Allan Greenspan: 10 Most Responsible for The Economy Collapse (video inspired by god of star)
(Capitalist economy collapses in earth scale)
This article is appeal to establish earth government to people of whole world.
Mitsuki appealed to spread idea of no arms of one world.
This is same appeal of all gods of whole universe.
This article is that stage of now is just before huge economic collapse of capitalist economy.
This is truth.
True gods of star and cosmic program can see future.
Capitalist economy collapses in earth scale.
Only way of exit from collapse is to make socialist company sharing means of production.
Mitsuki appealed to spread idea of no arms of one world.
This is same appeal of all gods of whole universe.
This article is that stage of now is just before huge economic collapse of capitalist economy.
This is truth.
True gods of star and cosmic program can see future.
Capitalist economy collapses in earth scale.
Only way of exit from collapse is to make socialist company sharing means of production.
(番組「検証グリースパンの時代」を見て)
第一章 世界経済の深部における危機の深化
1)「検証グリースパンの時代」
帰宅してテレビをつけるとNHK/BSで、
「検証グリースパンの時代」(2006/5/29)
という番組をやっている途中でした。
グリースパンは、日本の日銀にあたるアメリカの中央銀行FRBの総裁だった人間です。
90年代のタイ、マレーシア、インドネシア、韓国、ロシア、メキシコなどなどの経済破局をもたらしてきたグローバル経済の中心のアメリカの金融政策の中心にいた人間です。
番組の最初の方はグリーンスパンの才覚をほめていたので、てっきり、日本の日銀総裁福井氏が問題になっているので、あてつけかと思いました。
アメリカの中央銀行総裁はとてもしっかりしていて、するどい独創的な経済政策をどんどん実行してきたと紹介する番組だと思ってみていました。
ところが、なんとこの番組は、私たちがどのような危機的な状態におかれているのかを正確に教えてくれるものでした。
もし、再放送があれば、見られることをおすすめします。
すべてグリーンスパンやFRB副議長だった人の発言で組み立てられていてとても説得力がありました。
2)番組の結論 ・・・人類はこれから経験したことのない経済破局を経験する
私は結論をこう受けとりました。
アラン・グリースパンは、「双子の赤字」という経済的不均衡を解決するべく登場してきました。
双子の赤字とは、貿易赤字と財政赤字です。
彼が活躍した18年間で、これらの不均衡はどうなったか。
財政赤字は、3138億ドル?と歴史上かってないほどに増えている。(数字は?)
貿易赤字は、7200億ドル?と5倍になっている。(数字は?)
数字は、うろおぼえですが、グリーンスパンはアメリカの双子の赤字を解決するどころか、今日、極端にまで、双子の赤字という経済不均衡を拡大してしまっているのです。
現在、巨額のお金が国家もコントロールできない形で金融市場をゆきかっており、きわめて不安定な経済状況にあります。
次の危機が必ずきます。
その危機は、「アメリカの力でもってもコントロールできないはかりしれないものです。人類が経験したことのないものになります」
この番組はグリーンスパンを描くことを通じて今日の世界経済が根本的な矛盾を拡大しつつあり、とてつもない破局に向かっていることを示していました。
3)榊原英資元国際金融局長の証言
グリーンススパンが日本の金融危機に際しては、「護送船団方式はあかん、どんどん、つぶしてしまえ」と担当者に要求してきたことを榊原英資元国際金融局長が、証言していました。
それなのに、ロングタームキャピタルマネジメント社というヘッジファンドが危機に落ちていくとグリーンスパンはアメリカの金融システムを守るために「護送船団方式」をおこないました。
グリーンスパンは、「私たちの経済政策は、タイや韓国や日本などアジアのためにあるのではない。アメリカのためだ」と会議で発言していました。
そして番組の最後で榊原は、アメリカ経済は消費過剰という経済の根本矛盾を抱えていると指摘していました。
外国から流入するお金で、自国が生産して享受する以上の消費をおこなっているということです。
これはいいかえれば、わたしの言葉では、アメリカの蓄財派が世界を搾取していることです。
なお榊原氏は、次のような講演をおこなっています。
http://www.aisf.or.jp/Gao/sinpo/sakakibara.htm
これは今の世界経済がどういう特徴をもっているのか知ることできるのでサラッと目をとおしてみる価値があります。
その中で、彼は、今日の資本主義の不安定性について正直に告白しています。
「こういう世界、こういうサイバー資本主義というものをわれわれが本当に21世紀にかけてマネージできるのかどうか、これはなかなか私は自信がありません。
当面の国際金融危機は、この4月か5月に収まったと思いますけれども、そういう資本主義の不安定性の基本というのは変わっていません。
変わっていませんからいったん危機が起こる、いったんバブルが発生すると、そうするとそれが限りなく大きくなっていって、破たんというものに結び付くと可能性というのは非常に大きいと思います。
ですからわれわれが今、持つに至っているこの情報資本主義、あるいはサイバーキャピタリズムというのは、非常に不安定な、もうその形態からいって極めて不安定な、しかも極めてvolatileというか、乱高下、振幅の激しい、そういうシステムの中にわれわれが入ってきているんだというふうに考えております」
4)同じ視点が含まれているラビ・バトラ著『グリーンスパンの嘘』あ・うん(出版)
「グリーンスパンは、最低賃金制を非難し、それが失業につながると主張してきた。
しかし、事実は、『最低賃金が高くなれば、通常の就職率も高くなっている』のだ。」31ページ
「グリーンスパンは、自分が20年間、金融と経済を管理してきたことによって、米国の生活水準が向上したと主張している。
だが、ありのままを見れば、1980年代に米国民の8割の人々の受けとる賃金が減少し・・・・」32ページ
「(2005年2月の時点で)でニュ-ヨークタイムズ紙によれば、『米国民は一日20億ドルずつ借りなければ、沈没してしまう国』だという。
我が国は毎日、20億ドル(約2160億円)を借り入れなければならない。
これが、今日の米国および世界を悩ませている経済失政の結末なのである」33ページ
以下に、この本を読んだ人の短い感想文がありました。
http://plaza.rakuten.co.jp/yoiti/diary/200603060000/
5) 参考までにネットの百科事典での
「アラン・グリーンスパン」(日本語)の説明です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3
第二章 では、どうしたらいいのか
コメントありがとうございます。
「どうしたらいいか」という問に
一個人のレベル
日本レベル
世界レベル
があるとおもいます。
1)
世界レベルで考えさせてもらいます。
番組にでていた榊原英資元国際金融局長は昨日に紹介したhttp://www.aisf.or.jp/Gao/sinpo/sakakibara.htmの中で次のように述べています。
「例えばこの間の98年の10月に円が134円ぐらいから111円ぐらいまで、急騰したときです。
1日でタイガーファンドという、これはヘッジファンドですけれども、1日で大体20億ドル損したということがあります。
20億ドルというと、大体3000億円でございますから、1日で3000億円損することがあるということは、逆に1日で3000億円もうけることができる、そういう世界でございまして」
「検証グリーンスパン」の番組の中でも一年間の国家予算を超える巨額のマネーがコンピューターのネットの中を行き来している様子を描いていました。
生産的な労働ではなく、もうかりそうな国の市場めがけて巨額の資金が流れます。
もうからなければ資金を引き上げて、それぞれの地域に莫大なインパクトを与えてゆきます。
これは、どんなにギャンブルではないといってみても「ギャンブル経済」の影響下の中に私たちはいるのではなかろうか。
2)
それには、今日のグローバル資本主義に対して、それを「含んで超える」対案(ビジョン)もって幅広い連帯のもとにその実現をめざしながら、来る資本主義の破局に対処してゆくべきだとおもっています。
それには、以前に論じましたが、衣食住教育医療の生活に必須の商品部分については、世界社会フォーラムに連帯して、輸入関税維持、復活などの運動をして、それぞれの地域で自給できた余剰分を他地域に出すというルールをめざすことだと思うのです。
日本の各地域も可能なかぎり自分の地域での衣食住教育医療が自給できることをめざす。
これはJJプロジェクトさんの
http://jj-project.net/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=1#q4
「日本が自立するためには、日本の各地域が自立する必要があります。
この 「日本の自立」、「地域の自立」ということを旗印に掲げることで、これまで別々に 動いてきたさまざまな市民やNGOが連携し、地域から、「下から」、日本を変えて いこう機運が生まれるはずです」が大事だとおもいます」JJプロジェクトのホームページより
地球規模で各地域が生活必需品を自給できるシステムにしようというのが「進歩的社会主義(プラウト)」ですから、同一の発想にたっています。
この取り組みが世界的に進むならば、これからやってくる経済危機に対して被害が最小になるとおもうのです。
3)
アメリカ一辺倒でなく、日本の周辺諸国との友好関係をすすめ、日本の周辺諸国をはじめとして多様な諸国との交易関係が発達することは大切だと思います。
しかし、そのさい今の形の原料をもとめて、あるいは低賃金労働力をもとめて工場を進出させるというあり方への対案が必要だとおもっています。
そのさい、サーカーの進歩的社会主義論の中に出てくる、「原料の輸出でなく完成商品」の輸出、「その地域の人々が経済の決定権をもつ」をめざすことが必要だと思います。
その点で、以前、テレビで、フェアトレードの起業をおこなった若者を紹介していました。
この場合、自立を支援していることになるんだろうかと思いながら見ました。
パキスタンにサッカーボールを作る工場をつくり、それを日本に輸入するというものでした。
そのさいちゃんとした労働条件などを守っている証明のフェアトレードのマークがボールについているそうです。
この場合、サッカーボールは非必須商品で、完成商品だからよしとしようと思いました。
食べ物のような必須商品ではないし、そして完成商品であるからもし、その若者が日本の需要がなくなって購入をやめても、もし、その工場をパキスタン人のものにして協同組合化したら、他の需要をさがすことができます。
4)社会サイクルと世界社会フォーラム
社会サイクル論を紹介したことがあります。
回転の中心軸に、人類規模では「世界社会フォーラム」、東アジア規模では将来できるだろう「東アジア世界社会フォーラム」、日本では、たとえば、この「市民社会フォーラム」などが、位置します。
あたかも自転車の車輪の回転をすすめるためにペダルをこぐように、このフォーラム運動は、その輪を広げながら、社会の回転の前進を運動を永久にすすめてゆきます。
サーカーはこれをnuclear revolution(中心軸革命)と呼びました。
私たちは、「世界社会フォーラム」に結集し、人類的な規模で時代をひとつすすめる時期にきています。
人間のタイプには、ケンカのつよい武のマインド、頭の性能で勝負する知のマインド、蓄財の才覚のある財のマインド、マスコミになどにながされやすく日々の生活におわれる大衆のマインドの四つのタイプがある。
リーダーシップは、武、知、財がにぎるけども、
社会構造の死と再生の時期には武のマインドが知と財をリードし、
社会構造の安定期には知のマインドが、武をたてて裏でうごかす。
社会構造の爛熟期には財のマインドが舞台の裏から、武と知を配下にしてコントロールする。
財の時期には、武と知をつかって富を自分のところに集中させるから大衆の生活が不安定化する。
大衆の生活レベルに低下した武と知のマインドが社会構造上の問題であることを見破り、大衆をひきつれて、蓄財にブレーキをかける新しい社会構造を打ち立てようとするようになり、社会革命の時期がやってくる。
そして新しい社会構造が打ち立てられ、武のマインドのものがリーダーシップをにぎって政権をつくる。
この永久につづく社会サイクルの中心軸にフォーラム運動が位置すると見ています。
実は、回転や波動は、回転の中に回転があり、その回転の中に回転があります。波の中に波があり、その波の中に波があるのが、このコスモスの構造です。
まず中くらいの波です。
日本の社会構造上の波は、1603~1868~1945~?となっています。
前回が77年、今、1945から61年たちました。
中国の波は、毛沢東の中国共産党の革命勝利が、武でした。
周恩来たちの知に主導権をうつすべきだったので、消え去るべき武のリーダーシップを維持しようとして毛沢東が歴史の進歩を妨害して、「反進歩」の文化大革命を引き起こしました。
その後、中国は知がリーダーシップを握っています。
しかし、財の力はますます増してゆき、知の支配を打ち破る日がきますが、貧富の格差は拡大し、構造上の矛盾が激化してゆくことになるでしょう。
その時が東アジア社会フォーラム運動の本格的展開が始まります。
「アフター・キャピタリズム」の本の中では、これから人類史レベルの巨大な一つの回転が終わり、次の回転が始まると論じています。
すなわち、ロシア革命のようなことが、世界的規模で生じるというのです。
古代社会は、粗大な力による武のマインドの支配でした。
中世社会は、知のマインドが支配しました。
近代資本主義社会は、蓄財のマインドが支配しています。
今、世界的規模で、アメリカを中心とする蓄財のマインドによって人類の一部に富が集中し、多数の人類が悲惨な状態になりつつあり、
世界社会フォーラムに結集する、知と武の闘うマインドのリーダーシップのもとに
人類が一つの巨大なサイクルの末期を乗り越え、次のサイクルへと 入ってゆく時代にあるのです。
アフター・キャピリタリズムという本でサーカーの弟子のアメリカ人が次のように書いています。
「ロシアではじまった共産主義革命は、社会サイクルのこの段階を示しています。
すなわち、シュードラ革命によるヴァイシャの支配が終わり、新しいクシャトリア支配の社会をもたらしました。
世界全体が、このプロセスを再現する運命にあります。
その中で、社会サイクルSocial Cycleの第二のスパイラルに入ります」After Capitalism
ここでいうサイクルとは人類史を巨視的に見た時のサイクルです。
私たちは、このグローバルギャンブル資本主義経済の将来の破綻に絶望することなく、財優位による大衆の生活悪化の時代を終わらせ、人類史の第二のスパイラルをよきものとするために知恵をだしあい、協力しあって進みましょう。
H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)1)「検証グリースパンの時代」
帰宅してテレビをつけるとNHK/BSで、
「検証グリースパンの時代」(2006/5/29)
という番組をやっている途中でした。
グリースパンは、日本の日銀にあたるアメリカの中央銀行FRBの総裁だった人間です。
90年代のタイ、マレーシア、インドネシア、韓国、ロシア、メキシコなどなどの経済破局をもたらしてきたグローバル経済の中心のアメリカの金融政策の中心にいた人間です。
番組の最初の方はグリーンスパンの才覚をほめていたので、てっきり、日本の日銀総裁福井氏が問題になっているので、あてつけかと思いました。
アメリカの中央銀行総裁はとてもしっかりしていて、するどい独創的な経済政策をどんどん実行してきたと紹介する番組だと思ってみていました。
ところが、なんとこの番組は、私たちがどのような危機的な状態におかれているのかを正確に教えてくれるものでした。
もし、再放送があれば、見られることをおすすめします。
すべてグリーンスパンやFRB副議長だった人の発言で組み立てられていてとても説得力がありました。
2)番組の結論 ・・・人類はこれから経験したことのない経済破局を経験する
私は結論をこう受けとりました。
アラン・グリースパンは、「双子の赤字」という経済的不均衡を解決するべく登場してきました。
双子の赤字とは、貿易赤字と財政赤字です。
彼が活躍した18年間で、これらの不均衡はどうなったか。
財政赤字は、3138億ドル?と歴史上かってないほどに増えている。(数字は?)
貿易赤字は、7200億ドル?と5倍になっている。(数字は?)
数字は、うろおぼえですが、グリーンスパンはアメリカの双子の赤字を解決するどころか、今日、極端にまで、双子の赤字という経済不均衡を拡大してしまっているのです。
現在、巨額のお金が国家もコントロールできない形で金融市場をゆきかっており、きわめて不安定な経済状況にあります。
次の危機が必ずきます。
その危機は、「アメリカの力でもってもコントロールできないはかりしれないものです。人類が経験したことのないものになります」
この番組はグリーンスパンを描くことを通じて今日の世界経済が根本的な矛盾を拡大しつつあり、とてつもない破局に向かっていることを示していました。
3)榊原英資元国際金融局長の証言
グリーンススパンが日本の金融危機に際しては、「護送船団方式はあかん、どんどん、つぶしてしまえ」と担当者に要求してきたことを榊原英資元国際金融局長が、証言していました。
それなのに、ロングタームキャピタルマネジメント社というヘッジファンドが危機に落ちていくとグリーンスパンはアメリカの金融システムを守るために「護送船団方式」をおこないました。
グリーンスパンは、「私たちの経済政策は、タイや韓国や日本などアジアのためにあるのではない。アメリカのためだ」と会議で発言していました。
そして番組の最後で榊原は、アメリカ経済は消費過剰という経済の根本矛盾を抱えていると指摘していました。
外国から流入するお金で、自国が生産して享受する以上の消費をおこなっているということです。
これはいいかえれば、わたしの言葉では、アメリカの蓄財派が世界を搾取していることです。
なお榊原氏は、次のような講演をおこなっています。
http://www.aisf.or.jp/Gao/sinpo/sakakibara.htm
これは今の世界経済がどういう特徴をもっているのか知ることできるのでサラッと目をとおしてみる価値があります。
その中で、彼は、今日の資本主義の不安定性について正直に告白しています。
「こういう世界、こういうサイバー資本主義というものをわれわれが本当に21世紀にかけてマネージできるのかどうか、これはなかなか私は自信がありません。
当面の国際金融危機は、この4月か5月に収まったと思いますけれども、そういう資本主義の不安定性の基本というのは変わっていません。
変わっていませんからいったん危機が起こる、いったんバブルが発生すると、そうするとそれが限りなく大きくなっていって、破たんというものに結び付くと可能性というのは非常に大きいと思います。
ですからわれわれが今、持つに至っているこの情報資本主義、あるいはサイバーキャピタリズムというのは、非常に不安定な、もうその形態からいって極めて不安定な、しかも極めてvolatileというか、乱高下、振幅の激しい、そういうシステムの中にわれわれが入ってきているんだというふうに考えております」
4)同じ視点が含まれているラビ・バトラ著『グリーンスパンの嘘』あ・うん(出版)
「グリーンスパンは、最低賃金制を非難し、それが失業につながると主張してきた。
しかし、事実は、『最低賃金が高くなれば、通常の就職率も高くなっている』のだ。」31ページ
「グリーンスパンは、自分が20年間、金融と経済を管理してきたことによって、米国の生活水準が向上したと主張している。
だが、ありのままを見れば、1980年代に米国民の8割の人々の受けとる賃金が減少し・・・・」32ページ
「(2005年2月の時点で)でニュ-ヨークタイムズ紙によれば、『米国民は一日20億ドルずつ借りなければ、沈没してしまう国』だという。
我が国は毎日、20億ドル(約2160億円)を借り入れなければならない。
これが、今日の米国および世界を悩ませている経済失政の結末なのである」33ページ
以下に、この本を読んだ人の短い感想文がありました。
http://plaza.rakuten.co.jp/yoiti/diary/200603060000/
5) 参考までにネットの百科事典での
「アラン・グリーンスパン」(日本語)の説明です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%B3
第二章 では、どうしたらいいのか
コメントありがとうございます。
「どうしたらいいか」という問に
一個人のレベル
日本レベル
世界レベル
があるとおもいます。
1)
世界レベルで考えさせてもらいます。
番組にでていた榊原英資元国際金融局長は昨日に紹介したhttp://www.aisf.or.jp/Gao/sinpo/sakakibara.htmの中で次のように述べています。
「例えばこの間の98年の10月に円が134円ぐらいから111円ぐらいまで、急騰したときです。
1日でタイガーファンドという、これはヘッジファンドですけれども、1日で大体20億ドル損したということがあります。
20億ドルというと、大体3000億円でございますから、1日で3000億円損することがあるということは、逆に1日で3000億円もうけることができる、そういう世界でございまして」
「検証グリーンスパン」の番組の中でも一年間の国家予算を超える巨額のマネーがコンピューターのネットの中を行き来している様子を描いていました。
生産的な労働ではなく、もうかりそうな国の市場めがけて巨額の資金が流れます。
もうからなければ資金を引き上げて、それぞれの地域に莫大なインパクトを与えてゆきます。
これは、どんなにギャンブルではないといってみても「ギャンブル経済」の影響下の中に私たちはいるのではなかろうか。
2)
それには、今日のグローバル資本主義に対して、それを「含んで超える」対案(ビジョン)もって幅広い連帯のもとにその実現をめざしながら、来る資本主義の破局に対処してゆくべきだとおもっています。
それには、以前に論じましたが、衣食住教育医療の生活に必須の商品部分については、世界社会フォーラムに連帯して、輸入関税維持、復活などの運動をして、それぞれの地域で自給できた余剰分を他地域に出すというルールをめざすことだと思うのです。
日本の各地域も可能なかぎり自分の地域での衣食住教育医療が自給できることをめざす。
これはJJプロジェクトさんの
http://jj-project.net/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=1#q4
「日本が自立するためには、日本の各地域が自立する必要があります。
この 「日本の自立」、「地域の自立」ということを旗印に掲げることで、これまで別々に 動いてきたさまざまな市民やNGOが連携し、地域から、「下から」、日本を変えて いこう機運が生まれるはずです」が大事だとおもいます」JJプロジェクトのホームページより
地球規模で各地域が生活必需品を自給できるシステムにしようというのが「進歩的社会主義(プラウト)」ですから、同一の発想にたっています。
この取り組みが世界的に進むならば、これからやってくる経済危機に対して被害が最小になるとおもうのです。
3)
アメリカ一辺倒でなく、日本の周辺諸国との友好関係をすすめ、日本の周辺諸国をはじめとして多様な諸国との交易関係が発達することは大切だと思います。
しかし、そのさい今の形の原料をもとめて、あるいは低賃金労働力をもとめて工場を進出させるというあり方への対案が必要だとおもっています。
そのさい、サーカーの進歩的社会主義論の中に出てくる、「原料の輸出でなく完成商品」の輸出、「その地域の人々が経済の決定権をもつ」をめざすことが必要だと思います。
その点で、以前、テレビで、フェアトレードの起業をおこなった若者を紹介していました。
この場合、自立を支援していることになるんだろうかと思いながら見ました。
パキスタンにサッカーボールを作る工場をつくり、それを日本に輸入するというものでした。
そのさいちゃんとした労働条件などを守っている証明のフェアトレードのマークがボールについているそうです。
この場合、サッカーボールは非必須商品で、完成商品だからよしとしようと思いました。
食べ物のような必須商品ではないし、そして完成商品であるからもし、その若者が日本の需要がなくなって購入をやめても、もし、その工場をパキスタン人のものにして協同組合化したら、他の需要をさがすことができます。
4)社会サイクルと世界社会フォーラム
社会サイクル論を紹介したことがあります。
回転の中心軸に、人類規模では「世界社会フォーラム」、東アジア規模では将来できるだろう「東アジア世界社会フォーラム」、日本では、たとえば、この「市民社会フォーラム」などが、位置します。
あたかも自転車の車輪の回転をすすめるためにペダルをこぐように、このフォーラム運動は、その輪を広げながら、社会の回転の前進を運動を永久にすすめてゆきます。
サーカーはこれをnuclear revolution(中心軸革命)と呼びました。
私たちは、「世界社会フォーラム」に結集し、人類的な規模で時代をひとつすすめる時期にきています。
人間のタイプには、ケンカのつよい武のマインド、頭の性能で勝負する知のマインド、蓄財の才覚のある財のマインド、マスコミになどにながされやすく日々の生活におわれる大衆のマインドの四つのタイプがある。
リーダーシップは、武、知、財がにぎるけども、
社会構造の死と再生の時期には武のマインドが知と財をリードし、
社会構造の安定期には知のマインドが、武をたてて裏でうごかす。
社会構造の爛熟期には財のマインドが舞台の裏から、武と知を配下にしてコントロールする。
財の時期には、武と知をつかって富を自分のところに集中させるから大衆の生活が不安定化する。
大衆の生活レベルに低下した武と知のマインドが社会構造上の問題であることを見破り、大衆をひきつれて、蓄財にブレーキをかける新しい社会構造を打ち立てようとするようになり、社会革命の時期がやってくる。
そして新しい社会構造が打ち立てられ、武のマインドのものがリーダーシップをにぎって政権をつくる。
この永久につづく社会サイクルの中心軸にフォーラム運動が位置すると見ています。
実は、回転や波動は、回転の中に回転があり、その回転の中に回転があります。波の中に波があり、その波の中に波があるのが、このコスモスの構造です。
まず中くらいの波です。
日本の社会構造上の波は、1603~1868~1945~?となっています。
前回が77年、今、1945から61年たちました。
中国の波は、毛沢東の中国共産党の革命勝利が、武でした。
周恩来たちの知に主導権をうつすべきだったので、消え去るべき武のリーダーシップを維持しようとして毛沢東が歴史の進歩を妨害して、「反進歩」の文化大革命を引き起こしました。
その後、中国は知がリーダーシップを握っています。
しかし、財の力はますます増してゆき、知の支配を打ち破る日がきますが、貧富の格差は拡大し、構造上の矛盾が激化してゆくことになるでしょう。
その時が東アジア社会フォーラム運動の本格的展開が始まります。
「アフター・キャピタリズム」の本の中では、これから人類史レベルの巨大な一つの回転が終わり、次の回転が始まると論じています。
すなわち、ロシア革命のようなことが、世界的規模で生じるというのです。
古代社会は、粗大な力による武のマインドの支配でした。
中世社会は、知のマインドが支配しました。
近代資本主義社会は、蓄財のマインドが支配しています。
今、世界的規模で、アメリカを中心とする蓄財のマインドによって人類の一部に富が集中し、多数の人類が悲惨な状態になりつつあり、
世界社会フォーラムに結集する、知と武の闘うマインドのリーダーシップのもとに
人類が一つの巨大なサイクルの末期を乗り越え、次のサイクルへと 入ってゆく時代にあるのです。
アフター・キャピリタリズムという本でサーカーの弟子のアメリカ人が次のように書いています。
「ロシアではじまった共産主義革命は、社会サイクルのこの段階を示しています。
すなわち、シュードラ革命によるヴァイシャの支配が終わり、新しいクシャトリア支配の社会をもたらしました。
世界全体が、このプロセスを再現する運命にあります。
その中で、社会サイクルSocial Cycleの第二のスパイラルに入ります」After Capitalism
ここでいうサイクルとは人類史を巨視的に見た時のサイクルです。
私たちは、このグローバルギャンブル資本主義経済の将来の破綻に絶望することなく、財優位による大衆の生活悪化の時代を終わらせ、人類史の第二のスパイラルをよきものとするために知恵をだしあい、協力しあって進みましょう。
appeal of gods of star
all H.P. of project of Heaven and gods