184『矛盾』
2013年1月20日6時50分~7時40分
存在は対立物の統一である。
時空間の展開が存在である。
存在は時間の中で生成展開崩壊を繰り返しながら高次存在に転化している。
構造の成立、構造の展開、構造の崩壊と新しい構造の成立というプロセスをたどる。
対立物の統一が矛盾である。
構造の成立は、対立物の統一の成立である。
構造の展開は、矛盾の顕在化のプロセスである。
構造の崩壊と新しい構造の成立は古い矛盾の揚棄と新しい対立物の統一の実現である。
新しい構造の成立の段階は、古い構造との対立は残存しているが、新しい構造に内在する矛盾は潜在している。
新しい構造の展開の中で、構造の亀裂が生じる。
構造の亀裂が、構造の矛盾の顕在化である。
構造の亀裂への対処の仕方において保守勢力と進歩勢力の二つの陣営が生まれる。
亀裂を糊塗して構造を維持しようとするのが保守勢力である。
存在は、正反合を繰り返しながら、より高次の存在へと展開してゆく。
これは存在を貫く法則である。
構造の亀裂には、新しい構造を確立する立場からアプローチすべきである。
構造とは、対立物の統一である。
対立物の統一は、潜在矛盾から顕在矛盾へ進み、顕在矛盾が揚棄されて新しい対立物の統一の実現として展開する。
これは避けることができない存在の法則である。
進歩にそって進むことの中に人類の解放がある。
文書184『矛盾』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、184『矛盾』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n53-184.html
矛盾は哲学用語である。
対立物の統一としての顕在存在の中の二側面の関係をあらわす。
顕在世界のすべての存在構造は、場と構造の対立物の統一でなりたっている。
社会は、生産力の場と社会構造の対立物の統一である。
生産力の場は時間の中で変化する。
生産力の場に立脚して成立する社会構造はいったん成立する変化しない。
生産力の場に社会構造が照応している段階は、矛盾は潜在している。
生産力の場が過去に流れ去り、社会構造に亀裂が入る段階で、矛盾は顕在化する。
古い社会構造が崩壊し、新しい生産力の場に対応する社会構造が成立する。
これを矛盾の揚棄(アウフヘーベン)という。
矛盾は場と構造の対立物の統一としての存在構造の展開プロセスをみてゆく上で有効な概念である。
正反合の哲学概念は矛盾の理解と関連する。
場と構造が照応関係にあるのが正である。
正とは矛盾が潜在している段階のことを意味する。
場と構造が乖離し、構造に規律が生じた段階が反である。
反とは矛盾が顕在化している段階のことを意味する。
新しい場に新しい構造が成立することによって乖離した場と構造の乖離を再統一するプロセスが合である。
合とは矛盾の揚棄(アウフヘーベン)を意味する。
天の文書184『矛盾』から引用する。
これは避けることができない存在の法則である。
進歩にそって進むことの中に人類の解放がある。
BERNWARD KOCH - Bekoflow (video inspired by god of star)