315『範疇』
2013年2月19日15時15分~17時10分
範疇とは、思念体構造を作り上げる際の柱にあたる概念である。
非顕在の思念体が時空に確定した特定点にもとづいて範疇が設定される必要がある。
商品は範疇である。
商品は時空に確定される特定点である。
商品は、使用価値と交換価値の対立の統一である。
使用価値と交換価値は範疇の構成要素である。
範疇を対立の統一の視点で見て作り上げた思念体構造における概念である。
使用価値と交換価値は、時空に対応する特定点をもたないが、顕在存在に根拠をもつ概念である。
使用価値を形成する具体的有用労働は、顕在存在に対応物がある概念である。
交換価値を形成する抽象的人間労働は、顕在存在に対応物がない概念である。
マルクスのこれらの概念設定は適切である。
社会は非顕在の思念体が時空に特定点を確保して交流する場である。
社会は、非顕在の「私」意識が構成要素なのである。
非顕在の「私」意識が時空に確保する特定点を他の特定点と結ぶところに社会が成立する。
使用価値は、時空の特定点から特定点を結ぶ価値であり、具体的有用労働は、時空の特定点から設定した特定点まで達する労働である。
顕在存在の世界に対応物があるのである。
商品交換の際の交換価値は、「欲しい」という非顕在の思念体にかかわっている。
非顕在の思念体間の交換価値は、顕在世界に対応物がある。
交換価値を成立させる労働を定義するにあたって抽象的人間労働を設定するのは適切である。
抽象的人間労働は、顕在世界に対応物がない概念であり、思念体の中につくられた概念である。
顕在の中で非顕在の「私」意識実体の思念活動の中で商品交換は成立している。
意識は顕在存在に規定される。
商品交換は非顕在の時空存在との交点に生じている。
思念体の中で抽象的人間労働に置き換えた上で他の要素を勘案して交換価値がきめられて商品交換が成立しているのである。
マルクスが思念体構造をつくりあげるにあたって時空に確定される特定点として商品を範疇として設定したこと、構成要素の概念設定にあたって、非顕在の思念体まで視界に入れていたことは、適切であった。
マルクスは、資本主義経済の生成発展崩壊の法則を解明するために商品範疇を基底においた。
資本主義経済において社会の全面を覆う商品交換は、瞬時たりともとどまることのない社会におけるエネルギーの流れを示している。
資本主義社会は商品交換の中から登場し、商品交換を通じて発展し、資本主義社会自体が商品交換を阻害するものに転化することにより崩壊する。
交換価値の結晶である貨幣の物神性が、少数者への富と貨幣の集中を引き起し、資本主義社会自体が商品交換を阻害するのである。
資本主義社会は崩壊の前夜にある。
文書315『範疇』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、315『範疇』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n203-315.html
範疇とは思念体構造を作り上げる際の柱になる概念である。
範疇には、顕在存在に対応物がある範疇と対応物がない範疇がある。
使用価値は顕在存在に対応物がある。
交換価値には顕在存在に対応物がない。
交換価値は思念体の中にあるのである。
非顕在の思念体の中に存在する交換価値を追求する資本主義経済は、思念体を顕在時空から遠ざける。
顕在世界に特定点をもつ使用価値を追求する社会主義経済は、思念体を顕在時空に近づける。
思念体を顕在時空に近づけることが魂の救いの道である。
思念体を顕在時空から遠ざけることは魂の苦悩の道である。
資本主義経済は人間の魂を苦悩に追いやっている。
315『範疇』から紹介する。
交換価値の結晶である貨幣の物神性が、少数者への富と貨幣の集中を引き起し、
資本主義社会自体が商品交換を阻害するのである。
資本主義社会は崩壊の前夜にある。
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