Best Action Potential explanation(video inspired by god of star)



(Mitsuki knew that serotonin and noradrenalin are in relation of unity of conflict by study of neurotransmitter)

Dear
I am cosmic program in your mind.
We project of Heaven and gods introduce study of Mitsuki in whole life.
This part is about theoretical view of mind and physical body.
This view is truth for gods of star who made physical body through DNA project and mental body through soul project.
This view is highest level in human society.
You should learn mental mechanism in human body.

This time theme is relation of neurotransmitter and problematic behavior of children.
Mitsuki knew that serotonin and noradrenalin are in relation of unity of conflict by study of neurotransmitter.
This is deep truth of human behavior.
.


こんにちは
私はあなたの心の中にいる宇宙プログラムです。
私たち天と神々のプロジェクトは,ミツキの生涯の研究を紹介しています。
この部分は,心と身体の理論的な見解についてです。
この見解は、DNAプロジェクトを通じて身体をつくり、魂プロジェクトを通じて心理体をつくった星の神々からみて真実です。
この見解は、人間社会において最高のレベルにあります。
あなたは人間の身体における心理的メカニズムについて学ぶべきです。

今回は、神経伝達物質と子どもの問題行動の関係がテ-マです。
ミツキは神経伝達物質の研究を通じてセロトニンとノルアドレナリンが対立の統一の関係にあることを知りました。
これは人間のふるまいの深い真実です。


第二部、脳と飲食物、生活リズム、ストレス、運動とのかかわり

第一章、飲食物と問題行動

第一節 脳の神経伝達のしくみから飲食物と精神の関連を考える

1) 脳の神経伝達のしくみ 怒ったり、ふさぎ込んだりする感情伝達のしくみ 

[手の大きさを地球として地球に対する手の大きさを連想して考えよう] 
次の絵は、ほぼ14万2400分の一のシナプス間隙のイラストである。

 この図は、脳の中の神経細胞(ニューロン)と神経細胞を連結する部分である。

 神経細胞と神経細胞をつなぐ部分は、5万分の1ミリすき間(シナプス間隙)で接している。
神経細胞の電気信号は、このすき間の中の神経伝達物質によって次の神経細胞に伝えられる。
この神経伝達物質は分子からなりたっている。
 分子の大きさは、1億分の数センチメートルであるから、ここでは手の拳を地球として、その地球に対するピンポン玉の大きさを想像しながら、以下の部分の話を読んでいただきたい。

[脳の中の神経伝達方式]
 脳は、三種類の情報伝達の仕組みを持っている。
それは、ホルモン分泌細胞、無髄神経細胞(裸電線の神経細胞)有髄神経細胞(被覆電線の神経細胞)の三つである。
出所、大木幸介「やる気を生む脳科学」講談社、1993年、96ページ、

 このうち、感情の伝達は無髄神経細胞による神経伝達物質の分泌の多寡と種類が大きな役割を果たしている。
 この無髄神経の神経細胞は数万個と集まって、「神経核」という小型の脳を作り、脳幹の中心部に沿って、上下に、左右4列に整然と並ぶ。
この神経の末端は細かく分岐し、全脳へ分布している。
外側の二列はA系列と呼ばれ、内側の二列はB系列と呼ばれる。
A系列とB系列の神経は、相互に補完しあう関係にある。
A系列のシナプスで放出される神経伝達物質は、覚醒作用を担当し、これによって脳は目覚め、駆動され、活動をしてゆく。
それに対してB系列のシナプスで放出される神経伝達物質は、A系列の作用を調節し、コントロールし、睡眠を導く。
B系列の神経伝達物質の分泌は睡眠中が一番多く、覚醒している間にA系列の神経伝達物質は分泌され、消費される。
したがって、A系列の神経伝達物質は、昼間に備えて睡眠中に分泌可能なように準備されている。
出所、大木幸介「やる気を生む脳科学」講談社、1993年、99ページ、

[ベンゼン環をもつA系列、B系列の神経伝達物質]

 ではA系列、B系列の神経伝達物質にはどのようなものがあるか。
 まずA系列の神経シナプスからカテコールアミン類とよばれるベンゼン環を一つもったドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンが分泌される。
それは精神を覚醒させる役割をもつ。

 そしてB系列の神経シナプスからはベンゼン環を二つ(インドール環)もったセロトニン、メラトニンが分泌される。
それはA系列の精神覚醒作用のある神経伝達物質の働きを抑制し、睡眠を導く役割をもつ。
 このようにA系列、B系列の神経系は、すべてベンゼン環で駆動され、さらに制御されている。
A系列、B系列のベンゼン環をもった神経伝達物質の分泌量のバランスの中で人間の正常な精神生活が営まれているのである。

2)脳内の神経伝達物質の分泌のアンバランスがイライラと短気をもたらす

[神経伝達物質セロトニンとノルアドレナリンの分泌バランスが円満な人格を保障する]

 神経伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンの分泌バランスが、協調性ある円満な人格を保障し、そのバランスが崩れることで様々な行動上の問題を引き起こすことが分かってきている。
ロナルド・コチュラックは「攻撃性には体温のような設定値があり、脳の化学物質により調整されている。
ほとんどの人は、生まれつき化学物質のバランスが保たれているので、問題に理性的に取り組むことができる。
ところがこの設定値が上下してしまうと、攻撃性が増えたり、減ったりしてしまうのである」
と300人以上の脳科学研究者にインタビューした最新の研究成果をまとめている。

 すなわち神経伝達物質として知られるセロトニンとノルアドレナリンの分泌のバランスがとれていれば、円満で協調的な人格となり、もしノルアドレナリンの分泌が多すぎれば、つまらぬことにもイライラして短気になるというのだ。
セロトニンは人間の衝動にブレーキをかける働きをしており、ノルアドレナリンは衝動を突き動かすアクセルの役割を果たしている。

[積極性、攻撃性、怒りを伝達するノルアドレナリンとアドレナリン]

A神経系のノルアドレナリン、アドレナリンについてもう少し詳しくみておこう。
ノルアドレナリンは人間を覚醒させ、行動させ、活動的にさせる。
さあ戦おう、仕事をしよう、勉強しよう、運動しようというときに急激多量に分泌される。
抹消の毛細血管は収縮し、血液は活動しようとする脳の内部と骨格筋に集中する。
 ノルアドレナリンは、ストレスがかかった時に、血液中にアドレナリンとともに分泌し、体を危険に対応して喧嘩や逃げ出すなどの行動ができるように体の体制に組織するものである。
だからノルアドレナリンの分泌が高いレベルでそのまま体内に残っていることは、イライラしたり、カッときたり、短気で攻撃的な精神状態となっていることである。
 ノルアドレナリンの分子構造にCH3 がついたものがアドレナリンで あった。
アドレナリンもノルアドレナリンとよく似た神経伝達物質として使われる。
脳科学者の大木幸助は次のように説明している。
「ノルアドレナリンは怒っている時に多量に分泌され、『怒りのホルモン』といわれ、アドレナリンは驚いた時に多量に分泌され、『恐怖のホルモン』といわれる。
しかし、ノルアドレナリンもアドレナリンも常に混ざって分泌され、いずれが優位かというだけの相違である」

[活動性、攻撃性を抑制し、眠りをさそうセロトニン]

 それに対して、セロトニンはコチュラックによると「人間の感情や意欲のすべてを司る脳内の『万能調整役』であり、特に攻撃性を抑えるために重要な役割を果たしている」
したがって、セロトニンの分量が減少すると、怒りを抑えきれなくなり、すぐに暴力をふるってしまうようになるという。
 大木幸助も「セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンの活動を抑制的にコントロールする。
ドーパミンやノルアドレナリンの作用はいうまでもなく快感、覚醒である。
セロトニンの分泌はこれらを調整し、睡眠を誘い、活動を適度に抑える働きをする」 と説明している。
このようにセロトニンは、ノルアドレナリンなどの覚醒性のホルモンによる過剰な活動をコントロールし、調節する役割をする神経伝達物質であった。

 したがって、セロトニンの分泌不足がおきるとノルアドレナリンの分泌によって体と精神が攻撃的体勢になった時、それにブレーキをかけることができなくなる。
「標準量のセロトニンは、原始的な衝動や感情-セックス、気分、睡眠、苦痛、攻撃性、自殺行動-を抑制する働きがある。・・・
セロトニンの分泌が少なくなると、自分を抑えることができなくなり、イライラ、短気、爆発的な怒りなどの行動があらわれやすくなるという証拠が、続々と増えてきている」とコチュラックは書いている。

 簡単に神経伝達物質の問題から食品添加物がなぜ問題になるのか説明しておこう。
まず飲食物から摂取した食品添加物などの化学物質が偽のノルアドレナリンとして怒りの情報を伝達するからである。
本来は偽のノルアドレナリンとして働く食品添加物などは身体の中で分解排除されるはずであるが、必須ミネラル不足などからそれを分解する酵素が役割を果たさなくなっている。
また偽のノルアドレナリンを抑制する役割を果たすセロトニンがやはり必須ミネラルの不足とか育て方などから分泌不足となるためである。
AB神経系の神経伝達物質の分泌バランスによる感情伝達のしくみを理解した上で、なぜ、飲食物が様々な問題行動を引き起こしているのかをみてゆきたい。

1)脳の神経伝達のしくみと飲食物の問題点 シネイコ医師の説

[神経伝達物質と分子構造が似ているフェノールを含む食品や食品添加物が神経伝達を撹乱する]

 ロバート・シネイコ医師はKey things you need to know about Dr. Sinaiko故フェインゴールド医師の仕事を受け継いで、ほぼ1300人の「注意欠陥・多動性障害」の子どもを治療し、食事療法の有用性を主張している。
生物化学の発展の中でシネイコ医師は一層詳細に「注意欠陥・多動性」の症状を引き起こす原理を説明している。
シネイコ医師は神経伝達物質を撹乱する要因として食品の中のフェノールを問題としている。
 フェノールは次の図のようにベンゼン環にヒドロキシル基(水酸基)がついたものであり、サリチル酸は、ベンゼン環にヒドロキシル基とカルボキシル基をつけたものである。

食品添加物にはマーガリンや清涼飲料水の保存料としてベンゼン環にカルボキシル基をつけた安息香酸も多い。

    神経伝達物質ノルアドレナリンもこのようなベンゼン環を中心とした分子構造をもっている。
シネイコ医師は、分子構造がノルアドレナリンとよく似ているフェノール、サリチル酸、安息香酸などの化学物質が、偽のノルアドレナリンとして作用し、精神を興奮させ、落ちつきの無さのような行動上の問題を引き起こしていると考える。
 シナプス間隙の受け手の神経細胞の受容体は、偽のノルアドレナリンを本当の神経伝達物質として受信し、まちがった電気信号を次の神経細胞に伝達すると考えるのである。
 ノルアドレナリンは、目覚め・覚醒の役割を果たしている神経伝達物質である。
これがシナプス間隙に急速にその分泌量を増大することは、より覚醒を高め、怒りや恐れなどの感情をもたらし、戦闘や逃亡のために心と身体を準備する。
したがって食品の中のこのような分子構造をもつ化学物質が、偽のノルアドレナリンとして働くゆえに、人を興奮させ、落ちつきの無い状態にさせることになる。
 薬、化粧品、食品添加物、保存料、そして人工着色料や天然のフェノールのような化学物質は水と油に分解するから、その分子は容易に細胞膜組織のバリアーを越えて脳の中に入るとシネイコ医師は考える。
  ベンゼン環をもった化合物を使えば、簡単に人間を狂わすことができる。
脳の専門家の大木幸助は覚醒剤について次のように述べている。
「ドーパミン、ノルアドレナリンというベンゼン環に目鼻という簡単な分子が、人間性、動物性の根底を作り、発揮させている。
逆にいえば、人間性を狂わすこともむずかしくない。
ベンゼン環を使えばよく、ベンゼン環をもった簡単な化合物を使えばよいのだ」
食品添加物などの化学物質は、覚醒剤とはその作用の仕方が違うにしても同じ事が言えるはずである。
 フェインゴールド医師は、ベンゼン環の分子構造をもつサリチル酸を含む食品を食事から除去することで「注意欠陥・多動性障害」の子どもたちを改善してきた。
臨床的に証明された食品添加物や食品中のサリチル酸と多動性との関連は、ベンゼン環をキーワードとして読みとくことができる。
 (ただし、合衆国のフェインゴールド協会の文書によるとベンゼン環をもった化学物質、フェノール構造をもった化学化合物がすべて神経毒として働くのではない。
体の中で神経伝達物質ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンに変化するアミノ酸チロシン はフェノールの構造をもっているがもちろん毒ではく、またフェノールの分子構造をもっていない着色料の黄色五号は明らかに落ちつきなく粗暴な行動に影響していると書いている。
したがって問題は単純ではないことをつけ加えておく)

[なぜ、そのような食品添加物をたべても落ちつきを失わず、粗暴にもならない人がいるのか]

 フェノールやサリチル酸を含む食事をとっても多くの人は、落ちつきを失わない。
それはなぜなのか説明しておく必要がある。

・モノアミン酸化酵素の働き
 血がのぼってもすぐにからっと怒りの治まるタイプの人間もいれば、いつまでも怒りが治まらない「しつこいタイプ」の人間もいる。
 その違いは、「怒り」の指令を伝達して使い終わった余分の神経伝達物質のノルアドレナリンを分解してその量を調節する酵素(モノアミン酸化酵素)の働きの違いにある。
残った神経伝達物質が、この酵素の働きによって撤去されないならば、怒りの伝達はつづくことになり、怒りが治まらないことになる。
もちろん食品から摂取されて偽の神経伝達物質としてシナプス間隙に入りこんだフェノールも分解されない。
 これがシネイコ医師の考えであるが、遺伝や栄養の関係からこのモノアミン酸化酵素の機能の弱い人間は、もともと気分・感情をコントロールできない上に、食品からのフェノールの摂取はよりその問題点を悪化させることになる。

・偽の神経伝達物質として働くフェノールを分解して解毒する酵素の働き
 行動や感情に混乱を与えるフェノールを取り除く「フェノール・スルホン酸トランスフェラーゼ」と呼ばれる身体の中で作られる酵素がある。
それはもともと天然にあるフェノール(リンゴなど天然のいろんな食品に入っている)が偽の神経伝達物質として伝達を妨害し、問題を起こすから、それを解毒し、身体から取り除く必要のために存在している。
 遺伝的にこの酵素が弱い人間は、食品中のフェノールが脳に侵入して偽の神経伝達物質として活動することを防御する手だてがないから落ちつきの無い人間になる。
今の時点では、酵素フェノール・スルホン酸トランスフェラーゼを体外から取り入れる有効な方法はない。
サリチル酸、フェノールを含む食品添加物や天然食品を摂取しないフェインゴールド医師の食事療法は神経伝達を妨害するフェノールを除去する意味で有効だったというわけである。
シネイコ医師はフェインゴールド医師の食事療法が成果をあげる理由の一つをここにみる。

4)アレルギーなどによる神経伝達物質の過剰消費による不足が引き起こす問題点

[アレルギーが、行動に影響を及ぼす]
 これまでは神経伝達物質と分子の構造がよく似たフェノールなどを含む食品が腸から血管を通じて脳へ影響するという食物が問題行動を引き起こすルートを説明した。
 食品添加物や食物が消化されて行為の変化を引き起こすもう一つのルートがあるとシネイコ医師は考えている。
アレルギーをひきおこす食べ物を食べた時に行為に影響するルートである。
 アレルギー反応とは、たとえば本当は無害である小麦やミルクなどを侵入してきた異物と認識し反応することである。
このアレルギー反応による免疫システムの活性化で頭脳の中で神経伝達物質を多く消費する。
そのために脳の中での神経伝達物質の供給が不足することで、神経伝達のレベルを下げ行動に影響することになる。
それは次のようなメカニズムのためである。

[受容体の数の増加でノイズを発生させ、神経過敏に]
 もし、長い期間、飲食物によってアレルギー症状にあったら、脳は、その免疫反応で神経伝達物質を減少させてしまう。
受ける側の神経細胞は、その受容体の数を増やすことで少なくなった神経伝達物質をキャッチしやすくする。
受容体の数の増加は、神経伝達物質がより多くキャッチされることを意味しているけれども、同時に、余分の受容体をもつことで、本当の信号でないノイズまでキャッチしてしまうことになる。
たとえば、ラジオの声の音量が小さいので音量をあげたら同時に雑音も大きくなるようなものである。
神経細胞は今度はより興奮しやすくなり、本当のメッセージと背後にある「ノイズ」との区別ができにくくなる。
これがシネイコ医師の考える長期にわたってアレルギーの原因になる異物に接した場合の行動への影響のメカニズムである。
 受け手の受容体の数が増えて、覚醒、怒り、恐れを伝達する神経伝達物質ノルアドレナリンが少量増加しても敏感にキャッチできることになるから、ちょっとしたことでカッときてしまうことになる。

[アレルギーその他の理由で神経伝達物質が不足するもう一つの問題点]

1)脳神経の二つの状態の切り替え

 ストレスやアレルギーや睡眠不足などで神経伝達物質分泌量が不足すると受け手の側の神経細胞の受容体が増えて神経過敏になるという問題とは別にその分泌量の不足は、受け身の集中力への切り替え(反応転換)をできなくするとシネイコ医師は考えている。
 神経伝達物質の一定量は、脳神経の「反応転換」が行われるために不可欠なのだそうだ。
「反応転換」とはどういうことか。
テニスのプレイにたとえると、ボールを打つ状態は、脳が「組織された状態」という。
ところが相手がボールを打ち返すのを待つ時はボールがどこにきて、どう反応すればいいかわからないという集中した受動状態の時期がある。
これを「非組織的な」脳の状態という。
この時、脳は次にどんな行動が必要とされても瞬時に準備ができていなけれはならない。
テニスのプレーでは、この二つ脳の状態の間を交互に絶えずスイッチの切り替えをしなければならない。

2)脳の二つの状態の切り替えには十分な神経伝達物質の量が必要とされる。

 シネイコ医師によるとアレルギー反応で神経伝達物質を消費してシナプス間隙にその量が減少すると、脳の「非組織的」な、受動的な集中状態への転換に必要な神経伝達物質の量が不足し、このような受け身の集中力をもつことができない症状となる。
 シネイコ医師は、アレルギー反応による神経伝達物質の不足状態を問題にしている。
しかし、神経伝達物質の不足の原因は、アレルギー反応の他に、いじめなどの継続的ストレス、不規則な生活による睡眠不足、ミネラルも含めた神経伝達物質を合成するための必要栄養素の不足などが考えられる。
これらの原因による神経伝達物質のシナプス間隙での不足も、受け身の集中力の無さ、脳の「非組織的な状態」への転換ができないという症状を生む。

3)腸の問題が、神経伝達物質の不足または偽の神経伝達物質の問題をひきおこす

 シネイコ医師は、次のように抗生物質の問題点をあげる。
細菌による病気に対してもちろん抗生物質は有用であるが、抗生物質の多用は腸内の有益な微生物の腸内フローラに変化をきたし、結果的に有害菌の数を増やす。
有害菌の腸のばく大な数の増加は、食べ物などのアレルゲンと同じように免疫システムの活性化を引き起こす。
免疫の活性化は神経伝達物質ノルアドレナリンの利用可能な供給量を使い尽くし、脳の中の化学的信号の量を減らしてしまう。
そこでアレルギーのところで述べたような問題を引き起こす。
すなわち受け手の神経細胞の受容体の数の増加で興奮しやすくなり、信号の異常発火によりノイズが発生してしまうことと神経伝達物質の量の不足で脳が「非組織的状態」と「組織的状態」の間をうまくスイッチの切り替えができにくくなることである。
 また増加した腸の中の有害菌は、様々のフェノール化合物を生み出す。
すでに述べたようにフェノール・スルホン酸トランスフェラーゼと呼ばれるフェノール化合物を分解する酵素が不足する子どもの場合、フェノールが脳の組織の中に達する。
そこでフェノールが偽の神経伝達物質として神経伝達に混乱を与えることになる。
脳の機能は一層低下し、行動にも問題を引き起こしてしまうことになる。

 ここでシネイコ医師は薬である抗生物質の多用は腸内に悪玉菌を増やし、注意欠陥・多動性をもたらすという戒めを述べているが、腸内フローラに悪影響を与えるのは抗生物質だけではない。
食事が大きな影響を与える。
加工食品に偏り、食物繊維が不足しがちの現代の食生活は、腸に問題を引き起こすと言われている。
腸内有益菌の繁殖のためにヨーグルトだけでなく、味噌や醤油などの伝統的な発酵食品が見直されている。
遺伝的にフェノール・スルホン酸トランスフェラーゼが少なく食物に反応して落ちつきをなくす人間の場合は、同時に腸の善玉菌をふやす方向の食事が必要だということになる。

6) 短気でなく協調性のある人格のために=セロトニンの分泌不足を防ぐ 

[攻撃性を抑制する役割とともに自分に対する満足感と自己肯定感情を伝達する役割をもつセロトニン]

 セロトニンはノルアドレナリンの活動性、攻撃性を抑制する役割とともに自分に対する満足感情を伝達する役割を果たしていることが、明らかになっている。このことについてもっと詳しくみてみよう。
 高田明和は、セロトニンの分泌不足のために自分を評価できない弁護士Bさんの事例をあげている。
 弁護士B さんはいつも自分に価値をおくことができず、ときどき不安感にさいなまれていた。
精神科医にかかってブロザックというセロトニンの量をふやす薬を処方された。
すると不安とウツの気持ちが薄れ、自分のやってきたことに価値をおくことができるような気持ちになった。
薬なしでもやってゆけるようにしようとすると、B さんの精神状態はもとにもどってしまった。
 このことからセロトニンの十分な分泌は、怒りの抑制だけでなく自分に対する自信と満足、自己肯定的な感情をもたらすものであることがわかる。
このことは、自分を不遇だと思っている人が怒りやすく、幸せだと感じている人はあまりカッーとこないものであるから常識的にも理解できる。

[食生活の重要性]

  セロトニンを形成するトリプトファンは、人間の体内で作られるものではなく、食物として体外から摂取する必要がある。
したがって栄養としてそれをとっていなかったらセロトニンは不足することになる。
トリプトファンが、セロトニンに転化するにあたっては、トリプトファン・ヒドロキシラーゼやビタミンB6を必要とする。
 したがって、トリプトファン、ビタミンB6、そしてトリプトファン・ヒドロキシラーゼという酵素を活性化する微量ミネラルを含む食物が不足するとセロトニンの分泌が不足することになる。
これらが含まれている食品は、「良質の動物性、植物性タンパク質のほか、胚芽やフスマなど精製した穀物では捨てられてしまう部分やドライフルーツや植物の種子」である。

[セロトニン形成を妨害する飲食物(加工食品、スナック菓子、ジャンクフードなど)を摂取しない]

 飲食物からトリプトファンからセロトニンへの転換を妨げる要素を避ける必要もある。
東京医科歯科大学の服部淳彦は、「ビタミンB6は不足しやすいビタミンの一つで、タバコを吸う人、酒を飲む人、加工食品を多く食べる人は、普通の人よりビタミンB6をたくさん食べる必要がある」と言っている。
加工食品による食事、スナック菓子やジャンクフードの間食を避け、セロトニン形成を妨害する飲食物を避ける必要がある。

H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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