Socialist Earth Government

２７１b『行政』
２０１３年２月８日１３時３０分～１５時００分

行政とは統治である。
「人民の人民による人民ための統治」が民主主義の理念である。
資本主義下の民主主義においては、数年に一度の選挙で自分たちを統治する代表者を人民が選ぶ。
議会で法律が定められ、それにもとづいて統治がなされる。

地球政府のもとでは国家は地方自治体の一階層になる。
地域自治体は、小地域からの代表者会議をもつ。
小地域からの代表者は、小地域住民総会から選出される。
地方自治体は地域自治体からの代表者会議をもつ。
地球政府の統治機構は、基底に直接民主制をおき、下から合意を積み上げる間接民主政治となる。
「人民の人民による人民のための統治」が地球惑星レベルで実現する。

小地域住民総会の出席資格は、小地域住民であることである。
小地域住民総会に出席する参政権は、全人類に平等に保障される。
全人類に平等に直接民主制による参政権が、下からの上への代表者選出方式によって保障される。

資本主義の間接民主主義は、資本主義以前の封建領主という世襲的統治者を数年に一度の選挙で置き換えることを可能にするものだった。
上意下達のヒエラルヒー統治構造は資本主義のもとでより徹底した。
資本主義の勃興期の小生産者の参加型民主主義のもとでは民主主義の思念体構造は資本主義の現実と合致していた。
資本主義構造の確立、構造の亀裂、構造の崩壊と高次構造の出現というプロセスにおいて民主主義の思念体構造は、時空にその思念体がよって立つ立脚ポイントを失っていった。
民主主義は、すべての人間の独立と平等を前提として組み立てられている思念体構造であるが、資本主義の亀裂の深まりの中で人間の従属と不平等が現実となっている。
民主主義は摂理ある思念体構造であるが、摂理に反する統治の正当化のための虚偽イデオロギーと堕している。
①すべての人間に敬意を払わない政策が議会の多数決のもとに正当化される。
②一部に富と貨幣が集中する政策が多数決のもとに正当化される。
③協力ではなく競争原理を是とする政策が多数決のもとに正当化される。
④個人や住民の自決権を尊重しない政策が多数決のもとに正当化される。
⑤お金の有無で分け隔てされる社会保障政策が多数決のもとに正当化される。

摂理ある社会の実現のためには、今日の社会の現実に立脚する民主主義構造に変革する必要がある。
国民国家体制に議会制間接民主主義は対応している。
地球政府樹立によって国民国家は地方自治体になる。
地球政府は、地球上のすべての住民の直接民主主義を組織する。
最上位に位置する惑星議会の議員に至るまで下から代表者を選出する下からの民主主義を徹底する。
地球政府の行政機構は下からの民主主義である。

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、271『行政』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n83-271.html

行政とは統治を意味する。
行政組織は生産力の発達に対応して発展してきた。
狩猟採取の生産力段階には行政組織はなかった。
農業生産力段階には支配階級の行政組織が成立した。
工業生産力段階には国民国家の行政組織が成立した。
ＩＴ生産力段階には惑星社会の行政組織が成立する。
地球規模で展開する協業と分業の発展は、国民国家の行政組織では統治不能になっている。
ＩＴ生産力は瞬時に地球惑星全域で情報を共有することを可能にし、地球規模の行政組織を成立させることを可能にした。
地球規模の行政組織は人類の本史の始まりを意味する。
地球規模の行政組織確立は、戦争のある野蛮な時代に決別することを意味する。


271『行政』から紹介する。

地球政府のもとでは国家は地方自治体の一階層になる。
地域自治体は、小地域からの代表者会議をもつ。
小地域からの代表者は、小地域住民総会から選出される。
地方自治体は地域自治体からの代表者会議をもつ。
地球政府の統治機構は、基底に直接民主制をおき、下から合意を積み上げる間接民主政治となる。
「人民の人民による人民のための統治」が地球惑星レベルで実現する。