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65 IT生産力の発達が生産手段共有の民主主義企業を可能にしている
IT productive force development enables democratic company sharing means of production

This atricle is that IT productive force development enables democratic company sharing means of production.
Industrial productive force stage needs productive relation which centralizes information and orders from center to bottom.
As god dowed to Marx, productive force define productive relation.
IT productive force stage make possible to manage economy by democratic way by sharing information.

この論文は,IT生産力の発達が生産手段共有の民主主義企業を可能にしている,です。
工業生産力段階は情報を中央に集中して中央から下部に指示する生産関係を必要としました。
神がマルクスにおろしたように生産力は生産関係を規定します。
IT生産力段階は情報を共有することによる民主主義的経済運営を可能にしています。



レオニードさん、コメントありがとうございます。
経済的ビジョンとして、みなさんが、現状にとってかわる未来像を考えるきっかけになればうれしいです。

レオニードさんと「経済的に中央に集中しすぎることを避けるべきだ」ということには、一致点があるように感じました。
つまり経済力が国家権力に集中しすぎるあり方は、資本主義経済か共産主義経済化にかかわらず、好ましくないというのは、一致しているようにおもえました。。
リベラルなお考えの方だとうけとめました。

1)
では、次の論点として、資本主義は、本当に中央集権ではないのかということです。
centralized economyを中央集権経済と訳しましたが、中央集中した経済です。
何が中央に集中しているのでしょうか。
それは、決定権です。誰が決定するのかということです。
モスクワが地方を決定するのか。
東京の人間やニューヨークの人間がとおく離れた場所の経済を決定するのかということです。

昨日、一時からドキュメント映画 「ジャマイカ 楽園の真実」という映画をみました。
これを見ると、今日の資本主義がいかにむごいものであるかが如実に感じられました。

ジャマイカに、雇用創出とするという大義名分で、自由貿易地区(特別の区域)に工場がつくられました。
劣悪な労働条件、労働組合もつくらせない、最後に労働者の怒りが爆発します。
工場のあるところはジャマイカではなく、アメリカの領土がひろがっただけで、ジャマイカ人がフェンスを超えて働きにいったようなものでした。
ちょうど、日本の米軍基地に働きにゆく日本人労働者のようなものですが、雇用条件はとても悪いです。
そのあと、工場はより安い地域に移転しました。アメリカの本社が決めるのです。

さて、レオニードさんのおっしゃるように
「基本的に資本主義は中央への集中を避ける。
中央の方が生産コストが高くなるからだ」
でしょうか。

この場合、アメリカの衣服製造工場がジャマイカに設置されました。
賃金が安く、生産コストが安いいからです。
では、ジャマイカには自立的な再生産構造が発達するでしょうか。
それには衣服の原料がジャマイカ産でなくてはなりません。
衣服の市場が一定程度はジャマイカ市場であるべきです。
そうではなく、衣服の原料はアメリカからやってきます。
製品はアメリカや他の地域に売り出されます。
ジャマイカ人は、ただ低賃金、それも劣悪な労働条件で働かされるだけです。

経済計画の決定権が、ジャマイカ人にうつる必要があります。
ジャマイカに工場をつくっても、その工場の運営方針はすべて、アメリカの本社が決定します。
決してジャマイカ人の生活をうるおそうとは考えません。
ただ、お金になるかどうかだけで判断します。・・・
そのようにして、資本主義、とりわけ、新自由主義政策の推進のもとで、世界中で悲劇がおきています。
日本の地方での高校生の就職難があるのも、営利が唯一の基準となっている資本主義であるために、地方に分権の経済をめざしていないためだと私は考えています。

レオニードさんが次のようにおっしゃっているのも事実だとおもいます。
「だからこそ、日本企業が日本の都会から中国へ進出する。
アメリカの企業がメキシコや、中国、インドなどに進出する。
どれも生産コストの削減を求めてのことだ」

問題は、
「よって、中央と地方の貧富の格差は、長期的には縮小して行く」。

本当にそうなるのかが一番のポイントだとおもいます。
映画 「ジャマイカ 楽園の真実」は、すべてを語っていると思いました。


2)未来ビジョンについて

原子は自分で運動しながら、分子をつくりあげます。
原子は分子に命令されません。
場があたえられるだけです。
分子は自分で運動して、細胞をつくあげます。
細胞が分子に命令しているのではありません。
細胞が自己決定して、臓器などをつくりあげます。
それぞれのレベルで、自己決定する主体性があって、それが協同して、より上位の構成体をつくります。
これをケン・ウィルバーはヒエラルヒー階層構造ではなく、「ホロン階層構造、ホラーキー、ホロニック」と表現しました。

このコスモスの存在の構造は、本社の上位が決定して下部に伝達してゆく構造ではありません。
ライブドアもホリエモンたちが決定して下部に伝達する構造でしたが、
サルカールの未来像は、下部の地域が経済計画や生産計画を立てて、上位レベルで調整してゆくものです。

(ただし、私はコンピューターとネットの発達は、ホラーキー階層型の会社、すなわち重層的民主主義構造の企業が可能になってきている時代がやってきたと思っています)

なお、私は、未来構想を考える場合に「資本主義」を「含んで超える」という視点が大切だと思います。
「含んで超える」という視点をもたないと、善意的に考えつつ、「資本主義」の悪化をめざすことになってしまいます。
その点で、レオニードさんが、資本主義を「含みつつ」の未来構想を考えておられるスタンスと私は一致します。

私は、ホラーキー型民主主義企業として次のようにビジョンを描きました。
"第五章 ホラーキー企業論
第六章 ホラーキー型階層構造の企業へ

この中に次のような箇所があります。
NHKスペシャルに興味深い番組がありました。
(NHKスペシャル「変革の世紀 第2回 情報革命が組織を変える ~崩れゆくピラミッド組織」2002年5月12日放送)
一言でいうと20世紀がヒエラルヒー階層制の時代であり、21世紀はホラーキー階層制に向かうことを暗示したものでした。
すなわち、20世紀のはじめフォード自動車が上から下に命令する徹底したヒエラルヒー階層制を採用して成功しました。
ところが、21世紀を迎え、フォード自動車は、組織の最下部の働き手に決定権を与えるホラーキー階層制への改革を行って成功しつつあるというのです。
顧客の要望に応えて現場チームの相違工夫が発揮できるように製造現場のチームに決定権を与える改革をしたのです。
中間管理職は、上部の意向を伝えるのではなく、下部の相違工夫を発揮させ、下部の決定を調整し、上部に伝えることが任務になりました。
これは、もちろん資本主義システムの枠内の出来事ですが、労働現場のホラーキー化の大きな前進です。

これとは、逆に、日本では、旧来の終身雇用制に対応する賃金システムが崩され、社員の働きを評価し、賃金に反映させ、社員同士を競争させることで、成果をあげる試みが広がってきました。
これは上意下達型ヒエラルヒー強化の退行にほかなりません。
この個人に成果を競わせる方式をもっとも早く取り入れた富士通は、この方式に行き詰まり、04年2月に廃止し、チーム単位でその成果をみるシステムに変えました」

前に、賃金の上限と下限の話題になりましたが、この二つ目のページの中に、新自由主義政策の進んでいるこの期間に、賃金格差が大きくなっていることを、指摘しています。

「1972年の315ドルで1997年の260ドルへと17パーセント低下している期間に企業幹部の実質賃金は、175パーセントの上昇でした。
一部の人への富の集中が進み、一般の人々の購買力が向上していません。日本も同様のことが進んでいます」

農産物などの関税を廃止し、仕事がなくなった人々が低賃金で働かざるをえなくしたところに企業をつくるから、その企業の本国でも、労働者は賃上げ運動ができなくなり、賃金格差は広がってきたとみています。

新自由主義のグローバリゼーションと、第三世界や地方の貧困化と、日本などにみられる階層格差の拡大、購買力の低迷による不況、リストラなどの生活の不安定化
これらは、すべてつながりあったものとして進行していると思います。




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