陽はまた昇る(予告編) (video inspired by god of star)



『陽はまた昇る』

あらすじ

ヴィクターは、営業不振になり、当時、全部門で2割の人員削減を指示されていた。
ビデオ部門に高卒の開発部長として加賀屋(西田敏行)が、新しく配属された。
加賀屋は高校卒で現場の気持ちがよくわかっていたから、2割の人員削減をせずにやってゆこうとおもった。

そして売れる商品としてビィデオ再生装置の開発にかけ、2時間連続録画可能なVHS(Video Home System)を開発した。

しかし、その時にはソニーがベータを開発し、ベータが優勢で、通産省もベータを統一規格として採用することを決めていた。
VHSを開発したすべての努力が水の泡になりかけた。
しかし、その時は、ベータは一時間録画しかできず、VHSにも有利な材料があった。

その時、加賀屋は開発した技術を他の企業にオープンにして、他の企業に採用してもらい、ベータよりもVHSを統一規格とすることをねらった。
松下幸之助にアポイントもとらずに直接会って、完成したVHSを説明した。

VHSは、加賀屋はヴィクターの社長に直訴し、生産にこぎつけた。
社員から感謝され、加賀屋は定年退職した。


感想(1)・・・技術をオープンにしたマインド

ベータに対して、VHSが市場の中で勝利していった。
(個人的には私は最初ベータを買ったので、ベータに勝ってほしかったが)
その大きな理由が、加賀屋開発部長が、自分たちの開発したVHS技術を他のメーカーに採用してもらうように働きかけていったことである。
ビデオの市場全体を視野においたオープン・マインドだった。

私はキーボードを富士通が発明した親指シフトをつかっている。
非常にすぐれたキーボードなのに統一規格にならなかった。
富士通が親指シフト・キーボード・システムを他の企業にオープンにしていたら、より便利のいいキーボードが日本の標準規格になっていただろうと思う。
自分の会社だけの利益でなく、技術を業界が共有するなら、人々の福利が向上する問題であるならば、この加賀屋開発部長のスタンスはとても正しかったとおもう。

私たち、教育の『業界』では、企業原理をとりいれて、多様化の名前のもとに、各高校を競わせる方向がめざされている。
しかし、この加賀屋開発部長がせっかく開発した技術をオープンにした精神、市場全体を視野にいれた精神こそ、未来にむけて、私たちが学ぶべき点ではなかろうか。


感想(2)・・・事実上のホラーキー階層構造の勝利

加賀屋開発部長は、上からの2割人員削減の指示にしたがわなかった。
自分の部署でVHS技術の開発にかけていた。
彼らの事業所は、上に隠れて自己決定をおこなってきた。
これは、ヒエラルヒー階層構造に対するホラーキー階層構造の勝利である。
もし、加賀屋部長がヒエラルヒー構造を推進する上意下達型の部長だったら、この成果はでていない。


感想(3)教育の仕事との違い

加賀屋たちは物的な生産を担って生きてきた。
いかに社会の物的需要に応えるものを開発し、生産するかが日々問われている。

私たちは、人間を育てる仕事をしている。
物的な喜びだけなく、知的な喜びやスピリチュアルな喜びを教え、内的に豊かな人生が歩めるようにする仕事である。

これまで日本では、仕事に直接必要な教育は社員教育としてなされてきた。

アメリカでは、大学などで教える内容が、即、企業で役立つものに傾斜しているらしい。
日本も、そういう社会で、すぐに役立つものに高等教育の内容が変えられつつあるのではないかという危惧をもつ。

もちろん、最終的に学校教育の中で育てた人材は産業界で活躍するわけであるから、そのリンクのあり方は考えなくてはならない。
しかし、教育が、即物的にならず、物的喜びしか知らない人生ではなく、より高いレベルの喜びを知って生きてゆく人生に導くものでありつづけてほしいとおもう。
今流行りの言葉でいうと、QOLの向上に役立つことである。


This video is story of person who live way of life contrary to capitalist principle of competition in production site.
This person was pierced agreement of workplace, which is from bottom to top contrary to principle of top-down organization of capitalism.
Socialist company sharing means of production becomes common for everyone.
H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

appeal of gods of star

all H.P. of project of Heaven and gods

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