377 『生産手段の共有』
2013年3月5日8時00分~9時30分
原始社会は、生産手段の共有であった。
生産手段の共有のもとでは対等の人間関係が維持される。
農業が始まり、土地を確保するための戦いがおきた。
確保した土地は、共有ではなく公有であった。
公有が少数者による階級支配の始まりであった。
共有と公有の違いは、生産手段の運用について構成員の意志が対等に尊重されるかどうかの違いである。
共有の時代は、構成員全員が対等な立場で話し合って決めていた。
公有の時代は、少数者が構成員に命じる階級社会であった。
マルクスとエンゲルスがめざしたのは生産手段を共有する社会であった。
生産手段を公有する社会ではなかった。
生産手段を公有する社会として20世紀社会主義国が成立した。
20世紀社会主義国は、社会主義ではなかった。
生産手段の公有を採用したため少数者が構成員に命じる階級社会となった。
生産に携わる人々の意志で経済運営がなされなかった。
マルクス、エンゲルスは、資本主義を「含んで超える」形で社会主義を展望した。
20世紀社会主義国は、いずれも資本主義の未発達な国々であった。
史的唯物論は生産力の段階に生産関係が対応するという学説である。
20世紀社会主義が、資本主義システムに進んだのは史的唯物論の正さを証明している。
20世紀に資本主義は発展した。
資本主義を「含んで超える」社会主義が可能性な時代がやってきた。
資本主義が立脚する工業生産力段階が過去のものになり、IT生産力段階がやってきた。
IT生産力は、資本主義を「含んでこえる」社会主義を可能にする。
マルクス、エンゲルスの時代には想像もできなかった生産力がIT情報技術である。
彼らは機械制大工業の発達の未来に生産手段私有の資本主義から共有の社会主義を展望した。
彼らが生きていた時代の時空に確定できる特定点から思念体構造をつくりあげたのであり、真実に忠実な態度であった。
機械制大工業は資本主義に対応する生産力段階であり、21世紀初頭の今、IT生産力という社会主義に対応する生産力段階に達したのである。
IT情報技術は、少数者が決定して上意下達をしてゆく階級社会のシステムを堀崩してゆく。
関係者全員が情報を共有して合意で進めてゆく経済運営に対応している。
生産手段を関係者が共有して民主主義的に経済運営をしてゆく社会主義経済の生産力的土台である。
生産手段の共有を実現する社会主義革命が日程にのぼっている。
文書377『生産手段の共有』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、377『生産手段の共有』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n18-377.html
生産手段の共有が社会主義である。
生産手段の共有をめざす思想が社会主義思想である。
社会主義思想は天の神々がロバート・オーエン、マルクス、エンゲルスにおろした。
生産手段の公有は社会主義思想ではない。
20世紀の社会主義国は、天の神々がマルクスにおろした社会主義ではなかった。
マルクスが反対していた生産手段の公有を採用した。
20世紀の社会主義国はマルクス主義ではなかったのである。
マルクスは生産手段の共有の社会主義とともに政治の民主主義を追求した。
20世紀の社会主義国は政治面でもマルクス主義ではなかった。
マルクス主義は政治の領域では民主主義を追求する。
マルクスの追求した生産手段の共有の社会主義とは経済の領域における民主主義であった。
生産手段を共有するとき関係者の合意で運営する経済民主主義が可能になる。
経済民主主義の追求がマルクス主義である。
マルクスが追求していた社会主義が実現する生産力段階がやってきた。
21世紀に入り、IT生産力の場へと生産力の場の拡張的変化がおきている。
IT生産力はマルクスの時代には予想することは不可能だった。
マルクスは機械制大工業の生産力の発達の上に生産手段共有の社会主義を展望した。
マルクスの時代の時空に確定される特定点から未来の時空に確定される特定点を設定したものであり、マルクスは真理に忠実な態度を貫いたのである。
機械制大工業の生産力の場は、資本主義と国民国家の構造を成立させるものであった。
IT生産力の場は、資本主義と国民国家の構造を崩壊させ、社会主義と地球政府構造を成立させる。
IT生産力の場は、瞬時に関係者が情報を共有することを可能にしている。
資本主義の構造は、情報を組織のトップに集中させ、トップの少数者が決定し、下部に指令を下す非民主主義の経済システムである。
IT生産力の場はトップの少数者に情報を集中させる根拠をなくし、情報を共有して民主的に経済運営していく集合意識を成立させる。
情報を共有して民主的に経済運営をしていく集合意識は、生産手段を共有する社会主義システムを生み出していくのである。
生産力の場の拡張的変化が生産関係の変更を引き起こすというマルクスの史的唯物論は真理なのである。
天の文書377『生産手段の共有』より引用する。
IT生産力は、資本主義を「含んでこえる」社会主義を可能にする。
マルクス、エンゲルスの時代には想像もできなかった生産力がIT情報技術である。
彼らは機械制大工業の発達の未来に生産手段私有の資本主義から共有の社会主義を展望した。
彼らが生きていた時代の時空に確定できる特定点から思念体構造をつくりあげたのであり、真実に忠実な態度であった。
Wonderful Glider - Bernward Koch (video inspired by god of star)