Il postino, trailer (video inspired by god of star)



Il Postino, The Postman『イル・ポスティーノ』 

Dear
I am cosmic program in your mind.
This corner is consists of recommended video and happened video in shop.
We project of Heaven and gods introduce all impressions statements of videos when resting in home in order to cure cerebellum infarction.
Theme of this corner is love and life.


こんにちは
私はあなたの心の中にいる宇宙プログラムです。
このコーナーは、推薦されたビデオと店にたまたまあったビデオからなります。
ミツキが小脳梗塞で脳を休めていたときに見たビデオ感想文を全部紹介しています。
このコーナーのテーマは愛と人生です。


あらすじ

イル・ポスティーノとは、The postmanという意味のイタリア語です。

1950年、イタリアのナポリの近くの小さい島に、チリの世界的に有名な詩人のパブロ・ネルーダ(ノーベル賞を受賞者)が、亡命してきた。
チリの労働者の闘いを激励する共産党員詩人だったから弾圧されたためである。

その島に30代のしがない、なんのとりえもない独身のマリオという男がいた。
彼は、郵便局長からネルーダの家に郵便物をとどける仕事をもらった。

マリオは、居酒屋のベアトリーチェを好きになった。
彼女に自分の気持ちを詩で表現するためにネルーダに詩の書き方を教えてもらう。
そしてベアトリーチェに愛の詩を送りつづけて、彼女の気持ちをつかんでしまう。
そして二人は結婚する。

ネルーダはチリに帰国した。
そしてふたたびネルーダが、マリオの島にやってきた。
ベアトリーチェと息子がいたが、その時、夫のマリオは亡くなっていた。

彼の詩がみとめられて共産党の労働者集会で、壇上で詩を朗読することになっていた。
その時、集会を弾圧しようとした警察が鉄砲を乱射し、マリオはその弾にあたって死んだ。
(弾圧で亡くなった労働者への弔辞が最後にでてきたから実話をもとにしているようであった)

感想(1)共産党員詩人ネルーダ

イタリアでは、共産党がナチスへのパルチザン闘争で活躍したため、戦後、人々から大きな支持を得ていた。
この映画をみると1950年代、いかに大きな影響力をイタリア共産党がもっていたかがわかる。

しかし、この映画は、労働者の闘争を描いたものではない。
むしろスピリチュアルな視点で見る方が理解できる。
日本共産党員の画家に岩崎ちひろがいる。
その画風は、スピリチュアルなものであり、幅広い支持を得ている。
それと同じで、この映画は、チリ共産党の世界的詩人ネルーダがでてくるけれども、ネルーダの語る詩、この映画にでてくる詩は、すべて愛の詩だった。
むしろスピリチュアリティの視点からの方がよりよく理解できるものだった。頭をリラックスさせてみることのできる映画である。

感想(2)身近なものの中に美しさを見いだす目=スピリチュアルな目

ハイネの詩集の解説に
「ハイネは、無数の砂の中から宝石を宝石として人々に示した。
日常生活の中にある美しさを発見し、それを人々に示した」
という趣旨があった。

同じ趣旨をサルカールも、このコスモスの粗大から精妙なすべてのレベルに「至福=シュレヤ」が横たわっていると言う。
文学は、普通の人々に日常的な生活の喜び(プレヤ)悲しみを描きながら、その中に無限につながる喜び(シュレヤ)を見いだして、表現してゆくのが芸術家であり、このコスモスのすべての層、すべての領域にシュレヤ=至福が潜在していると言う。

この言い方をかえて、ケン・ウィルバー風に言うならば、第三の目、スピリチュアルな眼差しで見て、表現することです。
(なお第一の目は肉の目、第二の目は知の目)
すべてを大文字のスピリットの顕現としてみる時、すべての存在の中に美と至福が横たわっていることが見える。

この映画の中で、マリオが、ネルーダから、「チリの仲間からのこのテープレコーダーに、この島でいちばん美しいもの」を吹き込んでくれといわれて最初「ベアトリーチェ」とだけ答えた。

ところがネルーダがチリにもどっていなくなった後で、マリオは、島の美しさに目覚める。
波の音、風の音、島のあらゆるところに美のあることを発見し、ネルーダに送ろうと録音した。

マリオは、ネルーダから詩をつくることを学び、感性を発達させ、それまで美しくもなんとも感じなかった身近な自然を美しいものと感じるようになったのである。

サルカールは文学や詩をつくったりすることを、サーダナー(スピリチュアル・プラクティス)と呼ぶ。
まさしく、マリオは詩をつくるスピリチュアル・プラクティスの中で高まってゆき、スピリチュアルな目をもつようになった。

この映画自体が、日常のなんのとりえのないものの中に美を見いだした作品だった。
すなわち、なんのとりえもなく魅力もなく風采があがらないだめ人間のマリオを輝かせていった。

感想(3)詩の技法とスピリット

ネルーダがマリオを詩をつくるアドバイスが興味深かった。
まず技法を二つ教えていた。
① メタファー、すなわち隠喩で表現すること、たとえば「あなたの頬はバラのように紅く」、
② リズム、すなわち韻をふむこと。

もうひとつ、スピリチュアルな直観について説明していた。
「浜辺で海をみている時に、言葉がわき上がってくる」というような説明をしていた。
これは、inspireすなわちインスピレーションである。

感想(4)反搾取感情

この映画の中に、共産党員詩人ネルーダの「労働者の闘い」を激励する言及があった。
共産党のよいところは、元祖マルクスによる、虐げられた労働者を激励し、団結させ、反搾取の闘争にたちあがらせる理論を背景としていることである。
(サルカールは、マルクスの理論は社会サイクルのシュードラ革命という局面において通用した相対的真理だとしている)

サルカールも、「搾取(利用exploitation)のない」社会をめざしなさいと言う。
人が人を利用し、搾取することのない社会である。
そのためには大衆の間に反搾取感情をゆきわたらせることが必要である。

この映画のネルーダは人々の中に反搾取感情を育てる役割を果たしていた。
私たちも、ネルーダやサルカールから学び、スピリチュアルな直観と反搾取感情を結びつけなくてはならない。

なお、マルクスとサルカールの搾取論の大きな違いは、マルクスが経済的搾取だけを搾取としているのに対して、サルカールは、経済的搾取を重視しつつ、知的心理的レベルとスピリチュアルなレベルにおいても搾取(利用)を問題にしていることである。


This video is story of ordinary human who learn how to make poem from poet is gradually come to know beauty of daily life.
Making poem is to bring up spiritual view which see beauty of everyday life.
H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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