280『社会発展』
2013年2月11日11時45分~18時15分
社会発展の法則を解明したのはマルクスである。
マルクスの史的唯物論は真理である。
史的唯物論は、経済的領域が政治、法律、文化の領域を規定するととらえる。
経済的領域の成立が先行し、政治、法律、文化の領域が成立してきたのは歴史的事実である。
基底にある構造がその上部にある構造を規定するのは、存在世界の普遍的真理である。
史的唯物論の下部構造が上部構造を規定するという見方は真理である。
史的唯物論は、経済的下部構造における生産力と生産関係を対立物の統一とみる。
生産力は絶えず発展をつづけ、とどまることを知らない。
生産における人間と人間との関係である生産関係は、いったん成立すると変化しない。
生産手段の所有形態が法律で定められるために生産関係は安定し、変化しない。
経済構造の成立、構造の亀裂、構造の崩壊と高次構造への転化において、生産力と生産関係が照応しているのが経済構造の成立の段階である。
生産力の発展に生産関係が照応しなくなるプロセスが構造の亀裂の深まりである。
生産力の発展に照応するように生産関係に変革が生じることが、構造の崩壊と高次構造への転化である。
生産力の発展が社会発展の原動力であり、一定の時期がくると生産関係が発達した生産力に合致するように徐々に、あるいは急激に変革をこうむるのである。
マルクスの史的唯物論の定式化を正確に理解する必要がある。
社会発展の真理を述べている。
存在は法則にそって展開する。
すべての存在構造は生成発展崩壊を繰り返し、高次存在構造へ転化するという法則にそって展開する。
社会発展もその例外ではない。
99万5000年間の低次の生産力段階の生産手段の共有社会。
それにつづく4800年間の農業生産力段階の生産手段の公有社会。
それにつづく200年間の工業生産力段階の生産手段の私有社会
21世紀の現在、IT生産力段階に入っているが、生産手段の私有社会は続いている。
IT生産力は、極度に社会的分業と協業を推し進めている。
国民国家の枠を超えて地球のどの地点でも瞬時に情報が一般の人間の間でやりとりされている。
生産手段を私有している企業や公有している国民国家も情報を完全に隠匿してコントロールすることはできなくなっている。
IT生産力と生産手段を私有、公有する生産関係は、矛盾に陥っている。
IT生産力は、国民国家を超えて生産手段を共有し、民主主義的に経済運営をしてゆく生産関係に照応している。
IT生産力は、地球レベルで生産手段を共有する生産関係に照応している。
社会発展の現段階は、社会主義地球政府のもとで生産手段を共有する社会への革命を必要としている。
文書280『社会発展』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、280『社会発展』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n32-280.html
社会発展の法則は史的唯物論である。
史的唯物論は天の神々が弁証法的唯物論の社会発展版としてマルクスにおろした。
弁証法的唯物論は場と構造の対立の統一として顕在世界の存在の発展をとらえる。
社会もその例外ではない。
社会の場とは生産力の場である。
生産力の場に社会構造が成立する。
生産力の場は時間の中で過去に流れ去る。
立脚していた場を失った社会構造に亀裂が生じる。
構造を維持する力と新しい場に新しい構造を成立させようとする力が対抗する。
乖離した場と構造の対立を統一する力が働く。
新しい生産力の場に対応する新しい構造が成立する。
これがマルクスにおろした史的唯物論である。
現在、生産力の場はIT生産力の場になり、工業生産力の場は過去に流れ去っている。
資本主義と国民国家という構造は、立脚していた工業生産力の場を失い亀裂が生じている。
亀裂を修復しようとする勢力は、世界中で資本主義と国民国家の摂理に反したふるまいの側面を強化している。
IT生産力の場に照応する社会構造を成立させて、場と構造の対立を統一する力が働く。
場と構造の対立を統一する力は社会主義地球政府を構造を成立させる。
世界中のすべての進歩勢力が、社会主義地球成立の樹立を到達ポイントとして多様性における統一を実現することが必要である。
280『社会発展』から紹介する。
99万5000年間の低次の生産力段階の生産手段の共有社会。
それにつづく4800年間の農業生産力段階の生産手段の公有社会。
それにつづく200年間の工業生産力段階の生産手段の私有社会。
21世紀の現在、IT生産力段階に入っているが、生産手段の私有社会は続いている。
john sokoloff - espano russo (video inspired by god of star)