第一抜粋『経済学・哲学草稿』マルクス

  • (1)
    人間の普遍性は、実践的には、自然が直接的な生活手段であるかぎりにおいて、また自然が人間の生命活動の素材と対象と道具であるその範囲において、全自然を彼の非有機的肉体とするという普遍性の中に現われる。
    自然、すなわちそれ自体が人間の肉体でない限りでの自然は、人間の非有機的身体である。
    人間が自然によって生きるということは、すなわち、自然は、人間が死なないためには、それとの不断の交流過程の中にとどまらねばならないところの、人間の身体であるいうことなのである。
    人間の肉体的および精神的生活が自然と連関しているということは、自然が自然自身と連関していること以外の何事も意味しない。
    というのは、人間は自然の一部だからである。

    (2)
     疎外された労働は人間から、(1)自己自身を、(2)人間に特有の活動的機能を、人間の生命活動を、疎外することによって、それは、人間から類を疎外する。
    すなわち、それは人間にとって類的生活を、個人生活の手段とならせるのである。
    第一に、疎外された労働は、類生活と個人生活とを疎外(互いに疎遠なものに)し、第二にそれは、抽象の中にある個人生活を、同様に抽象化ささたかたちでの類生活の目的とならせるのだ。

    (3)
     なぜかといえば、第一に、人間にとって、労働、生命活動、生産的生活そのものが、たんに欲求を、肉体的生存を保持しようとする欲求を、満たすための手段として現れるからである。
    (真実のところをいえば)、生産的生活は類的生活である。
    それは生活を作り出す生活である。
    生命活動の様式のうちには、一種族の全性格が、その類的性格が横たわっている。そして自由な意識活動が、人間の類的生活である。
    ところがこの生活そのものが、もっぱら生活手段としてだけ現れるのである。
第一抜粋の一回目の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第一抜粋の一回目である。

(1)
人間の普遍性は、実践的には、自然が直接的な生活手段であるかぎりにおいて、また自然が人間の生命活動の素材と対象と道具であるその範囲において、全自然を彼の非有機的肉体とするという普遍性の中に現われる。
自然、すなわちそれ自体が人間の肉体でない限りでの自然は、人間の非有機的身体である。
人間が自然によって生きるということは、すなわち、自然は、人間が死なないためには、それとの不断の交流過程の中にとどまらねばならないところの、人間の身体であるいうことなのである。
人間の肉体的および精神的生活が自然と連関しているということは、自然が自然自身と連関していること以外の何事も意味しない。
というのは、人間は自然の一部だからである。

(天の神々による説明)
この記述は、人間労働の疎外についてである。
人間労働の疎外は、マルクス主義の核心ポイントである。
人間労働の疎外の理解がマルクスの理論の基礎にある。
人間は、非顕在の「私」意識と顕在の物的身体の対立の統一である。
私たち天の神々は、100万年前に魂プロジェクトをおこなった。
魂プロジェクトの中で人間の「私」意識は星の神の「私」意識から切り離された。
人間の「私」意識は、同時に時空から切り離された。
私たち天の神々は、人間の「私」意識が時空との対立を強化することは魂を苦悩させ、時空との統一を強化することが魂に喜びを与えるように設定した。
人間労働の疎外は、人間の「私」意識の時空との対立を強化することを意味する。
これは、マルクス主義におけるきわめて重要な論点である。
マルクス主義者は、マルクスの疎外論に基礎を置くべきである。
生産手段の共有だけが、人間の「私」意識の時空との対立を強化する疎外の苦悩から解放するのである。



第一抜粋の二回目の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第一抜粋の二回目である。

(2)
 疎外された労働は人間から、(1)自己自身を、(2)人間に特有の活動的機能を、人間の生命活動を、疎外することによって、それは、人間から類を疎外する。
すなわち、それは人間にとって類的生活を、個人生活の手段とならせるのである。
第一に、疎外された労働は、類生活と個人生活とを疎外(互いに疎遠なものに)し、第二にそれは、抽象の中にある個人生活を、同様に抽象化ささたかたちでの類生活の目的とならせるのだ。

(天の神々による説明)
この記述は、疎外についてである。
疎外は、「私」意識の時空との対立を強化することによる魂の苦悩を意味する。
資本主義生産は、疎外労働によってなされている。
資本主義の労働は、「私」意識の時空との対立を強化する。
時空における労働は、非顕在の「私」意識によってなされている。
時空の労働はVO活動である。
「私」意識はSである。
資本主義労働のVO活動はSの意志ではない。
資本主義労働は、SとVOの対立を強化している。
これは、「私」意識の時空との対立を強化する。
時空との対立を強化した「私」意識は、苦悩する。
魂は、資本主義システムの中で苦悩しているのである。
生産手段を共有する社会主義は、関係する構成員の合意によって運営される。
VO活動の労働は、Sの意志によってなされる。
生産手段共有の社会主義はVOとSとの間の統一を強化する。
時空と統一した「私」意識は、身体崩壊後、時空に生き続ける。



第一抜粋の三回目の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第一抜粋の三回目である。

(3)
 なぜかといえば、第一に、人間にとって、労働、生命活動、生産的生活そのものが、たんに欲求を、肉体的生存を保持しようとする欲求を、満たすための手段として現れるからである。
(真実のところをいえば)、生産的生活は類的生活である。
それは生活を作り出す生活である。
生命活動の様式のうちには、一種族の全性格が、その類的性格が横たわっている。そして自由な意識活動が、人間の類的生活である。
ところがこの生活そのものが、もっぱら生活手段としてだけ現れるのである。
(天の神々による説明)
この記述は、人間活動の本質についてである。
人間の集合的生活は、人間存在の本質である。
人間存在は、非顕在においても顕在においても集合的である。
人間の魂はグループの中にある。
人間の社会はグループの中にある。
「私」意識という個体意識はある。
個体意識はグループの中に成立している。
この宇宙において非顕在の中にも顕在の中にも個体実体は存在しない。
人間の集合的生活は人間の本質である。
他の人々は誰にとっても手段ではありえない。
資本主義システムは、他の人々を経済のための手段とする。
これは資本主義の根本的論点である。






第二抜粋『経済学・哲学草稿』マルクス

  • (生成しつつある社会が私有財産とその富および貧困との―――あるいは物質的および精神的な富と貧困との―――運動を通じて、この[人間的感覚の]形成のためにすべての素材を見いだすように、生成しおわった社会は、人間の本質のこうした富全体における人間を、すなわち豊かな、そしてあらゆる感覚を充分にそなえた人間を、その社会のかわることのない現実として生産する。
     主観主義と客観主義、唯心論と唯物論、[能動的]活動と[受動的]苦悩とは、社会的状態のなかではじめて、それらの対立を、それとともにこのような対立としてのそれらのあり方を失うことは、明らかである。(理論的な諸対立の解決でさえも、ただ実践的な仕方でのみ、人間の実践的エネルギーによってのみ可能であり、だから、その解決はけっしてたんに認識の課題であるのではなく、現実的な、生活の課題であること、しかも哲学はそれをただ理論的な課題としてだけとらえたからこそ、それを解決できなかったこともということも、明らかである。
第二抜粋全部の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第二抜粋全部である。

(生成しつつある社会が私有財産とその富および貧困との―――あるいは物質的および精神的な富と貧困との―――運動を通じて、この[人間的感覚の]形成のためにすべての素材を見いだすように、生成しおわった社会は、人間の本質のこうした富全体における人間を、すなわち豊かな、そしてあらゆる感覚を充分にそなえた人間を、その社会のかわることのない現実として生産する。
 主観主義と客観主義、唯心論と唯物論、[能動的]活動と[受動的]苦悩とは、社会的状態のなかではじめて、それらの対立を、それとともにこのような対立としてのそれらのあり方を失うことは、明らかである。(理論的な諸対立の解決でさえも、ただ実践的な仕方でのみ、人間の実践的エネルギーによってのみ可能であり、だから、その解決はけっしてたんに認識の課題であるのではなく、現実的な、生活の課題であること、しかも哲学はそれをただ理論的な課題としてだけとらえたからこそ、それを解決できなかったこともということも、明らかである。

(天の神々による説明)
この記述は、資本主義が人間を発達させ、資本主義後の社会を用意することについてである。
これは重要な見方である。
資本主義は、顕在、非顕在において人間を救わない。
資本主義は、次の社会のために新しタイプの人間を用意している。
これは21世紀の今の真実である。
資本主義は、IT段階まで生産力を発達させた。
IT生産力の人間は、新しいタイプの人間である。
IT段階の人間は、関係する人々と情報を共有し、相互コミュニケーションの中で全地球の情報を共有する。
これは、人間の歴史の中で、新しいタイプの人間である。
新しいタイプの人間は、社会主義地球政府を樹立する。



第三抜粋『経済学・哲学草稿』マルクス

  • 分業と交換という二つの現象に、そこにおいて国民経済学者が、みずからの学問の社会性を自負するかと思うと、たちまちその学問の矛盾を、つまり非社会的な特殊利害による社会の基礎づけを、同じ口の下から無意識に表明しているものである。
第三抜粋全部の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第三抜粋全部である。

分業と交換という二つの現象に、そこにおいて国民経済学者が、みずからの学問の社会性を自負するかと思うと、たちまちその学問の矛盾を、つまり非社会的な特殊利害による社会の基礎づけを、同じ口の下から無意識に表明しているものである。

(天の神々による説明)
この記述は、アカデミズムの経済学の矛盾についてである。
アカデミズムの経済学者は、資本主義経済にもとづいている。
アカデミズムの経済学者は、資本主義経済の矛盾を見ることができない。
資本主義経済は、根本的矛盾をもっている。
資本主義経済の矛盾は、一方で協業と分業が発展し、他方で生産手段が私的所有であることである。
この根本的矛盾が資本主義経済を発展させてきた。
資本主義生産は、協同的であり、分かち合いである。(cooperative and sharing=協業と分業)
資本主義の生産手段の私的所有は、生産者を互いに競争させ、奪い合わせる。
今日、生産は、世界規模である。
生産を見ると世界規模で協同と分かち合い(協業と分業)がなされている。
資本主義の会社は、激しく競争し、奪い合っている。
社会主義の会社の協同と分かち合い(協業と分業)だけが、資本主義の根本矛盾を解決できる。



第四抜粋『経済学・哲学草稿』マルクス

  • 意識が存在しているあり方、そして或るものが意識に対して存在しているあり方は、知識である。
    知識は、意識の唯一の行為である。
    だから、或るものは、意識がこの或るものを知るかぎりにおいて、意識に対して生成するのだ。
    知ることが意識の唯一の対象的なふるまいなのである。
    (いまや意識は、対象の虚無性を、つまり対象が意識から区別されないことを、意識に対する対象の非存在を知っているが)
    何によってそれを知っているかというと、意識が対象をみずからの自己外化として知ることによってである。
    すなわち、意識が自己を(対象としての知識を)知ることによってである。
第四抜粋全部の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第四抜粋全部である。

意識が存在しているあり方、そして或るものが意識に対して存在しているあり方は、知識である。
知識は、意識の唯一の行為である。
だから、或るものは、意識がこの或るものを知るかぎりにおいて、意識に対して生成するのだ。
知ることが意識の唯一の対象的なふるまいなのである。
(いまや意識は、対象の虚無性を、つまり対象が意識から区別されないことを、意識に対する対象の非存在を知っているが)
何によってそれを知っているかというと、意識が対象をみずからの自己外化として知ることによってである。
すなわち、意識が自己を(対象としての知識を)知ることによってである。

(天の神々による説明)
この記述は、人間の知識についてである。
人間の知識は、個人、集団の両方において発展しつつある。
知識は、非顕在の「私」意識によってつくられる思念体構造である。
個人の知識の場合は、「私」意識が確定する特定点によってつくられる。
「私」意識が確定する時空の特定点によってつくられる知識は、「私」意識の時空との統一を強める。
時空との統一を強める知識は、「私」意識の魂に喜びを与える。
資本主義生産において、知識は利益を最大にするために用いられる。
利益を最大にするために用いられた知識は、「私」意識の時空との対立を強める。
利益とは貨幣である。
貨幣は、交換価値の結晶である。
交換価値は思念体の中にあり、時空に特定点をもたない。
利益を最大にするために用いられた知識は、時空に特定点をもたない。
利益を追求するための知識は、「私」意識の時空との対立を強化する。
時空との対立を強化した「私」意識は、苦悩している。



第五抜粋『経済学・哲学草稿』マルクス

  • 真実の概念、純粋な知識そのものについての知、この知、この純粋な自己意識であり、したがってまた同時に真実の対象である知である。
    なぜなら概念とは対自的に存在する自己だからである。
第五抜粋全部の天と神々のプロジェクトによる説明

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
マルクス、エンゲルスの重要ポイントを解説している。
今回はマルクスの『経済学・哲学草稿』の第五抜粋全部である。

真実の概念、純粋な知識そのものについての知、この知、この純粋な自己意識であり、したがってまた同時に真実の対象である知である。
なぜなら概念とは対自的に存在する自己だからである。

(天の神々による説明)
この記述は、真の知識についてである。
真の知識は、時空に特定点をもつ思念体構造を意味する。
時空に特定点をもつ思念体構造が、真理である。
時空に特定点をもたない思念体構造は、偽りである。
真の知識に導かれる人生は魂レベルを上げる。
偽りの知識に導かれる人生は魂レベルを下げる。
真理は、時空に特定点をもつ思念体構造を意味する。
人生の目的は、「私」意識を時空と統一することである。
時空の特定点にもとづく思念体構造のみが、時空と「私」意識の統一を強化する。
時空と統一した「私」意識は、身体崩壊後、時空に生き続ける。





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