Together we can change the world ? Lyrics
(video inspired by god of star)



( This contents are very important for world teacher)

Theme of this page is articles of Mitsuki about nationalism and education.
This contents are very important for world teacher.
I recommend you to read by translating.

このペ-ジのテ-マは,ナショナリズムと教育についてのミツキの論文です。
この内容は、世界の教師にとってとても重要です。
私はあなたに訳して読むことを勧めます。


「イラク攻撃」と「国旗、国歌の教育」

 これは、アメリカのイラク攻撃が迫っていた頃、知人にあてたメールです。

 こんにちは。おっしゃっているイラク攻撃に反対の気持ちは私も誰にも負けずに持っています。
ですからおっしっゃている「ワシントンDCで50万人、サンフランシスコで20万人、そして全地球で25カ国の人々が歩く」というのに参加されたことには、私はたいへん共感しました。

 インドのサーカーを調べているのですが、1970年代の後半に激化したアメリカによるベトナムの北爆に見られる大量殺戮や、枯葉剤ダイオキシンを大量に散布して多くの障害児を生みだしたことなど、アメリカの残虐な行為について批判する言葉はサーカー自身の文章には見あたりません。
私の考えでは、サーカーはちょうどその時期に7年近く、殺人罪という無実の罪で弾圧され、投獄されていたため、それどころではなかった。
自分たちの組織が壊滅状況に追い込まれていたということがあると思います。

 私は、アメリカが共産主義の国を攻撃しているから、どっちも悪いからとサーカーがその非道を肯定していたわけでないと思います。
彼のネオ・ヒューマニズム論は、イラクで殺されるまったく無実の大衆もニューヨークで殺された人も、人類としてまったく同じ尊い命を持っているのであり、ナショナリズムを超えて、つまり自分の民族、国家という枠を取っ払って、地球人を1つと見る考えです。
ですから、当然、イラクが核兵器を開発している疑いがあるからといって先制攻撃してもいいという理屈は成り立ちません。

 サーカーは、人類の世界政府を作り、兵器を世界政府に集中し、各国が軍隊を持たない形を提起しています。
現在、核兵器を5大国が持ってもいいという制度になっています。
そしてインド、パキスタンが核兵器を持ちました。
世界182カ国の中の5カ国が核兵器という大量殺戮兵器を持っていいという論は、将来必ず破綻する。
人類を核戦争の危機から救うには、最終的にはサーカーの対案しかないと思います。

 でも、今の局面は、世界政府は歴史の日程に上っていませんから、アメリカによるイラク先制攻撃に反対するしかないと思います。

 私は「君が代」について、サーカーの観点から次のように会議で発言しました。
すると、今年一緒に転勤してきた女性の方が「これまでの中でもっとも説得力のある意見だと思った」と言ってくれました。
サーカーの観点で話すと、人々はもっとも説得力を感じるのです。本当に不思議です。

 「私は、君が代、日の丸の論じ方について、別の角度からの意見を持っています。
現在の文部科学省の学習指導要領には、『日本人としての自覚を育てる』『日本人としての誇りを育てる』と繰り返し出てきます。
そして講習会に行くと繰り返し『日本人としての誇りと自覚を育てる』ことが指導されます。

 ある時、社会科の講習に行くと、1人の参加者が質問しました。
『それでは在日韓国人の子はどうするんですか』。
そうしたら講師の人は『韓国人としての自覚と誇りを育ててください』といいました。

 私はこの『○○人としての自覚と誇りを育てる』というのが問題の根本にあると思っています。

 国旗、国歌のナショナリズムの教育をもっとも徹底的にやっている国はアメリカです。
アメリカ人の多くが、テロによってニューヨークで殺された反撃として、アフガニスタンの無実の人の命が失われても仕方がないと思っています。
ニューヨークで殺された人もアフガニスタンで殺された人もまったく同じ命の値打ちを持っていることが、国旗、国歌によるアメリカ人意識の形成の中で忘れられているのです。
今、アメリカではタクシーに"God bless America." (神はアメリカを祝福する)とワッペンを張り、小学校では学芸会の始まる前に先生が子どもたちに"God bless America"と唱和させているとアメリカ在住の知人から聞きました。
本当の神はえこひいきなく全人類を祝福するはずです。
アメリカ人意識の心の枠の上に、今、ブッシュ大統領はイラクを先制攻撃しようとしています。

 教育の目標は心を無限に広げていくことです。
なんとか人という枠を心の中に作ってそれ以上の心の拡大に制約を課すものであってはいけません。
心を無限に広げていかなくてはなりません。

 国旗、国歌の教育を推進し、教育基本法を変えようとしている人々は、自分の民族、国家への帰属意識を植えつけることで、今日の子どもと大人のモラルの頽廃《たいはい》を改善しようとしています。
しかし、もし、戦後教育の失敗をいうならば、自分の国家への忠誠心の前に『すべての人類は尊く、すべての生命が尊く、すべての存在が尊い』という意識を形成する教育に失敗しているということです。
モラルは、国家と結びつけるのではなく、『すべての人類は尊く、すべての生命が尊い』という意識と結びつけて高めていくべきです。

 もう一度いいます。『すべての人類は尊く、すべての生命が尊く、すべての存在が尊い』という意識の形成こそ、国旗、国歌によるナショナリズムの教育への対案です。

 21世紀に入っています。
人類の地球規模のコミュニケーションは進んできました。
あと100年経てば、人類としての自覚をもって、国際紛争を克服するために世界政府を作り、兵器を各国が放棄して1つの世界政府に集中する時代に進むと私は考えています。
それで浮いた軍事費をアフリカなどの開発に回し、飢える人のいない世界となるかもしれません。
明治維新の時、長州人だ、薩摩人だと狭い意識で人々が対抗意識を持ちました。
明治になって1つの日本人意識を持つことで、心は広がり、その愚かさ、狭さは消えました。
そして今、『私は○○人だ』と自分の民族と他の民族を分けるナショナリズムの意識を持つのでなく、『私は人類だ。すべての人間、人類は尊い』という普遍的な意識を持つべき時代がきていると思います。

 教育は、100年単位で見ていかなくてはなりません。
私たちは、『国旗、国歌』の押しつけによるナショナリズムの教育の是非を考え続けていかなくてはなりません」

 以上が私の会議での「君が代」の提案に対する発言です。
サーカーの「人類は1つで不可分である」という考えと「すべての人類は尊く、すべての生命が尊く、すべての存在が尊い」というネオ・ヒューマニズムの考えを下敷きにしています。



●○○人としての誇りについて

 韓国籍の高校生から、「『韓国人としての誇りを忘れたらいけない』という考えについて先生はどう思いますか。
日本で生きていく上で、いつかは国籍の問題にぶつかるかもしれません。
しかし、僕は僕でありたいのです(事実、僕の父は日本人ですし)。
もしよければ、先生の意見を聞かせてください」という質問を受けました。
次に紹介する一文は、その問いに答えたメールの一部です。


 メールありがとう。
 君のぶつかってきたテーマは教師として幾度も考えさせられてきたテーマです。
長い教師生活で私の考えに変化、発展があります。
私は、ああ、在日朝鮮人の人々の中にもいろいろ意見や考えがあるんだ。
それぞれがどんな人生を送るかは個人の権利なんだ。
押しつけはいけないと強く思うようになりました。

 その頃、1人か2人ですが、本名で日本国籍を取得する人が現われました。
この頃から私は、国籍というのは、アメリカ国籍でいろんな出身の人がいるように、日本国籍でハワイ出身の小錦がいるように、日本国籍の朝鮮人、韓国人がいていいはずだと思うようになりました。
そのあたりのハードルを低くして、もっと自由に国籍を取得できる形にしたらどうか。
つまり韓国人や朝鮮人のまま日本国籍を持っている人がいて当然ではないかと思うようになりました。

 ただ、歴史的経緯がありますから、日本国籍を取りたくない方も当然おられます。
日本国籍のない方が地方選挙権を持つのは当然だという判決が出ました。
そうした動きもあり、在日朝鮮人の方々には基本的に3つの方向性があるのではないかと思うようになりました。

1つめは、日本人の名前で日本国籍を取る、
2つめは朝鮮人としての名前で日本国籍を取る、
3つめは、韓国籍、朝鮮籍のままのアイデンティティを持ち続け、人権を保障される方向です。
もっと4つめがあるかもしれません。

 その方向を決めるのはあくまでもそれぞれの在日朝鮮人の人々であり、私たちがどれがいいということはできない。
ただ、日本国籍朝鮮人という道がありうることを日本社会が受け入れるべきだと私は思います。
すなわち韓国・朝鮮人としての自覚と文化を持った人々を国籍の上でも私たちの社会は受け入れるべきだと思います。

 さて、君は、3つめの韓国籍、朝鮮籍のままのアイデンティティを持つ方向に違和感を持ちました。
その方向を選ぶ人々を私たちは尊重しなくてはなりませんが、君がどの道を選ぶかは君の権利で、その道に違和感を持っていることは、心の奥が4つめ、あるいは1つめ、2つめの道を欲していることではないでしょうか。

 60億の人類は、根本的に1つです。
言葉、肌の色、文化、いろいろ違っていても、根本は同じです。
表面の違いです。
そして根本は同じだけれども、1人として同じ顔がないように、この世のあらゆるものに同じものはありません。
言葉も文化も肌の色も地域によって違います。
どれかが優れていて、どれかが劣っているということはありえません。
もし、私たちが人間であるという自覚、人類の一員としての自覚、アイデンティティを持つならば、韓国・朝鮮の文化も日本の文化も私たちの文化です。
広い心を培っていくべきです。
この考えでいくと、君も私たちも同じ人類です。
人類としてのアイデンティ、すなわち将来、人類政府を作るアイデンティティでいうと、韓国・朝鮮の文化も日本にあるさまざまな文化もアメリカの文化もアフリカの文化もすべて私たちの文化です。
新しい人類の時代を作っていきましょう。

 私は、世界中から、自分の国が特別に優れているというようなナショナリズムを克服しなくてはならないと考えています。
人類の一員としてのアイデンティと、すべての人類の多様な文化をそのまま自分たち人類の文化として受け入れ、自ら豊かにしていけるような大きな心を持った人間が育っていくべきだと思います。
私はそう考えています。

 今日の新聞を読むと教育基本法という法律に「国を愛する心」を新たに付け加えるという案が出てきます。
この前テレビを見ていたら、ある女優が「あなたは自分の国のために死ねますか」と会場の人に質問していました。
それが普通の議論となりつつあるところに今の世の怖さを感じます。
自分の国のために死ぬ人がいるから世界から戦争がなくなりません。
自分の国が一番尊いと思っている人々が、ブッシュ大統領がイラクに戦争を仕掛けることを支えています。
「国を愛する心」ではなく「すべての人類、すべての生命、すべての存在が尊く」すべてを愛する心、無限に広い心を作るべきです。


 メールはここまでです。
相談してくれた彼のように、韓国人と日本人の両親を持つ子どもが韓国人としての誇りと日本人の誇りを培うなら、心は2つに分裂してしまいます。
私たちは地球の大地から生まれた生命であり、その生命から生まれた1つの人類です。
その1つの人類が、韓国の文化や言葉、日本の言葉、いろいろな文化など多様な形をとって現われているにすぎません。
アフリカの奥地の人々の言語と文化も、そこに住む人にとっては、私たちの日本の言語と文化と同じ貴重な価値があります。
特別に自分の国や自分の言語、自分の文化に誇りを育てる「愛国心の教育」は人間の心を狭く限定するものです。
サーカーは、すべての地球上の人間の文化は私たち人類の文化だという目で見よといいます。
私はなるほどと思います。



H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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