資本主義の民主化が21世紀の社会主義です
Democratization of capitalism is socialism of 21st century

This article is that capitalism is non-democracy in two points.
One is that people of region have no right to decide economy of own local area.
Second is that executive of company has right to determine not by agreement of worker.
Democratization of capitalism is socialism of 21st century.

この論文は、資本主義は二つ点で非民主主義である、です。
一つは、地域の人々の経済を地域の人々に決定する権利がない。
もう一つは、会社の職員が民主的に合意で運営されるのではなく幹部が決定する。
資本主義の民主化が21世紀の社会主義です。



今日の経済の根本問題は、
中央集権経済、非民主的資本主義経済という
経済システムにあると考え
それをさらに深める意味で
未来ビジョンを論じました。
  The People vs. Neoliberalism(人民 対 新自由主義)  (video inspired by god of star)



2009年6月から7月の新自由主義政策に対する
インドネシア人民の闘いの記録として
写真がはめこまれていますが
心に染み渡る音楽とすばらしい映像です。
この音楽を聞きながら
以下をお読みください。

(1)
「すべての人びとに保障すべきが生活」である点は
ご意見をいただいた方と一致しています。
64億人類のすべてが、人として生まれたからには
それぞれの地域の文化水準にふさわしい
衣食住教育医療の生活必需が保障される
人生を全うできる地球惑星社会をめざそうではありませんか。
それをまず日本社会で実現しようとする思考として
様々な改善策が考えられるのは
貴重なことだと思います。

(2)
「中央集権経済の資本主義経済という非民主的経済システムの克服」を
「人民の人民による人民のための民主主義経済」に置き換えるビジョンには
二つの柱があります。

一つの柱は
資本主義経済は、
それぞれの小地域の人が経済決定権をもたず、
遠く離れた財力をもつ人びとが
お金の力でその地域の経済を動かせるシステムです。
それを「住民の住民による住民のための民主主義経済」に置き換える必要があります。

もう一つの柱は、
資本主義企業内が中央集権の上意下達のヒエラルヒー構造であることです。
幹部と株主が経済運営の決定権をもっている非民主的経営構造です。
それを、そこで働く労働者の合意による
民主的な経営システムに変革することです。

中央が地方を支配する非民主的構造、
幹部が下部を支配する非民主的構造
こういう資本主義の仕組みが
有限の世界なのに一部に財を集中させてすぎ
大衆のところの貨幣循環が悪化させていると
思います。

この資本主義の矛盾がもっとも激化しつつある時代に
私たちはいます。
だから、私たちはこの矛盾を超えて
バランスを回復するには
大衆が団結して、新しい民主主義的経済構造を打ち立てる以外に
解決の道はないところにきていると思います。

プラウトの基本原理①
『いかなる個人も、共同体からの明確な承認なしに
物質的財産を蓄積することはできない』
P.R.サーカー

(3)
「雇用」の確保は
これまでの建築土木で雇用を作ってきた従来型とは
違ったビジョンで進められるべきだと考えています。
すなわち
農産物などの生活必需品に関税を設けて
農村地域で農業・工業・商業の小地域再生産圏(循環型経済)
を起こしてゆく中で雇用を創出してゆくのです。
これは農産物などに関税を復活する道ですから
今の新自由主義経済政策に反対する道です。
民主党がマニフェストでかかげていた
FTA(自由貿易協定)に
は反対せざるをえません。
生活必需品の小地域再生産圏の構築を、
全地球規模で推進することが
今の人類社会に求められていると考えます。

(4)
わかりやすくイメージしてみましょう。
この市民社会フォーラム・メールリストの参加者の550人が
風の谷で生活することにすると
やはり働くものがいないと
老人や幼児、児童、あるいは障害があって働けない人の
生活の保障は不可能だと思います。
全員が農業をしたらとした生活レベルの向上はありません。
農業の産物を加工したり、農業のための用具を生産したりする工業が必要になると思います。
そしてそれを交換する商業が必要となると思います。
すなわち、農業、工業、商業、その他の多様な職業分岐に分かれて
多様性のもとで統合された形でバランスのある
自給的再生産の地域ができると思います。

バランスのとれた地域形成のためには
従事する産業別人口の割合がでてきます。
サーカーは『プラウト経済論』の中で
「完全にバランスがとれた経済環境のためには、
人口のほぼ30~40%が直接に農業に従事すべきです。
そして20%が農業前工業に、
20%が農業後工業に、
10%が一般的な交易と商業に、
10%が知的あるはいホワイトカラーの
仕事に従事すべきです。」
と述べています。

衣食住教育医療エネルギーの生活必需品の
自給的再生産圏の確立の上に
風の谷の得意とする産業における
自分たちの必要とする以上のものを
他の谷に売り
別の谷の得意とする産業から購入する形の
貿易が成立します。
そうしたバランスのとれた産業構造確立するなら
他の谷に経済生活の根幹を左右されません。
バランスのとれた産業構造の中で、働く人の雇用が確保され
全員の生活保障の費用も安定的に捻出できると思うのです。
大企業中心の新自由主義の自由貿易協定の路線から
きっぱり決別し、
生活必需品に関税をもうけるが必要です。
世界の農民はそれを望んでいます。

アメリカの農民のデモ集会の様子です。
  Anti-TPP Rally & March @ Addison, Texas  (video inspired by god of star)



私たちも世界の農民や生活必需品の
自給的再生産圏の創出を求めている人びとと
連帯してゆきましょう。

(5)
もう一つの問題としては、
少数の幹部が決定する
非民主的資本主義的産業構造があります。
少数者に富が集中し
風の谷の住民の一部のものに富が集中し
賃金が低くなる時、
貨幣は住民の間を循環せず
購買力が低くなり、つぶれたり、
リストラする企業がでてきて
雇用を失い失業する人がでます。
失業者を生み出す構造という資本主義の重大な欠陥に
目を向ける必要があるというのが私の見方です。

民主的な協同的な企業では
企業のメンバー全員で労働時間のワークシェアリングも
納得して経済悪化の時期には対応できるでしょうが。
非民主的な経済構造では幹部の収入や会社の備蓄は問題外にされた上で
労働者のワークシェアリングが押しつけられる可能性があります。
それは公平ではないと思います。
また民主的な協同的な企業のネットワークの社会では
生産性が向上すれば、全員の労働時間の短縮に生かすことができますが
今日の競争的非民主的経済システムでは
生産性の向上は、労働者の首切りやさらなる長時間労働につながります。
(と私は考えます)

もちろん非民主的資本主義といっても
私は、この間、結構、企業訪問をしています。
もちろん、とてもいい社長さんも結構おられるし
社員のことを考えるようなすぐれた経営者もおられます。
しかし、やはり基本的には労働者は長時間働かされ
企業としても激しい競争と不況に生き残るには
労働者に犠牲を強いなければやってゆくことが
できないシステムだと思います。
問題は、非民主的な経済システムにあると思います。
労働者が働きやすい人間的な職場環境にすることが
もちろん「雇用」と言った場合に
同時に追求されないといけないと思います。





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