348『socialization』
2013年2月26日14時30分~15時30分
socializationとは、社会化という意味である。
資本主義は社会化を極度に押し進めるけれども、生産手段の私的所有を基礎として少数者の支配とコントロールのもとに社会化が進められてゆく。
エンゲルスは、資本主義の基本矛盾を生産の社会化と生産手段の資本主義的私的所有との矛盾であるとした。
これは真理である。
資本主義における生産の社会化と生産手段の私的所有は対立物の統一の関係にある。
生産の社会化は、生産の私的所有ではなく、生産手段の私的所有は生産の社会化ではない。
生産の社会化は生産手段の私的所有を前提とし、生産手段の私的所有は生産の社会化を促す。
生産の社会化と生産手段の私的所有の対立物を統一するものは工業生産力である。
工業生産力段階が両者の統一を可能にした。
今日、情報技術生産力段階に達した。
生産の社会化は飛躍的に進んでいる。
情報技術生産力段階は、生産の社会化と生産手段の私的所有の対立物を統一しない。
生産の社会化に対応するのは生産手段の共有である。
生産手段の関係者による共有が生産の社会化に対応しているのである。
生産手段の関係者による共有は、摂理ある社会を可能にする。
①すべての関係者に敬意を払う経済運営を可能にする。
②共有と分かち合いが経済運営の根本におかれる。
③協力、協同が経済運営の基本におかれる。
④合意形成が民主主義的経済運営の基本に置かれる。
⑤すべての関係者を分け隔てなく扱う経済運営を可能にする。
生産の社会化に対応する生産関係の社会化とは人間と人間との関係を摂理にそったものに再編成することである。
生産関係とは左渦巻き「私」意識実体間の関係である。
時間空間をもたない非存在の思念体間の関係である。
非存在の思念体が時空に確保した特定点を交叉させるあり方を強制しているのが生産関係である。
少数者が上から命じる階層的コントロールと構成員を互いに競争させる生産関係は、非存在の思念体間の関係として永遠の場に収納され、死後も魂の苦悩を生んでいるのである。
摂理に反する資本主義的生産関係から解放され、摂理にそった人間と人間の組織化をすべての魂が願望している。
摂理にそった人間と人間の組織化がsocializationである。
摂理にそった人間と人間の組織化から人類史の本史が始まる。
情報技術革命は、摂理にそった人間と人間の組織化を可能にする生産力段階を生み出した。
社会主義人類政府の樹立が、摂理にそった人間と人間の組織化への人類史の大転換の始まりである。
文書348『socialization』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、348『socialization』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n84-348.html
Socialization とは、日本語で社会化である。
資本主義は社会化を急速に推し進めた。
社会化とは、人間と人間のかかわりの深化を指す。
人間と人間のかかわりが経済のレベルでも政治、法律、文化のレベルでもあらゆる領域で人間と人間とのかかわりが深まっている。
社会化を急速に推し進めている根底に資本主義経済の生産力がある。
資本主義経済は一方で私的所有であり、個人の営利の追求を全面的に是として経済競争をさせる。
他方で、その競争の中で協業と分業が地球規模で展開している。
地球規模で展開する協業と分業の生産力が地球規模での人間と人間とのあらゆるレベルでの関係の深まりの基底にある。
生産の社会化は地球規模で展開している。
所有は私的所有と公的所有のもとに置かれている。
個人による私的所有も国家による公的所有も、地球規模で展開する社会的生産力をコントロールできない。
問題の解決は、地球規模で展開する社会的生産力に対応して地球規模の行政組織である地球政府を確立し、私的所有と公的所有を廃止し、すべての生産手段を関係者による共有とする社会主義を実施することである。
これ以外に資本主義と国民国家のもとで悪化していく状況を打開する道はない。
348『socialization』から紹介する。
少数者が上から命じる階層的コントロールと構成員を互いに競争させる生産関係は、非存在の思念体間の関係として永遠の場に収納され、死後も魂の苦悩を生んでいるのである。
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