347『進歩と反動』
2013年2月26日11時00分~13時30分
歴史は脈動の中で動いてゆく。
脈動は波の中の波という多重的な形をとって進む。
波全体が前に進みながら上下しているのである。
時空は根底にヒッグズ粒子の充満が空間をつくり、ヒッグズ粒子の流れが時間をつくっている。
顕在存在の一切はヒッグズ粒子の充満する空間の中に存在し、顕在存在の一切はその流れから外にでることはできないのである。
ある時空間では根拠があった構造は、存在の流れの中で構造をなりたたせていた時空間が過去のものとなる。
構造は新しい構造にとって変わることを余儀なくされる。
古い構造が崩壊し、新しい構造が成立する局面で古い構造を維持しようとする力と新しい構造を成立させるようとする力が働く。
新しい構造を成立させようとする力が進歩的な力である。
古い構造を維持しようとする力が反動的な力である。
構造は時空間の流れの中にあり、到来する時空間に対応する新しい構造をつくる力が勝利するのは確実である。
古い構造が立脚する時空の特定点は過去に流れ去る。
古い構造は歪み、亀裂を生じながら構造の維持をはからざるをえない。
よってたつ時空の特定点が過去に流れ去るために時間が経過するほど歪みと亀裂は深刻化してゆく。
歪みと亀裂の修復は、流れ去った特定点の上に立つ構造を維持する努力である。
流れ去った特定点とそれによって立っていた構造の乖離が極限まで進むとき、構造の崩壊が生じる。
人間社会において構造の崩壊は、自然災害と同様に大きな被害を及ぼす。
時空の特定点に対応する構造の成立を急ぐことが被害を最小にとどめるために必要である。
発達しつづける生産力は、流れ去った時空の特定点を明瞭に示している。
採取狩猟の時代、農業の時代、工業の時代、今日の情報技術の時代へと生産力は発達しつづけている。
前の時代の達成を前提にしてその上に階層構造的に次の時代の生産力が加わる。
新しい時代の生産力は、生産における人間と人間との関係、すなわち生産関係の変革を引き起こしてきた。
古い時代の特定点にたつ人間と人間との関係の構造は、新しい時代の特定点に対応しなくなるのである。
工業の時代の特定点に対応する人間と人間との関係の構造は、国民国家と生産手段の私有であった。
情報技術革命は、経済のグローバル化とともに進行し、工業の時代の特定点を過去のものにした。
情報技術革命の進展は、国家と企業の少数者が情報を集中させることによって人々をコントロールする階級社会の成立を不可能にしつつある。
グローバルな通信網と経済流通は、国民国家の領域を超える瞬時の情報流通を可能としている。
生産手段を私有する資本主義経済と国民国家の構造がよってたつ時空の特定点は過去のものになっているのである。
古い構造の変革と新しい構造の成立をめざす今日の進歩勢力の共通項は、生産手段の共有による社会主義の成立と地球政府の樹立である。
社会主義地球政府の樹立は歴史の必然となっている。
文書347『進歩と反動』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、347『進歩と反動』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n118-347.html
歴史は脈動しながら進む。
脈動は顕在世界の存在の仕方である。
人間の社会も脈動の中にある。
マルクス主義は資本主義社会を超える運動の起点であった。
19世紀にマルクス主義は発展した。
20世紀にマルクス主義の100年間の消滅があった。
20世紀には資本主義を超える社会運動は消滅していたのである。
21世紀にマルクス主義は復活を遂げ、力強く発展している。
マルクス主義は生産手段共有の社会主義思想である。
ベネズエラ革命は生産手段の共有の社会主義革命として発展している。
復活したマルクス主義は全世界に広がり、社会主義地球政府の樹立にまで至る。
マルクスが『資本論』の中で予見した「資本主義に弔いの鐘が鳴る」が実現する日がすでに来ているのである。
347『進歩と反動』から紹介する。
古い構造が崩壊し、新しい構造が成立する局面で古い構造を維持しようとする力と新しい構造を成立させるようとする力が働く。
Ernesto Cortazar - Message In A Bottle (video inspired by god of star)