371『生産力と生産関係』
2013年3月3日17時25分~20時15分
生産力と生産関係は社会発展をとらえるための抽象的概念である。
生産力と生産関係は対立物の統一の関係にある。
生産力であれば生産関係ではなく、生産関係であれば生産力ではない。
生産力は生産関係を前提とし、生産関係は生産力を前提とする。
生産力は時間の流れとともに発達する。
生産関係は構造であり、時間の流れの中で構造を維持する。
生産力は量的変化から質的転化の法則のもとに階層的に発達してゆく。
漸次的変化の時期があり、飛躍的変化の時期がある。
狩猟採取生産力が長く続く中である時点で農耕牧畜生産力へ転化する飛躍の時期がある。
農耕牧畜生産力が長く続く中である時点で工業生産力への飛躍の時期がくる。
産業革命である。
工業生産力が長く続く中である時点でIT生産力への飛躍の時期がくる。
IT革命である。
先行する生産力段階を土台として含んで超える形で階層構造的に生産力は発達を続けている。
生産関係は、特定の生産力段階の上に形成される生産手段の所有関係にもとづく社会構造である。
狩猟採取生産力段階の上に生産手段を共有する対等な人間関係にもとづく社会構造があった。
農業牧畜生産力段階の上に生産手段を公有する少数者支配の社会構造があった。
工業生産力段階の上に生産手段を私有する少数者がコントロールする社会構造が成立している。
生産力段階に対応する生産関係にもとづく社会構造が生成発展崩壊を繰り返してきた。
生産力が飛躍的に発展し、質的転化をとげるときが、それまで対応していた生産関係にもとづく社会構造が崩壊する時期である。
質的に転化をとげた生産力に対応する生産関係にもとづく社会構造が確立する時期である。
現在、生産力はIT革命によって飛躍的に発展し、質的転化を遂げている。
工業生産力に対応していた生産手段の私的所有にもとづく少数者がコントロールする社会構造が崩壊する時期である。
IT生産力段階は、生産手段の私的所有にもとづく社会構造に対応しないのである。
IT生産力段階は、生産手段を関係者が協同所有する社会構造に対応する。
IT生産力段階は、関係者が情報を同時にすべて共有することを可能にしたまったく新しい生産力段階である。
IT産業は、少数者が情報を集中させ労働者を上からコントロールする経営には対応しない。労働者が情報を共有しながら民主的企業運営を進めてゆく社会主義に対応している。
その時代の支配的産業の生産関係のあり方は全社会に影響を及ぼす。
工業時代の資本主義的生産関係はそれまでの農業時代の封建的生産関係を駆逐した。
IT時代の情報共有型の民主的企業運営は、工業時代の資本主義的生産関係を駆逐することになる。
文書371『生産力と生産関係』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、371『生産力と生産関係』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n91-371.html
生産関係とは生産における人間と人間の関係である。
生産関係とは非顕在の思念体と思念体との霊的関係である。
生産のプロセスの中でかかわる人間に対するふるまいは、時空をもたない非顕在の思念体の中に収納される。
摂理に反する生産関係は、生産プロセスの中で摂理に反するふるまいを人間に強制する。
生産プロセスの中で強制される摂理に反するふるまいは魂の苦悩として時空をもたない非顕在の思念体の中に収納され、生まれ変わって立場やところを変えて摂理に反する関係を再現している。
生産手段を共有していた狩猟採取時代には人間関係は対等であり、生産プロセスは協力と分かち合いの中でなされていた。
魂が苦悩にうめくことはなかった。
魂が苦悩にうめくようになったのは生産手段の公有が始まった農業生産力段階からであった。
生産手段の公有のもとで少数者による階級支配が始まった。
工業生産力段階の生産手段の私有のもとでも少数者が下部に命令を下す階級支配は続いている。
生産プロセスにおける対等、協力の人間関係が失われ、5000年間の摂理に反することを強いられる魂の苦悩の時代が続いた。
魂は良心にもとづいて生きることができず、摂理に反する生き方を強いられてきたのである。
1、すべての人に敬意を払った態度をとることは許されなかった。
2、分かち合うのではなく奪うことや成果を誇示することが強いられた。
3、協力し合うのではなく殺し合うことや競争しあうことが強いられた。
4、意志を尊重するのではなく、意志を無視して力や金で強制することが強いられた。
5、すべての人に分けへ隔てなく対処するのではなく、身分やお金の有無で対処の仕方を変えざるをえなかった。
摂理に反するふるまいを強制される生産関係から魂が解放されるときがきた。
IT生産力の場は、生産手段共有の社会を高次復活させる。
生産手段の共有は労働プロセスを摂理にそったものにする。
摂理にそった労働プロセスは高い質のVO活動である。
高い質のVO活動は魂Sに収納される。
魂レベルが労働プロセスを通じて高まり、魂の喜びがもたらされる。
魂の解放は、社会主義地球政府の実現の中にある。
371『生産力と生産関係』から紹介する。
現在、生産力はIT革命によって飛躍的に発展し、質的転化を遂げている。
工業生産力に対応していた生産手段の私的所有にもとづく少数者がコントロールする社会構造が崩壊する時期である。
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