「国際社会で名誉ある地位」を守る道はどこにあるでしょうか。

昨日(2004年8月13日)アメリカのパウエル国防長官が「日本は、9条を変えたら国連安保理に入れてやる」との趣旨を発言したそうです。
アメリカとともに国際社会の共同業務として日本の自衛隊がともに戦争に戦う道に参加せよということです。
これは日本の防衛の領域をはるかに超えて地球の反対側まで軍隊を出す道です。

国民国家(ネイション)ホロンが最終のホロンではありません。
20世紀に国連という国民国家ホロンを「含んで超える」上位ホロン、すなわち人類全体を含む世界政府ホロンの萌芽が誕生しました。
私たちは、国民国家が人類社会の至高のホロンでないことを人々に気付いてもらい、人類社会と人類政府の共同業務をおこなうホロン形成への道をひらいてゆかなくてはなりません。

人類政府ホロンが成立した時、各国の防衛という業務は、真に人類社会の共同業務になります。
その時、各国は日本国憲法9条にある「戦力の放棄」を受け入れ、人類政府ホロンに武力、戦力を集中します。
もちろん核兵器も人類政府に集中されます。これが真に核拡散と核兵器廃絶につながります。

すなわち憲法9条を守り、かつ9条の精神を世界に広げる課題と人類政府ホロンを形成する目標を広げることは統一的に進めてゆかなくてはなりません。

(3)国家はホラーキー階層構造の正常な一ホロンレベルへ

人類政府ホロンが形成された時、共同業務は、人類ホロンレベル、国ホロンレベル、地方ホロンレベル、県ホロンレベル、市町村ホロンレベルで、共同業務の性質に応じて分担されます。

国は、人類ホロンから国、地方、県、市町村ホロンレベルへのホラーキー構造の正常な一ホロンレベルに位置づけられます。
それによって、国ホロンレベルの肥大化と愛国主義(ナショナリズム)の病は、自然に克服されてゆきます。

人類共同業務を担う人類ホロンが必要であるとの意識を高めること、国を共同事務を担う統治機構のホラーキー階層の適切なホロンレベルに位置づくようにしてゆく努力の中で、国のホロンレベルを特別に肥大化させる動きに反対してゆくことが必要です。
たとえば地方、県、市町村レベルの教育の場で愛国主義的自覚を高めようとする強まりつつある動き(国旗、国歌教育の押しつけや「新しい歴史をつくる会」の教科書など)です。

江戸時代の薩摩と長州という意識が、今日、鹿児島県と山口県人の意識になり、国ホロンと県ホロンの階層構造の中に安定しています。
このように国を「含んで超えた」人類レベルのホロンの意識が広まり、かつ実際に人類政府が成立するならば、自分は人類政府の一員であり、日本人であり、あるいは韓国人であり、そして〇〇県の住民で、〇〇市の住民であるとかの重層的な意識になるでしょう。
人類ホロンレベルから市町村ホロンレベルまでの心の外面の階層構造に対応した内面の多重的帰属意識構造が生まれるでしょう。
心の内側と外側は対応しているからです。

国民体育大会で、県代表が自分の県のチームを応援して旗をふることに違和感がないように、オリンピックで自分の国の代表に旗をふることに異をとなえているのではありません。
(もっともオリンピックの規定にもナショナリズムを強化しないように国の旗、歌とは決められていないそうです。また君が代、日の丸が適切なシンボルかはここではおいておきます)

(4)あらゆるレベルの搾取(利用)に対して闘う組織を

次に「国家は支配階級の利益を優先する側面をもつ」という側面を考えてみましょう。

国家ホロンをホラーキー階層の構造の一レベルとしてとらえます。
現段階では、いくらそのようにみても国家ホロンが法律、軍隊、警察という強制力をもつ最高次元のホロンとなっています。
歴史の現局面では、財に奉仕する政治になっています。
国家による規制を緩和させて、グローバル市場経済の流れの中の自由化で力ある巨大企業が自由に富を集中できるシステムが広がりつつあり、貧富の格差が拡大しつつあります。
そしてそれと並行して、国家主義を強化して、国家以下のホロンをヒエラルヒー構造にしようとする動きが強まっています。

これについてはヒエラルヒー階層構造に対してホラーキー階層構造の対案を示して闘うこと、そして次に述べる経済民主主義を軸とするあらたな経済構造への対案をひろげて、闘ってゆくことが必要です。

ホラーキー階層構造、次に説明する経済民主主義の理念に賛同する広範な人々を結集した組織をつくらなくてはなりません。
その組織は、ホラーキー階層制にもとづいてつくられます。

そしてこの組織はあらゆる搾取(利用)と闘う革命的組織ですが、国家権力を握ることをめざしません。
したがって政党化しません。
市町村のすみずみまで広範な人々をホラーキー階層構造にもとづいて組織します。
これまでのあらゆる社会運動を理念的に統合して、かつ連携して、より高いレベルに到達させてゆきます。

そして共同業務を担う統治機構のホラーキー構造のどのレベルにおいても搾取はありえます。
この組織は、各ホロンレベルで搾取的、あるいはヒエラルヒー的構造になってゆく動きと闘います。
搾取は上位ホロンが下位ホロンを命令するところにあるだけではなく、同じホロンレベルにある一ホロンが肥大化し、すなわちボス化し、周囲を困らせることもありえます。
それらのホロンの肥大化の克服も課題とします。
もちろん、次に述べる職場のホロンレベルについても適切なホラーキー階層制になるように闘います。

(5)経済民主主義=ホラーキー構造の経済組織へ

企業についても、小企業、小経営はそのままです。
大企業は、協同組合として、内部の階層構造がホラーキーに組織され、社員の決定権が強まります。
巨大企業が分解されて、協同組合化されます。
生産が大規模で公共的側面が強いものは地方自治体の経営にうつります。
基本的には民営化ですが、Privatizaiton(私有化)ではなく、Peoplization(民衆化)の民営化を進めてゆきます。

すべての人間に働いて糧を得ることを保障しなくてはなりません。
したがって、次の職場を世話することなしに首切り、リストラできない法律をつくります。

以上のイメージは、ソ連型社会主義の正反対であることがわかるとおもいます。
モスクワが決定権をもつヒエラルヒー階層構造であったことが、経済の面でも政治の面でもその特徴でした。
ホラーキー階層制は、遠く離れた本社から命令を下す資本主義的ヒエラルヒーとも違います。
第三の方向性だとおもいます。
そしてそれは情報革命が進んだ現在、可能性があるものであり、多くの人の願いとなって現状を「含んで超えてゆく」道だと考えます。

このホラーキー階層制の社会を、サルカールは「プラウト」「進歩的社会主義」と呼びました。
ラビ・バトラは「大衆資本主義」と呼びました。
私としては、ホラーキー階層社会、進歩的社会主義、人民的資本主義と呼びたいです。

(注)
2年前のNHKスペシャルに興味深い番組がありました。
(NHKスペシャル 「変革の世紀 第2回 情報革命が組織を変える ~崩れゆくピラミッド組織」2002年5月12日放送)
一言でいうと20世紀がヒエラルヒー階層制の時代であり、21世紀はホラーキー階層制に向かうことを暗示したものでした。
すなわち、20世紀のはじめ、国家としてはドイツ陸軍、企業としてはフォード自動車が徹底したヒエラルヒー階層制を採用して成功した。
ところが、21世紀を迎え、ヒエラルヒー階層制の組織原則は破綻しつつある。
そしてアメリカ軍とフォード自動車は、組織の最下部の働き手に決定権を与えるホラーキー階層制への改革を行って成功しつつあるというのです。
フォードでは、トップの命令を従業員に伝える中間管理職の任務は、下部のチームが独自のプランを立てる能力を発達させ、下部の意思を上に伝えることが新たな任務となりました。
アメリカ軍はソマリアを攻撃した時に、現場兵士が、上級の命令を待っている間に現地武装勢力に殺されてしまった体験から、現場兵士チームにメガネインターネットで全情報が送られ、現場チームに決定権を移す改革をしたというものでした。
米軍とフォード自動車のあり方全体をそのまま美化するものでありませんが、組織内部をホラーキー階層構造に組み替えることで活力を引き出している動きは注目すべきであり、そこから学ぶべきだとおもいます。ヒエラルヒー階層構造へと退歩することは愚かです。


まとめ

以上、国家の行政機構として社会の共同業務を担う側面は、共同業務と決定権を、国ホロンの下位ホロンである、家族、市町村、県、地方に分担させます。
そしてそれぞれの下位ホロンが自主的に決定してホラーキー階層型で運営されてゆきます。
小さな領域だけにかかわる短期の事業の決定権は最下位ホロンが決定権をもちますが、より広範囲にわたる事業は、より上位ホロンが調整してゆきます。

防衛のような国家の共同業務は、憲法9条を守り、世界にひろげ、個別国家ホロンを「含んで超える」より上位の人類政府ホロンを樹立することで、それぞれの国が放棄した軍隊を人類政府に集中させます。

その中で国家への帰属意識は、長期的には、現在、私たちが市町村に抱いているような帰属意識に近くなり、人類への帰属意識から家族への帰属意識までのすべてのホロンレベルに対応した重層的な帰属意識になります。

経済民主主義の徹底をめざし、地域経済の決定権を住民がもつだけでなく、各企業の組織においてもヒエラルヒー構造からホラーキー階層制に組み替えてゆきます。
次の職場を見つけるまでは首切りがなく、そして企業組織がホラーキー階層構造をしている時、それはもはや、現在、私たちが資本主義と呼んでいる社会とは違います。
ホラーキー型社会、進歩的社会主義、人民的資本主義です。



H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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