Socialist Earth Government

顕在存在は時間の流れの中で階層的に展開してきた。
先行する階層に後行する階層が加わる形で展開している。
後行した階層が支配的に見えるけれども後行する階層は先行する階層を基底としている。
これはあらゆる顕在存在の階層的展開に共通である。
階層的展開は顕在世界の属性である。

顕在存在の根底はヒッグズ粒子の充満と流れの空間と時間である。
ヒッグズ粒子の流れの階層に各種の素粒子の流れの階層が加わった。
素粒子の流れの渦からなる原子の階層が加わった。
原子の階層に分子の階層が加わった。
分子の階層に細胞の階層が加わった。
原子、分子、細胞は先行する階層である素粒子の流れに規定される。
素粒子の流れは存在の根底であるヒッグズ粒子の流れに既定される。
時間の中であらゆる存在が生成発展崩壊を繰り返さざるをえないのは、あらゆる構造物が根底の階層であるヒッグズ粒子の流れに規定されているからである。

新しい顕在階層が加わり、より高次の構造が出現するのも同じ理由からである。
旧顕在階層の構造がヒッグズ粒子の流れにより構造自体が維持できなくなるのである。
旧顕在階層は、加わった高次の顕在階層の下位階層として存続する。
弁証法哲学のアウフヘーベン（揚棄）とはこのことを意味する。
先行する階層を「含んで超える」高次構造が出現することを意味する。

ヒッグズ粒子の流れはすべての顕在構造を貫いている。
目の前にある安定的に見える物的構造もヒッグズ粒子の流れのレベルからみると瞬時にその構成要素が置き換わっている。
自分の体も周囲の壁や机や一切のものが構成要素を置き換えながら一定の構造を維持している。
すべての顕在構造は時間の中で構成要素が過ぎ去りながら構造を維持しているのである。

構造を維持する力は逆エントロピーの力である。
逆エントロピーの力は素粒子の流れの渦の回転から生じている。
流れ続ける渦の構造は高次の渦の構造を出現させることによって維持できる。
構造を維持する根底の力が逆エントロピーの力であり、構造を崩壊させる力がエントロピーの力である。
渦を壊す力もまた素粒子の流れである。
素粒子の流れは構造を成立させる力であり、同時に崩壊させる力である。
時間の流れと素粒子の流れは、構造を成立させ、崩壊させ、高次構造を出現させ、を繰り返しながらこの宇宙のらせん的発展を形作っている。
弁証法哲学の生成発展崩壊と高次構造の出現という法則は顕在世界の根底のあり方をとらえているのである。

こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、386『顕在存在の階層』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n110-386.html

存在は非顕在と顕在の対立の統一としてある。
顕在存在の基底はヒッグズ粒子の充満と流れである。
ヒッグズ粒子の充満が空間で、ヒッグズ粒子の流れが時間である。
ヒッグズ粒子の流れが分岐して多様な素粒子が生まれた。
素粒子は二つのタイプに分岐し、一つは場をつくる素粒子の流れ、もう一つは渦をつくる素粒子の流れである。
素粒子の流れである場に渦が成立と消滅の脈動を繰り返す。
時間の流れの中で場が拡張的変化をおこす。
拡張した場に複数の渦の構造が成立する。
原子である。
原子は、流れる場にもとづいて成立維持崩壊を繰り返す。
時間の流れの中で場が拡張的変化をおこす。
拡張した場に複数の原子の構造が成立する。
分子である。
分子は、流れる場にもとづいて成立維持崩壊を繰り返す。
時間の流れの中で場が拡張的変化をおこす。
拡張した場に複数の分子の構造が成立する。
細胞である。
顕在存在の基底はヒッグズ粒子の流れである。
ヒッグズ粒子の流れがあらゆる顕在存在の構造物として展開しているのである。
ヒッグズ粒子の流れとは時間である。
ヒッグズ粒子の流れの中であらゆる構造物は、成立維持崩壊を繰り返しながら、場の拡張的変化にもとづいて高次構造を成立せざるをえないのである。
時間の流れの中で順次、高次構造が成立していくので、流れの断面を見るならば、顕在存在はすべて階層になっているのである。


386『顕在存在の階層』から紹介する。

ヒッグズ粒子の流れはすべての顕在構造を貫いている。
目の前にある安定的に見える物的構造もヒッグズ粒子の流れのレベルからみると瞬時にその構成要素が置き換わっている。
自分の体も周囲の壁や机や一切のものが構成要素を置き換えながら一定の構造を維持している。
すべての顕在構造は時間の中で構成要素が過ぎ去りながら構造を維持しているのである。