222『空想的社会主義』
2013年1月26日19時45分~21時10分
空想的社会主義を現実世界に具体化する道筋を考えたエンゲルスの問題意識は適切である。
現状に代わる理想的社会ビジョンが空想的社会主義である。
理想的社会ビジョンとは、理論的仮説である。
現状にかわる理論的仮説は、社会変革の実践にとって不可欠である。
理論的仮説が適切であるかどうかは、実際の社会についての科学的考察がなされなくてはならない。
社会変革の実践にとって必要な科学的考察のためには、生成発展崩壊を繰り返す社会構造の基本矛盾を検出する必要がある。
基本矛盾とは、存在構造の本質である対立物の統一をとらえることである。
エンゲルスは、資本主義の基本矛盾を「生産の社会化と生産手段の私的資本主義的所有の矛盾」にみた。
これは資本主義の基本矛盾をとらえている。
資本主義のもとで生産の社会化は止むことなく進展しつづける。
生産の社会化とは協業と分業が高度化し、広域化することである。
今や資本主義のもとで生産の社会化は極限まで進み、地球惑星全域が協業と分業のネットワーク下におかれるようになった。
他方で、生産手段は、私的資本主義的所有と特定国家の公有のもとにおかれている。
地球規模の生産の社会化と個別的所有の矛盾は極限まで達しているのである。
これが資本主義の基本矛盾であり、エンゲルスが解明した功績である。
この基本矛盾の揚棄のためには、社会主義による生産手段の共有と地球政府の確立による地球惑星の共有を達成する必要がある。
人類にとって地球惑星は、誰の私物化も許されない共有財産である。
エンゲルスは、基本矛盾の現象形態として当時の社会を念頭に労働者階級の闘争の発展と周期的におこる経済恐慌をあげている。
今日において生産の社会化と個別的所有の矛盾は、次の四点にあらわれている。
①One World One Struggle!のスローガンをかかげた一つの世界を認識した民衆闘争の発展
②関税を撤廃するグローバル経済化に対して関税自主権の回復を求める民衆運動
③金融恐慌
④地域経済の衰退
これらの現象矛盾は、資本主義の基本矛盾を糊塗するやり方ではもはや解決不能の段階に達している。
Ninety nine Percent Unite!のスローガンのもとに世界の人民が立ち上がり、生産手段を共有する社会主義と惑星政府を樹立する以外に解決の道はなくなっている。
摂理ある言動を貫きながら、摂理ある社会ビジョンを心に抱いて立ち上がることは、VO活動の質を高め、「私」意識Sのレベルをあげる。
意識は顕在存在によって規定されるとした唯物論哲学は真理である。
「私」意識Sの中にある苦悩は、顕在存在において摂理に反するVO活動をすることからやってくる。
摂理ある理想社会のビジョンを抱いて、摂理ある言動にもとづく革命闘争を展開するならば、その革命闘争自体が魂レベルをあげる実践となる。
今、摂理ある革命闘争を行い、人類社会の解放をめざすべきときがきた。
文書222『空想的社会主義』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、222『空想的社会主義』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n87-222.html
エンゲルスは『空想から科学への社会主義の発展』を書いた。
空想的社会主義とは、顕在時空に特定点を確保していない思念体構造である。
顕在時空に特定点を確保していない思念体構造は虚偽である。
虚偽意識に導かれた人生は魂レベルを下げ、後悔と苦悩の中で呻吟することになる。
エンゲルスの『空想から科学への社会主義の発展』は、虚偽意識に導かれた人々の魂を救うことに貢献した。
エンゲルスは顕在時空に特定点を確保する唯物論的方法の重要性を述べ、顕在時空の運動法則である弁証法に則って生産手段共有の社会主義を未来の到達ポイントとして到達する道筋を述べた。
エンゲルスの論点は重要である。
弁証法的唯物論のみが魂にとって後悔の無い人生を可能にするのである。
222『空想的社会主義』から紹介する。
空想的社会主義を現実世界に具体化する道筋を考えたエンゲルスの問題意識は適切である。
The sound of music Ernesto Cortazar lindaaaaa (video inspired by god of star)