77 Words are not enough, a romantic piano solo by Paul Collier (video inspired by god of star)



43 数千人の民族に属そうが、数億人の民族に属していようがまったく同じように扱われる地球惑星社会を生み出さなくてはならない
earth planet society should be made which all human beings should be treated equal who belong to ethnic group of thousands of people or ethnic group of hundreds of millions

This article is that earth planet society should be made which all human beings should be treated equal who belong to ethnic group of thousands of people or ethnic group of hundreds of millions.
Raise up of Mitsuki is extremely important.
Socialist Earth government placing earth planet under one administrative mechanism is able to guarantee fundamental human rights to all human beings equality truly.

この論文は, 数千人の民族に属そうが、数億人の民族に属していようがまったく同じように扱われる地球惑星社会を生み出さなくてはならない,です。
みつきのこの提起は,きわめて重要です。
地球惑星をひとつの行政機構のもとにおく社会主義地球政府は真にすべての人間の基本的人権を平等に保証することができます。



(1)
このコスモスのすべては、
定立⇒反定立⇒統合(新しい定立)⇒反定立⇒・・・
と無限に展開してゆきます。(と私は見ています)

ナショナリズムとネイション国家も歴史の一定の時期に登場し
さらに一定の時期により高次のものの中に消えてゆきます。
この世の一切がその法則をまぬかれません。

前近代の文明圏にあった前近代の帝国が、
西洋型ナショナリズムの展開の中で崩壊しました。
西洋ネイションが植民地、反植民地を広げた19世紀
西洋型ネイション国家樹立が植民地、反植民地にされた人々の
解放の目標となりました。

前近代的帝国秩序に対する反定立として民族国家
あるいは、帝国主義の植民地抑圧に対する反定立としての
Nation(ネイション、国民国家、民族、国民)のビジョンと運動は
言語、宗教、文化、風俗習慣、歴史的メモリーなどの諸要素
をもとに、その枠組みに人々を結集させるものでした。
そして領土、国民、統治政府を実現してきました。

しかし、ネイション国家の実現は、
その実現のために払った多大な犠牲に見合うだけの
理想郷を世界のどの地域にもつくってきませんでした。
(ある時期、特定の場所、
特定の集団には理想郷ができたかもしれませんが
全体としてみれば、悲惨なことが継続しています)

ある地域の集団をネイション国民という枠でくくるために
マジョリティの国民に属さないエスニック集団(下位ネイション集団)
は、疎外されます。
また国家ホロンレベルより下位の諸集団、市民社会の諸グループは
日本における国旗・国歌の強要のように、国家意識に服することを
強制されます。

個人、家族、職場、地域、国、文明地域、地球惑星社会という
それぞれの段階をホロンとみれば
63億人類社会のホラーキー構造の中で、
国ホロンへの所属意識のみが肥大化しています。
それが他国との衝突する場合には、
同時に下位ホロンへの抑圧が強化されます。

(2)
トルコ政府は、1923年の建国以来、
1500万クルド人の存在を認めず、
クルド人の存在を論じた学者は、
計十数年間以上も投獄されました。
イスマイル・ベシクチという言語学者が、
トルコではクルド人の存在を認めようとしたためです。
トルコはトルコ民族だけの国家なのです。
問題はあってもチベット自治区があり
チベット人の存在を認めている中国とは違います。

「クルド人問題」というサイトより
http://www1.odn.ne.jp/~cbq97680/introduction.htm
「トルコ国内には、推定約1500万人のクルド人が居住しており、
これはトルコ人口の約25%に相当する。
しかし、トルコ政府は、1923年の共和国建国以降
「クルド人」という民族の存在を否定する政策を貫いている。
クルド人はトルコ政府の同化政策の下で、
クルド人としてのアイデンティティを認められず、
今日に至るまで厳しい現実の下にさらされている。
その中で、クルド人の権利を主張する政党は非合法政党とされ、
「分離主義者」の烙印を押されたメディアや活動家は
激しく弾圧されてきた。
彼らに対する拷問、襲撃、暗殺などによって、
多くの人々が犠牲となっている。」
以上、引用

(3)
中国は、
毛沢東が率いて日本の軍事侵略に抗して
中国人のナショナリズム(抗日、反帝)のエネルギー、
国内の封建地主に対する(反封建)農民反乱のエネルギーを組み合わせて、
勝利し、その勢いでチベットや周辺地域の封建支配層から
人々の解放をなしとげようという毛沢東の主観的意図のもとで侵攻していった
と思います。
そのようにして前近代の中華帝国の最大に近い領域の国家が成立しました。
(だからチベット侵略が正当化されると言っているのではありません。
次のオスマン・トルコ⇒トルコと比較のためです。
もちろん、チベット側からみると侵略です。)

トルコは、第一次大戦でオスマン・トルコが崩壊し、列強の植民地あるいは半 植民地にされてしまう危機の中で
フランス革命を理想とするケマル・アタチュルクが立ち上がり、
トルコ人として民族的自覚を覚醒させ、
大トルコの領域は放棄し、西洋型の政教分離、議会制民主主義の国を
めざしました。
すぐにはそうなりませんでしたが、
ケマルの理想は今日にひきつがれました。
だから、トルコは強烈なフランス型ネイション国家であり
議会制民主主義のもとにあります。
しかし、トルコの領域のクルド人は抹殺されつづけ、
その存在をみとめられていません。

(4)
今日、地球には193の国があり、バチカン市国をのぞく
192の国が国際連合に加盟しています。
ツバルという国の人口は1万人、ナウルは1万4000人、
パラオは2万人です。
言語、文化、宗教、風俗習慣などなどを基盤するエスニック集団の
レベルで考察すれば、
1万人を超えるエスニック・グループはとても多くあるでしょう。
私たちは、一つの人類の多様なあらわれとして
数千人の民族に属そうが、数億人の民族に属していようが
まったく同じように扱われる地球惑星社会を生み出さなくてはなりません。
そのためのオメガ・ポイント(問題解決の終着点のイメージ)を
明確にする必要があります。

ネイションを前提として闘いつづけても、
私たちは作用・反作用の波の中で
後生の人々に永続的な平和な世界を手渡すことはできず
私たちの子孫はあらたな反作用の波の中で被害を被ることになります。
私たちのどんな未来の中に永続的な平和があるのかのビジョンをもとに
ナショナリズムのもととなるエネルギーに
それが昇華される方向性を示してゆく必要があります。

それは、以前に紹介したように
個人、家族、職場、地域、国、文明地域、地球惑星社会を
ホラーキー民主主義階層構造で組織した世界です。

(階層構造にヒエラルヒーという言葉がありますが、
それと区別するためにホラーキーという言葉を使います。
原子、分子、細胞、臓器、・・は、ホラーキー階層構造です。
それぞれが自己決定して上位の統合されたホロンを形成しています。
上意下達のヒエラルヒー構造ではありません。)



H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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