203『史的唯物論』
2013年1月23日11時05分~12時00分
史的唯物論は真実である。
生産力の発達は人類史を貫く事実である。
生産にかかわる人間と人間の関係は生産力に規定されている。
動物を射止める弓矢、釣りの針が経済を支える生産手段であった時代があった。
木の実や葉で飢えをしのぐ時代であった。
生き抜いてゆくためには、全員が分かち合い、協力するしかなかった。人間と人間との関係は平等であり、協力関係にあった。
それは低次の生産力のためであった。不平等や競争で上に立とうという気持ちを許すならば、全員が飢えと絶滅に直面せざるをえなかった。
穀物を生産する農業が始まった。狩猟採取経済の時代よりも生産力が発達した。生産における人間と人間との関係に革命的変化がおきた。
原始の平等と協力の人間関係は破壊され、多数者が少数の人間によって支配される時代が始まった。
生産力の発達が、多数者が死んでも少数のものが生き残ることを可能にしたからである。
少数者の多数者支配は、足に鎖をつける場合もあったし、刀の武力による脅しの場合もあったし、お金の力による場合もあった。支配のありようは時代と場所によって様々であった。
少数者による支配に対して、多数者の側は繰り返し、闘いに立ち上がり、改善を勝ち取ってきた。
生産力の発達は多数者が闘いによって自分たちの地位を向上させることを可能にしてきた。
生産力の発展が、生産関係(生産にかかわる人間と人間との関係)の変化をひきおこしてきたのである。
今日、生産力の発達は、情報技術革命により急速に展開している。
情報技術革命は、旧来型の生産力の発達とは質的に異なる展開を示している。
それは、狩猟採取経済から農耕経済が始まり、人類社会を根本から変革したことに匹敵する変化をもたらしている。
今日の情報技術革命は、国民国家の枠に人間の意識を閉じ込めることを不可能にしている。情報において国境は取り払われている。生産力の発達が、人間と人間との関係を根本から変革しつつある。
生産力の発達は、最終的に生産関係の革命的変革を伴う。
国民国家の枠をとっぱらって地球惑星政府をつくる人民革命が地球規模で生じるのである。
今日の生産力の急速な発達にもかかわらず、経済格差は強まり、生活に苦しむ人類は増えている。資本主義という生産手段を私有する経済システムが限界にきているためである。
人類は、資本主義を克服し、生産手段を共有する社会主義社会をつくるしか、経済苦境を打開できない段階にきている。
生産力の発達にもかかわらず、資本主義的生産関係のために多数者に還元されず、少数者に莫大な富を集中させている。
人類社会は、資本主義的生産関係を打破し、今日の生産力に適応する社会主義システムを選択するしか道がなくなっている。
社会主義革命が、人類社会を救う選択肢である。
社会主義革命の成功と人類社会の成立から人類の本史が始まる。
20世紀の社会主義革命とその破綻は、史的唯物論の正しさを証明している。
史的唯物論は、生産力の発達が生産関係の革命を引き起こすという学説である。
20世紀の社会主義革命は生産力の未発達における革命であり、史的唯物論でいうところの社会主義革命ではなかった。
人類が社会主義革命に立ち上がり、資本主義を克服するときがやってきた。今、そのときである。
文書203『史的唯物論』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、203『史的唯物論』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n200-203.html{
史的唯物論は、天の神々がマルクスにおろした。
史的唯物論は弁証法的唯物論を社会に適応したものである。
弁証法的唯物論の法則は社会においても貫く。
弁証法的唯物論は、場と構造の対立の統一として顕在時空の展開をみる。
史的唯物論は、生産力の場と社会構造の対立の統一として社会の展開をみる。
生産力の場が社会構造と対立の統一にあるならば構造は安定している。
生産力の場が社会構造と対立の局面にあるならば、
宇宙根底の統一の力が働き、生産力の場に照応する社会構造が成立する。
今が、そのときである。
IT生産力の場と資本主義と国民国家の構造は対立している。
宇宙根底の統一の力が働き、IT生産力の場に照応する社会主義地球政府の構造が成立する。
203『史的唯物論』から紹介する。
20世紀の社会主義革命とその破綻は、史的唯物論の正しさを証明している。
史的唯物論は、生産力の発達が生産関係の革命を引き起こすという学説である。
20世紀の社会主義革命は生産力の未発達における革命であり、史的唯物論でいうところの社会主義革命ではなかった。
人類が社会主義革命に立ち上がり、資本主義を克服するときがやってきた。今、そのときである。
Secret Garden album 2: Fairytales - Highlights from (1998) (video inspired by god of star)