373 『金融恐慌』
2013年3月4日10時40分~12時20分
金融恐慌は、資本主義に固有の現象である。
資本主義は、貨幣の物神性にもとづいて経済が運営されている。
貨幣の物神性とは貨幣が何とでも交換できると性質をもっているところから生じている。
貨幣が何とでも交換できるという性質は、商品の交換価値に由来する。
商品の交換価値は、抽象的人間労働から形成される。
抽象的人間労働は、顕在に対応物が無い抽象的概念である。
具体的有用労働は、顕在に対応物がある抽象的概念である。
抽象的人間労働と具体的有用労働は対立物の統一の関係にあって商品の交換価値と使用価値について正確に説明するのに役立っている。
顕在に対応物がない抽象的人間労働が商品の交換価値を形成しているため、商品の交換価値は、左渦巻き「私」意識の思念に大きく影響される。
需要供給曲線の交点に抽象的人間労働の対応物が推定されるが、あくまで需要供給曲線なのであり、顕在世界には抽象的人間労働の対応物はないのである。
交換価値は、宣伝や希少性によってどのようにでも変化するのである。
非顕在の思念体についての知識をマルクス主義経済学者がもたなかったことが効用価値学説の経済学者に対して説得力に欠けた点であった。
効用という概念は非存在の思念をあらわすものであり、交換価値を形成する抽象的人間労働が、顕在世界に対応物をもたない側面を反映している。
貨幣は、非顕在の思念の中にだけある抽象的人間労働の結晶である。
何とでも交換できるという貨幣の資質は、貨幣が非顕在の思念の中にだけある抽象的人間労働の結晶であることからきている。
商品交換は、貨幣を媒介することによって自由に展開し、発展することができる。
生産と流通と商品交換は貨幣とともに発達してきた。
貨幣は何とでも交換できるという資質によって社会に貢献してきた。
貨幣は何とでも交換できるという資質をもっているのであって商品ではない。
金融資本は、貨幣の貸し付けを通じて生産と流通と商品交換をサポートするところに存在根拠がある。
資本主義は、貨幣の物神性にもとづいて運営されている。
金融資本が、商品ではない金融商品を取引し、利益を上げることを資本主義は当然のこととみなす。
金融商品とは、顕在に対応物がない抽象的人間労働の結晶である貨幣を商品として扱うことである。
金融商品を扱う仕事は、顕在に対応物がない数字を扱っているので虚業である。
虚業は顕在世界に貢献せず、質の低いVO活動であり、死後、魂は苦悩し後悔する。
ITのネットワークは資本主義経済における金融活動の半分を地球規模の巨大な金融市場に向けることを可能にした。
金融市場は巨額の金融商品が取引されるマネーゲームの世界である。
顕在に対応物をもたない数字が非顕在の思念体間でやりとりされている。
金融恐慌がおこり、金融業がよってたつ資本主義の実体経済を破壊する。
社会主義地球政府の樹立が日程に上っている。
文書373『金融恐慌』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、373『金融恐慌』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n24-373.html
貨幣は交換価値の結晶である。
このことを論証したのがマルクスの『資本論』第一章である。
『資本論』の第一章を繰り返し読むことを勧める。
商品とは使用価値と交換価値の対立物の統一である。
商品が交換価値であれば使用価値ではなく、使用価値であれば交換価値ではない。
使用価値は交換価値を通じて実現し、交換価値は使用価値を前提としている。
交換価値は非顕在の思念体の中に存在し、顕在世界には特定点をもたない。
顕在世界に特定点をもたない価値は虚偽の価値である。
使用価値は顕在世界に特定点をもつ真実の価値である。
マルクスとエンゲルスは、非顕在と顕在の二種類の存在を理解していた。
マルクス主義経済学者は、交換価値が非顕在の思念体の中にあることを理解できなかった。
そのために効用価値学説の立場にたつ経済学者を説得できなかった。
マルクス主義経済学者が、『資本論』の第一章を理解できなかったのは、非顕在の思念体と顕在の物的身体の対立物の統一としての人間をとらえることができなかったからである。
交換価値は、非顕在の思念体の活動の中にあるのである。
「それをこれと交換したい」というのは思念体の中にあり、時空に特定ポイントをもたないのである。
需要供給曲線の交点が客観性の装いを与えるが、交点は時空の特定ポイントではない。
貨幣は交換価値の結晶である。
貨幣の追求は真実の価値の追求ではない。
貨幣は交換を円滑にするツールである。
貨幣と貨幣を交換して利益を追求することを資本主義経済は是としている。
貨幣と貨幣の交換から利益を追求するのはマネーゲームであり、虚業である。
今日の資本主義は虚業が支配している。
近くマネーゲームの破綻が、金融恐慌をおこし、資本主義は崩壊する。
マネーゲームをおこなっている国際金融市場をコントロールできるのは、社会主義地球政府だけである。
社会主義地球政府の樹立が必要である。
文書373『金融恐慌』から引用する。
ITのネットワークは資本主義経済における金融活動の半分を地球規模の巨大な金融市場に向けることを可能にした。
金融市場は巨額の金融商品が取引されるマネーゲームの世界である。
顕在に対応物をもたない数字が非顕在の思念体間でやりとりされている。
金融恐慌がおこり、金融業がよってたつ資本主義の実体経済を破壊する。
社会主義地球政府の樹立が日程に上っている。
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