245『イデオロギー闘争』
2013年2月2日20時10分~10時10分
イデオロギー闘争とは、思念体構造間の闘争である。
顕在存在におけるあらゆる構造は対立の統一である。
非顕在の思念体が顕在における複数の特定点を確定する。
確定した複数の特定点を結ぶ思念体構造が成立する。
思念体は非顕在であり、顕在世界に根拠をもたない。
思念体構造は、顕在世界に確定した複数の特定点にもとづいており、顕在世界に根拠をもつ。
社会構造は、時間の中で生成発展崩壊のプロセスを繰り返す。
構造の成立、構造の亀裂、構造の崩壊と新しい構造の確立というプロセスをたどる。
社会構造には思念体構造が対応する。
社会は、非顕在の「私」意識実体が集合的に形成している。
社会構造の確立には、「私」意識実体の共有する思念体構造が不可欠である。
社会構造の確立は、社会の共有する思念体構造の確立でもある。
社会構造の亀裂は、思念体構造の亀裂を生む。
現在の社会構造にとってかわる新しい思念体構造の共有の広がりが、構造の亀裂を揚棄して新しい構造を確立する。
古い思念体構造と新しい思念体構造の闘争が社会構造の亀裂の段階で生じる。
これがイデオロギー闘争である。
イデオロギー闘争は、党派間の闘争を意味しない。
イデオロギー闘争は、社会構造の亀裂を克服して新しい社会構造を打ち立てようとする人々にとって避けることができない。
イデオロギー闘争は、思念体を事実にもとづいたものにする闘いである。
非顕在の思念体が顕在時空に確定した複数の特定点にもとづいて思念体構造が確立する。
時空は常に過去に流れつづけている。
思念体が確定した複数の特定点も過去のものになる。
思念体構造がよってたつ特定点はもはや過去のものになり、古い構造を維持するための虚偽イデオロギーになってしまっている。
虚偽イデオロギーになった古い思念体構造にとってかわって新しい思念体構造の共有を広げるのがイデオロギー闘争である。
新しい思念体構造が顕在時空に現時点で確定できる複数の特定点にもとづくときにのみ、虚偽イデオロギーとなった古い思念体構造にとってかわることができる。
新しい思念体構造を身につけてイデオロギー闘争を担う人々にとって思念体構造が摂理にそったものであるとき、魂レベルが向上する。
新しい思念体構造は、顕在時空に確定した複数の特定点を結んでいるだけでなく
未来の時空に特定点を設定し、方向性と未来の特定点と現在の確定した特定点を結ぶ実践を示している。
古い思念体構造と新しい思念体構造の間のイデオロギー闘争は、実践的には亀裂を深める古い構造を維持するために流れ去る過去の方向に向かうのか、亀裂を克服するために新しい構造を打ち立てる未来の方向に向かうのかという対抗関係でもある。
顕在世界は、すべての構造が生成発展崩壊を繰り返しながら、高次存在へと転化するという弁証法の法則が支配する。
摂理にそった社会の思念体構造を身につけ、摂理にそった日々の言動を積み重ねるとき、イデオロギー闘争に勝利するとともに自分の魂レベルが向上する。
文書245『イデオロギー闘争』についての天の解説
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