Elizabeth (1998) Trailer (video inspired by god of star)



Elizabeth 『エリザベス』

あらすじ

事実は別として、この映画では、エリザベスは、宗教的泥沼の争いをやめさせた名君として描かれている。
エリザペスが女王になる直前のイギリスは、カトリック教徒とプロテスタント派が、血なまぐさいおそろしい抗争をしていた。
エリザペスが女王になり、議会で統一令をだし、イギリス国教会を確立し、二つの抗争をやめさせようとした。
しかし、カトリックのローマ法王の側からみると、神聖なるローマ法王の権力への反抗であった。
そこで、ローマ法王は、エリザベスにかわって、ローマ法王に忠実なカトリックの政権を確立するための工作をし、エリザベス女王を失脚させる陰謀がすすんでいた。
それにかかわっていたものたちを、女王は残酷に処刑した。
そして女王はだれとも結婚せず、イギリスと結婚するとバージンであるとした。
エリザベス女王には愛人ロバートがいた。
彼も陰謀にくわわっていた。


1) エリザベス女王を、妻のある愛人ロバートとの関係で、ふつうの人間ドラマとして描いていた。

2) ヨーロッパ中世は、ローマ・カトリックの宗教的権威が西ヨーロッパ全体を支配していた。
1517年以来、宗教改革でローマ・カトリックにはむかうプテスタント派がうまれた。
エリザベス女王は、イギリス国教会を確立し、ローマ・カトリック教会の宗教的支配からのイギリスの独立を確立させる闘争をおこなったといえるだろう。
この歴史の流れがつかめていないと、この映画のポイントがつかめないだろう。
この映画はイギリス・ナショナリズムの美化をめざすもののようにおもえた。

3) サルカールの社会サイクル論でいうと、ローマ・カトリックの僧侶の支配は、「知」の支配、すなわちヴィープラ支配である。
武⇒知⇒財⇒の順に社会のリーダーシップはまわる。
したがって、エリザベス女王の力の背後には、当時のイギリスのヴァイシャ(財力派)がいて、バックアップしていたことになる。
実際、エリザベスの時期に経済は発展した。

4) 広域支配の宗教がネイション(国家)を従わせていた時代から、ネイションが宗教を従わせる転換点がエリザベス時代だった。
人々の神への忠誠心をネイションへの忠誠心と重ね合わせようとしていた。
私たちは、エリザベスたちが築いた神とネイションへの忠誠心から、「すべての人類、すべての生命、すべての存在に普遍的に奉仕するネオ・ヒューマニズム」、すなわち万物への忠誠心を形成し、近代ネイション国家を超える新たな人類史を切り開きたいとおもう。


This movie draws moment of birth of nation-state from medieval society.
There were various way to establishment of nation-state.
Formation of nation-state in West was bloody in process of Reformation.
Reason of bloody history is negative gods dominated religious world.
H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

appeal of gods of star

all H.P. of project of Heaven and gods

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