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39世界史の現段階においてはネーション国家を成立させる独立運動よりも完全な自治を実現する運動をおこなうべきだ
full autonomy than independence to establish nation state should be pursued in current stage of world history

This article is that full autonomy than independence to establish nation state should be pursued in current stage of world history.
This issue is accurate understanding of current stage of world history by Mitsuki.
World history has come to stage which should govern human society as one Nation by creating global government to abolish nation state.

この論文は,世界史の現段階においてはネーション国家を成立させる独立運動よりも完全な自治を実現する運動をおこなうべきだ,です。
ミツキのこの論点は世界史の現段階を正確にとらえています。
世界史はネーション国家を廃止して地球政府を作り人類社会自体を一つのネーションとして統治すべき段階にきています。



(1)チベットについてのYさんの投稿を読み、クリックして
さらにWさんが紹介されたブログ、とりわけ
*http://dogma.at.webry.info/200803/article_5.html
を読ませていただきました。

私は、YさんやWさんが紹介されたブログと同じスタンスで
チベットに身のある自治が保障される方向での平和的解決に
中国政府が力をつくしてほしいと思います。

(2)
チベットの問題をナショナリズムとのかかわりで位置づけてみたいと思います。

17、18世紀にヨーロッパでフランス革命に象徴されるようにNation(国民=国家=民 族)国家が成立し、
西洋国民国家が肥大化し、
19世紀にアジア・アフリカ・ラテンアメリカを植民地・半植民地・従属国にし、
その奪 い合いが20世紀初頭の二度の世界戦争になりました。(とりわけ第一次大戦)
20世紀は、抑圧されてきた民族解放(独立)闘争の時代となり、
20世紀の終わりになって
ほぼ全世界が独立した民族国家United Nationsになりました。
そして世界全域で国家ホロン意識の肥大が見られます。
日本、イタリア、ドイツは、第二次大戦の経緯から、
国家主義への回帰がおくれましたが、
国旗、国歌の教育への押しつけなどが憲法9条の改悪と連動しながら
進んでいます。

私は、ナショナリズムは文字通り国家ホロンを最高とする意識を 肥大化させると見ています。
したがって、 フランス革命を引き起こした民衆のエネルギー、
あるいは植民地された地域の人々の解放闘争へのエネルギーを提供し
進歩的な役割を歴史の上で果たしたけれども、

歴史の現時点で、人類は、ナショナリズムを「含んで超えて」いくしか
平和な未来はないと考えています。
トルコのナショナリズムは、
クルド人の武力的な抑圧につながっています。
日本帝国主義を中国から追い出すエネルギーを提供した
中国のナショナリズムは同時にチベットなどの武力的な抑圧につながっています。

オスマン・トルコ帝国に、ヨーロッパのナショナリズムが影響し、
ギリシャがまず独立してから
バルカン半島が独立し、
今日、民族意識同士が血みどろに争いあう地域になっています。
チトーによる統合も、ソ連崩壊後に世界的に高まった民族主義(ナショナリズム)の波の 中で崩れて、再度悲惨なことになっています。

国家・民族ホロン意識の肥大化は、
国家ホロンより低次の社会ホロンの無視、抑圧、排除につながります。

前近代の帝国秩序の中で自治をゆるされていた時代の方が、
ネイション国家をつくらなっかった民族にとって、
チベット人やクルド人にとって、
あるいは、バルカンの諸民族とってはよかったなあと
思われます。

すなわち何が言いたいのかというと
たとえば東アジア(漢字)連邦、あるいは世界連邦政府というような
国民国家ホロンを超えたレベルの高次ホロンを
この世に登場させるためのより高次の意識を生み出すこと
そして国民国家ホロンよりも下位にある地域共同体を強化し、
そこと連帯すること
すなわち肥大化した国家ホロン意識を縮小させ
人類社会を正常なホロン構造にもってゆく努力をすることです。

この視点から考えるならば
チベット独立してナショナリズムの国家を作る運動があるとすれば
私はバルカン諸国家の場合と同様に追求すべきではないと思いますが
チベット人の自治を中国政府は完全に保障すべきだと思います。

(3)
サーカーのプラウト(進歩的社会主義)は、
地球は人類と生命の共有財産であり、
どこにでも移住して住む権利があると考えます。
しかし、サーカーはチベットへの中国人の移住を、
人類の不統一と搾取にもたらした歴史的な例としてあげています。
 「プラウトは、すべての人々が
世界中どこにでも定住する権利を持つと提唱しています。
しかし、チベットへの中国人の浸透はこういう理由で
支持できるか疑問がわきます。
答えは明らかに「ノー」です。
それは、拡張主義者の動きです」

 ネパール人がインドのネパール人の定住地域に
拡張的な動きをしていることもあげでいます。
「マハー・ネパール』'Maha Nepal'の煽動者は、
ネパール人の友でもインド人の友でもありません。
この運動の反作用はネパール人定住者の利益に反して進むでしょう」

 ただし、サーカーは、歴史的にネパール人が飢餓のゆえに
ネパールからインドに移住してきたことは
批判されるべきでなはないと言います。

 サーカーは例にあげていませんが、
ソビエト時代にロシア人がカザフスタンなどソ連の南部地域に移住したことも分裂的傾向 だと考えられます。
もちろんかつて日本人が朝鮮や満州に移住していったことも分裂的傾向です。
今、イスラエル人がパレスチナとの境界地域に住居をつくっていることも拡張主義であり、
人類社会に不統一をつくりだす分裂主義にほかなりません。

 このようなナショナリズムの分裂的勢力と闘い、
「多様な様相のもとでの人類社会の統一と総合」を
めざすべきだと思うのです。
 「分裂的勢力は、常に集合的生活に不統一と搾取を生み出します。
これらの分裂的勢力を抑えるために、
プラウトは、多様な外観の中での統一と統合につながる共通の要素を助長します」
(Talks on Prout)
サーカーは、繰り返し、ナショナリズムを超えてこのような ユニヴァーサリズム(普遍主 義=ネオ・ヒューマニズム)に進むことを訴えます。

(4)
チベットの仏教は、高いスピリチュアリティをその内部にもっていると思います。
近代合理主義の哲学の立場にたつ中国の指導部は
文化大革命の時代のリーダーよりもずっと理性的だと思います。
しかし、チベット仏教を単に迷信だと考え
宗教のもつドグマの面の批判にとどまらず
その内部に含む高いスピリチュアリティの価値を見抜くことができません。
西洋近代が、古代、中世のドグマ的宗教を克服する時
洗い桶の水といっしょに赤ん坊まで、ながしてしまったように
近代合理主義の世界観は、古代、中世の思想がもっていた核心部分の 真理性を理解できません。
これは、また紹介しますといった気功師への無理解や弾圧とも
関連していると思っています。

私は、このことが
真に私たちの社会をよくするために
真に資本主義文明を超えるために
必要だと思いますが
長くなりますので、いずれ、投稿したいと思います。




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