358『アウフヘーベン(揚棄)』
2013年2月28日11時15分~15時30分
アウフヘーベンとは弁証法的発展における飛躍の段階をあらわす概念である。
正反合の反から合への局面をあらわす。
正は構造の成立である。
反は構造の亀裂である。
合は構造の崩壊と新しい構造の確立である。
合がアウフヘーベン(揚棄)である。
アウフヘーベンとは「含んで超える」という意味である。
旧構造の展開は、高次構造の確立に必要な要素が形成されるプロセスである。
必要な要素が形成されていない段階は、高次構造の確立は不可能である。
アウフヘーベンとは、旧構造の展開の中で形成された高次構造確立に必要な要素を「含んで超える」ことである。
資本主義がアウフヘーベンされるときがきた。
資本主義の生産力は工業段階を超え、IT生産力段階に達した。
IT生産力は、資本主義の展開の中で用意された資本主義を超える要素である。
IT生産力に達していない段階は、資本主義を超える構造の確立は不可能であった。
工業生産力段階までは生産手段の共有にもとづく構造を確立することはできなかった。
工業生産力段階までは情報が少数者に集中するために生産手段の公有と私有にもとづく構造を超えることができないのである。
IT生産力段階は、関係者による情報の共有が可能となり、生産手段の共有のもとで民主主義的経済運営をする社会主義に対応している。
国民国家がアウフヘーベンされるときがきた。
資本主義の生産力は工業段階を超え、IT生産力段階に達した。
IT生産力は、国民国家の展開の中で用意された国民国家を超える要素である。
IT生産力は、グローバルな情報通信網を発達させ、世界中の人間が情報を共有し、瞬時にコミュニケーションすることを可能にした。
IT生産力に達していない段階は、国民国家を超える構造の確立は不可能であった。
工業生産力段階までは、世界政府構造を確立することはできなかった。
工業生産力段階までは情報が国民国家に集中するために国民国家を超えることができないのである。
IT生産力段階は、世界中の人間が情報を共有すること可能とし、地球政府樹立による民主的な惑星社会に対応している。
社会主義地球政府は、旧構造の展開の中で成立したIT生産力という要素を含んで旧構造を超える新しい高次構造である。
旧構造は崩壊しつつある。
新しい高次構造の確立が急務である。
新しい高次構造の確立は必然である。
Ninety-Nine Percent Unite!. One World One Struggle!.
文書358『アウフヘーベン(揚棄)』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、358『アウフヘーベン』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n114-358.html
アウフヘーベンとは、時間の流れの法則の中で高次構造が出現する瞬間をさす。
顕在時空におけるすべての構造は、構造を成立させる場と対立の統一の関係にある。
構造を成立させる場は時間の中で過去に流れ去る。
構造は時間の中で一定である。
場にもとづいて構造が成立した段階が「正」である。
構造が立脚している場が過去に流れ去り、亀裂が生じた段階が「反」である。
新しい場に立脚する構造が成立する瞬間が「合」である。
正反合の弁証法的プロセスにおける合がアウフヘーベンである。
アウフヘーベンとは場と構造が対立が構造に亀裂を生み、対立の統一が崩壊しているときに場と構造を再統一することを意味する。
アウフヘーベンは場と構造の対立を統一する宇宙根底の力によって実現するのである。
工業生産力の場にもとづいて資本主義と国民国家の構造が成立した。「正」である。
工業生産力の場が過去に流れ去り、IT生産力の場へと場の拡張的変化が生じた。
工業生産力の場にもとづいていた資本主義と国民国家の構造に亀裂が入っている。「反」である。
拡張した場であるIT生産力の場にもとづいて社会主義地球政府の構造が成立する。「合」である。
場と構造を統一する宇宙根底の力がアウフヘーベンの局面で働くのである。
278『社会変革』から紹介する。
新しい高次構造の確立が急務である。
新しい高次構造の確立は必然である。
Ninety-Nine Percent Unite!. One World One Struggle!.
Karl Jenkins- Palladio (video inspired by god of star)