PASMA CPUT Bellville Campus Manifesto 2013
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(comparison of prout social theory and socialism theory of Marx,Engelsy)

Theme of this page is comparison of prout social theory and socialism theory of Marx,Engels.
This summarize of Mitsuki is excellent.
I recommend you by translating.


このペ-ジのテ-マは、プラウト社会理論とマルクス、エンゲルスの社会主義理論の比較です。
ミツキの要約はすぐれています。
私はあなたに訳して読むことを勧めます。


マルクス、エンゲルスの科学的社会主義とサーカーのプラウトについて

▼エンゲルスの『空想から科学への社会主義の発展』における資本主義の基本矛盾の指摘

◎現実社会を変化の過程にあるものとして分析

 マルクスやエンゲルスの科学的社会主義の構想と、サーカーのプラウトに基づく社会構想とを比較してみたいと思います。
科学的社会主義の基本的な文献として、フリードリヒ・エンゲルスの著書『空想から科学への社会主義の発展』を念頭において比較してみます。
同書の第1章は空想的社会主義者について書かれており、第2章では弁証法的唯物論の哲学的な見方が紹介され、第3章には資本主義社会の矛盾が書かれています。
まず、空想的社会主義者は資本主義社会のあり方を批判したが、空想的であった。
そこで空想ではなく、現実的な見方をどう確立するかということで、この社会、自然、宇宙すべては生成・発展・消滅の弁証法的な過程にある。
観念の世界ではなく、現実の社会を分析することを通じて(これを唯物論的といいます)目の前の資本主義社会がいかなる矛盾をもって、どの方向に運動しているのか分析しようというわけです。

◎資本主義の基本矛盾

 第3章では資本主義社会の矛盾を分析します。
資本主義社会は生産の社会化をどんどん進めてゆきます。
しかし生産手段は私的に所有され続けています。
たとえば農家では、生産手段を個人が私的に所有し、かつ農家の人自身が労働者ですから、生産形態と所有形態の矛盾はありません。
ところが機械制大工場では100人、1000人、1万人と生産形態は集団的で社会的なものであるのに、生産手段である工場は資本家の個人所有です。
この集団労働(生産の社会化)と資本家の私的所有が資本主義社会の基本的矛盾というわけです。

◎2つの現象矛盾 

 この基本矛盾を背景として資本主義の発展に伴って次の2つの問題が現象矛盾として顕在化してきます。
1つは賃労働と資本の対立です。
つまり労働組合に団結する労働者階級と資本家階級の対立というものが出てこざるをえないということです。
2つめに生産の無政府性です。
資本主義の発展によって進む生産の社会化とは、単に工場の規模が大きくなり、集団的労働の規模が大きくなったという意味だけではなく、商品経済の発展とともに社会的分業が世界規模に発展していくことを指しています。
このような自由な市場での全体としての計画のない生産は、今、私たちが目の前にしているような不況やリストラを必ず伴うというわけです。
つまり、
(1)資本主義は生産の社会化と生産手段の私的所有という基本的矛盾を根源として、
(2)労働者と資本家の対立をもたらし
、 (3)生産の無政府性によって時に失業などの経済不況に襲われざるをえない仕組みである
というのです。

 この3つの点は、資本主義社会の根本的な問題点です。
これらの解決のためにエンゲルスは、労働者が団結して国家権力を握り、生産の社会化に見合った社会的所有を確立し、賃労働と資本の対立と生産の無政府性の問題を解決しようといいました。

▼資本主義の矛盾を最適に解決したサーカーのプラウト経済論

◎所有の3形態による「生産の社会化と私的所有の矛盾の解決」

 なぜ、ここまで丁寧にエンゲルスの『空想から科学への社会主義の発展』を紹介したかといえば、プラウトに基づく社会構想は、エンゲルスが指摘した資本主義社会の矛盾を見事にアウフヘーベン(止揚)した社会であるからです。

 まず、第1点の資本主義の基本的矛盾である生産の社会化と私的所有の問題です。
プラウトでは、国有はなく所有の3形態があります。
1つは自治体所有の基幹産業、2つめが民間企業です。 それは協同組合企業であり、そこで働く労働者の所有になります。
そして3つめが医者などの個人経営です。
つまり個人労働であるものは所有も個人所有であり、集団の労働形態であるものは所有も集団所有で、生産形態と所有形態が一致しています。
資本主義に変わるべき社会について、マルクスやエンゲルスの構想は労働者が生産過程の主人公となり、労働疎外から克服されることでした。
しかし、旧ソ連はマルクスやエンゲルスの構想と異なり、企業を国有化したままで、すぐに労働者のものにはしませんでした。
農村組合でも国有化や集団化はしましたが、生産手段は労働者である農民のものにはなりませんでした。
旧ソ連はマルクス・エンゲルスの理念を実行した社会ではなかったわけです。

◎協同組合化による「賃労働と資本の矛盾」の解消

 第2点の賃労働と資本家の対立の解消の問題です。
プラウトでは、企業の株の半分以上(つまり生産手段)がそこに働く労働者のものであり、経営者は労働者の中から選ぶか、労働者たちが雇います。
農村協同組合にしても農民は自分の所有権を失っていません。
供出した土地の持ち分に応じて株を所有し、そこからも配当を得ます。
そこで働く者に所有権がありますから、賃労働と資本家の対立は起きません。

 旧ソ連は、生産手段を国有化しても、労働者や農民に所有権を手渡しませんでした。
ポーランドの社会主義政権が崩壊し、ワレサが労働組合の指導者として登場した時、賃労働と資本の対立は国家と労働者の対立となって現れました。
そして旧ソ連でも、炭鉱労働者が政府と闘ってソビエト連邦崩壊に大きな役割を演じました。
生産手段の国有化は賃労働と資本の対立を解決するものではなく、賃労働と国家の対立に移るだけのものでした。
その対立が国家による抑圧のために労働組合の闘争として表面化しなかっただけだったのです。
旧ソ連は、エンゲルスが述べた社会主義社会ではなく、国家が生産手段を所有する資本賃労働関係のある社会であったことになります。
サーカーも、旧ソ連の共産主義は実は国家資本主義であるとも指摘しています。

◎社会経済単位の設立と下からの計画経済による「生産の無政府性」の解決

 第3点の資本主義社会の持っている生産の無政府性という問題です。
旧ソ連は国家が中央で生産計画をして割り当てることで生産の無政府性を克服しようとしました。
後にそれが莫大な非効率と浪費であったことがわかりました。
この点でもプラウト経済論は優れています。経済の分権化です。

 経済学の学術用語では「局地市場圏」と呼ばれますが、生活必需品に関しては経済的自給自足をする社会経済単位=局地市場圏を創出するのです。
生活必需品を中心として、それぞれの地域の社会経済単位で2年間くらいの短期的な計画を立てます。
地元のニーズに徹底的に応えるという経営方針が貫かれます。
旧ソ連のような中央指令の計画経済ではなく、局地市場圏の経済計画を下から積み重ねる計画経済です。
決定権は地元の人間にあります。
これは資本主義社会の生産の無政府性という問題を真に克服し、かつ生産の効率性、あるいはすべての地域の平等な発展を保障するものです。
旧ソ連とはまったく違う経済システムです。

 もう少し社会経済単位について説明しておきます。
原則として原料の輸出はせず、原料生産地に工場を作り、完成商品にして輸出することにより、外部の企業による搾取の余地をなくします。
その前提で自由貿易をめざします。
しかし、その地域で不足する生活必需品は外部に輸出できません。
たとえば、中国で野菜が不足して食べられない人が多くいるのに、日本に野菜を輸出することはありえません。
また多国籍企業のファストフード店などは現在の形では経営できなくなります。
それぞれの支店が対等の立場でネットワークを組み、中央本社に搾取されない形(消費者協同組合)に組み換えます。

▼まとめ

 以上考察してきたように、プラウト経済は徹底した経済民主主義です。
マルクスやエンゲルスが指摘した資本主義社会の矛盾を克服した社会のありようと一致するのは、旧ソ連や中国に現われた社会ではなく、サーカーが主張するプラウト社会だったのです。
正直なところ、インドのヨーガ指導者がこれほど優れた理論を述べていることに驚かされます。
ちょうどマルクスが19世紀の産業革命期のイギリスの労働者階級の悲惨さを目の前にして経済解放の理論を作ったように、サーカーがベンガルという世界最貧の経済矛盾の激しい社会を目の当たりにしている地域の人であったことも関連しているのかもしれません。




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