300『経済構造の展開』
2013年2月16日 8時10分~9時50分
資本主義経済構造は生成発展崩壊のプロセスの中にある。
資本主義経済構造は国民国家の生成発展崩壊のプロセスと双子の関係にある。
資本主義経済構造の確立は、機械制大工業の確立と照応する。
機械制大工業は国民国家システムの経済的土台である。
機械制大工業は、18世紀イギリスの綿織物産業から始まった。
原料の綿花を国外から輸入し、製品を国外に売った。
農民を機械制大工業の労働者に変えた。
機械を製造する産業と技術が発達した。
イギリス国民国家は最強の軍事力をもち、世界に進出した。
資本主義と国民国家は成立当初から摂理に反するふるまいをした。
①他国を植民地にする人類への敬意なきふるまい。
②他国の資源を奪うという分かち合う摂理の原則に反するふるまい
③働く人々への扱いは意志の自由を尊重する摂理の原則からかけ離れていた。
④国内外の人々を差別的に扱い、すべての人を分け隔てなく処遇するという摂理の原則からかけ離れていた。
20世紀初頭、資本主義経済構造を土台にした国民国家は、地球分割を完了し、さらなる領土拡張をもとめて二つのグループにわかれて世界的な戦争をした。
20世紀半ば、国民国家は、二つのグループにわかれて再度の世界戦争をした。。この戦争では、植民地、半植民地にされている地域が国民国家成立を求めて戦った。
20世紀後半、植民地、半植民地にされていた地域が国民国家として独立を達成していった。
20世紀末、地球全体が資本主義と国民国家システムとなった。
資本主義経済構造は、営利を追求しながら分業と協業を極限まで推し進めてゆくという属性をもっている。
経済面で国民国家システムを浸食しながらグローバル経済を推し進めている。
国民国家システムは、国民経済を基礎とする。
国民経済のためには関税が不可欠である。
分業と協業をグローバルに展開している資本主義企業は、関税は営利の妨げになる。
新自由主義の名のもとに関税の無いグローバル経済を推進している。
経済的下部構造は上部構造を規定する。
国民国家システムは、グローバル経済構造に照応しない。
地球政府システムが、グローバル経済構造に照応する。
資本主義グローバル経済構造は、国内外に格差を広げ、環境を破壊している。
グローバル経済の適切なコントロールを求める人々が、地球規模で団結して地球政府樹立をなし遂げる。
資本主義と国民国家システムは崩壊し、生産手段を共有する社会主義地球政府という高次の経済構造に転化する。
文書300『経済構造の展開』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、300『経済構造の展開』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n173-300.html
構造は、構造を成立させる場と対立の統一の関係にある。
経済構造は、場と構造の対立の統一の関係の中で歴史的に展開してきた。
狩猟採取の生産力の場に生産手段共有の経済構造があった。
農業生産力の場に生産手段公有の経済構造があった。
工業生産力の場に生産手段私有の経済構造があった。
生産力の場が経済構造を成立させ、生産力の場が拡張的変化を遂げると経済構造は根本的な変化を遂げてきた。
IT生産力の場は、生産手段私有の経済構造を根本から刷新し、生産手段共有の経済構造を高次復活させる。
IT生産力の場は、生産手段にかかわる関係者が瞬時に情報を共有することを可能にした。
情報の共有は生産手段の共有を引き起こす。
情報を少数の幹部に集中させ、幹部が決定した下部に指令を下す資本主義システムが成立しているのは工業生産力の場がもつ限界ゆえであった。
社会主義とは生産手段共有にもとづく民主主義的経済運営を意味する。
20世紀の社会主義は、農業生産力の場に成立した。
農業生産力の場は生産手段の公有を成立させる。
生産手段の公有は、少数の社会を代表する人間に決定権を与え、上から下へ指令を下す階級社会を生むのである。
20世紀の社会主義は、階級社会だったのである。
21世紀の社会主義は生産手段の共有である。
生産手段の所有、非所有の存在が階級社会を生むのである。
生産手段を共有する21世紀の社会主義は無階級社会を意味する。
人類社会は、無階級社会の直前の段階に来ている。
300『経済構造の展開』から紹介する。
グローバル経済の適切なコントロールを求める人々が、地球規模で団結して地球政府樹立をなし遂げる。
資本主義と国民国家システムは崩壊し、生産手段を共有する社会主義地球政府という高次の経済構造に転化する。
ERNESTO CORTAZAR - Let's Take A Walk(Romantic & Relaxing Piano Music) (video inspired by god of star)