"Dancing With The Wind" by Omar Akram (video inspired by god of star)


(When admitting being diversity, social movement can develop)

This article is to see similarity in diversity.
Diversity is principle of universe.
When admitting being diversity, social movement can develop.
When failing to respect diversity social movement cannot develop.
This is very important view.

この論文は,多様性の中に共通性を見ることです。
多様性は宇宙の原理です。
多様であることを認めるとき,社会運動は発展できます。
多様性を尊重することができなかったとき,社会運動は発展できません。
これは非常に重要な見解です。




「分析的アプローチと統合的アプローチ」

次に「分析的アプローチと統合的アプローチ」を論じさせてもらいます。

(1)
近代科学的世界観による研究は
分析的に、同じことですが批判的に見ることによって
発展してきました。

学術論文で認めてもらうと思ったら
先行研究の限界や欠陥を指摘し
自分の解明したことを付け加える
という形で学問界では
前進してゆきます。

私の憶測では
社会運動に参加するアカデミズムの人々の
そうした分析的、批判的思考パターンが
社会の諸運動の思考パターンに
持ち込まれて、
20世紀は、社会の様々な問題を解決してゆく運動が
大きくなって大衆化すると
必ず分裂にみまわれてきたと思います。
多様性がこのコスモスの本質だからです。
しかし、運動の成功のためには
多くの人々が一つに結束しなくてはなりません。

分析的批判的思考パターンは
その意見を出し合って、
一つの実践的方針にまとめあげてゆく
プロセスで感情的しこりを残します。
不必要な感情的しこりは
人々の心に反作用の潜在力として
沈潜し、
不必要なところでも対立的感情を生み出します。

(2)
ブラジルの運動の発展は、世界社会フォーラムの運営原理が
諸運動の統合の場を設定したことにあると思います。
「無属性の場」です。
これが21世紀の民衆の連帯運動発展のための
原理となると思っています。

要点を紹介させてもらいます。
「(ア)対立や立場、意見の違いはそのままにする。
(イ)一致点の拡大はめざすが決議はとらない。
(ウ)何人もフォーラムを代表する見解を述べる権限はない。
(エ)非暴力と他人の意見を尊重する姿勢をもつすべての人に開かれている」
「世界社会フォーラム運動の原理憲章」から

このような無属性の場こそ「多様性における統一」の場になります。
ここに21世紀の民衆運動の前進の希望があります。
私は上記のフォーラムの原理憲章を考えた人は
属性ゼロのフィールドこそ統合ポイントであることが
わかっていたスピリチュアリストだっただろうと
思っています。

(もちろん、実際の運動では
多数決原理による民主主義プロセスは不可欠ですが
これはそうした個々の運動をより大きな場として
まとめあげることを可能にします)

(3)
では、その中でいかに「多様性における統一」のスピリットを
広げてゆくことができるでしょうか。
それは学問界の思考パターンである
分析的批判的アプローチを脱却することから可能になります。
(と私は考えています。)

学問界の思考パターンがあかんといっているのではなく
アカデミズムと民衆運動の理論形成は区別して
統合的アプローチ、「多様性における統一」の思考パターンに
たつべきだと考えるわけです。
そこで分析的アプローチを超えて
統合的アプローチの思考パターンを
提唱するウィルバーの言葉を紹介します。

「私たちは、コスモス自身の形態である『多における統一』を
見いだそうと試みつづける必要があるのだ」
「私たちはこの試みをつづけるべきか。
常にそうすべきである。
なぜか、なぜなら
「多における統一」を見いだそうとする志向は
私たちのハートとマインドを
世界における輝きとしてのスピリット自身である
『多における統一』と燦然と緊密に連携させるからである」
ケン・ウィルバー『万物の理論』194ページ

(3)
サーカーは、
「分割的analysis」と
「統合的synthesis」の見方について
次のような趣旨の説明していました。

「二人兄弟がいて、兄が学校に行けず教養がなく、
弟は学校に行って高度な教養を身につけた。
その場合、兄は教養がなく、弟は教養があるという
外的相違を見ることを『分割的見方』と言い、
二人とも同じ両親の子供であるという側面を見ることを
『統合的見方』と言う」

これはもう一つのたとえだとは思いますが
言いたいことは
違いの側面に焦点をあてるのではなく
共通性の側面に焦点をあてて
統合と統一を促進することです。

「実際の領域では、プラウトは、
様々の外観の中にある共通の要素を採用します。
そして分裂的傾向を押さえて
対立する利害をもつグループや集団に
この共通の要素を強いてゆきます。
このようにしてプラウトは多様な様相の中での
統一と統合を提唱します」
Sarkar(Talks on Prout)

「あなたが海水に浮かぶ氷をみているとしましょう。
もし、あなたが分析的視点analyticalからそれを見れば
あなたは氷が水に浮かんでいると言うでしょう。
もし、あなたが統合的視点syntheticからみれば
水と氷は基本的に同一であると言うでしょう。
どちらも酸化水素hydrogen Monoxideからできています」

「統合の本当の精神は、
普遍的イデオロギーにもとづいて
多様性の中に統一を確立することにあります。
すなわち多くの多様な部分を
等質的全体性の中に統一することにあります」
(Talks on Prout)
サーカーの用いるイデオロギーという用語は
一般的にイデオロギーという言葉のイメージと違い
観念形態の意味だと思います。
さきほどの例でいうと
氷にも水にもH2Oを見るのは
多の中に一をみつける思考パターンです。
もちろん、氷にも水にもH2Oを見ることが
できるためには
学問界の知識から学んでのことですから
そうした知識が必要であることは
言うまでもありません。
その知識を統合的思考パターンの中に
生かす時
私たちは幅広い民衆運動の
「多様性における統一」の実現に
成功してゆくと思います。

「建設的な感情は本質的に統合的です。
それは社会を統一し、人間性を向上させ、
集合的利益を高め、進歩的発展を促進します」
「知性のある人々は
人間社会を統合しようとするべきです」
H.P. of socialist earth government (社会主義地球政府のH.P.)

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