223『科学的社会主義』
2013年1月27日5時30分~7時30分
科学的社会主義とは、エンゲルスが空想的社会主義を実際の社会の生成発展崩壊の運動プロセスの科学的分析にもとづく法則的理解にもとづく社会主義として提示したものである。
法則的理解のための土台としてエンゲルスは弁証法的唯物論をあげている。
弁証法は、存在世界の真実である。
弁証法は、あらゆるものが相互に関連し、生成発展崩壊を繰り返しながらより高次の存在への展開するプロセスとみる。
資本主義を含んで超えるより高次の社会の実現をめざすとき、存在の法則にしたがって運動することが目標実現への唯一の道である。
唯物論は、存在が意識を規定するという学説である。
人間は、存在と非存在の対立物の統一である。
意識とは非存在である。
非存在の「私」意識Sは、存在の中で体験するVO活動を記憶としてSの中に収納しつづけている。
非存在の「私」意識Sの苦悩は、存在の中でのVO活動を劣化させる摂理に反するありようからやってくる。
唯物論は、存在と非存在をつなぐ真実である。
非存在の「私」意識Sの苦悩は、存在世界における他者とのありようを摂理にしたがった振る舞いにする必要があることを教える。
エンゲルスが空想的社会主義を科学的社会主義に発展させるさいに唯物論という用語を使ったのは、この論点ではなく理想を観念的な議論のままにしておくのではなく、現実社会の科学的分析にもとづいたものにする必要があるという点である。
「私」意識Sは、属性はあるが、非存在である。存在世界から離れて自由に観念を展開できる。空想的社会主義を存在世界に根拠をもたない弱点をエンゲルスは見抜き、唯物論的土台の上に乗せて科学的社会主義とする必要があると述べたのである。
非存在の「私」意識Sの観念を存在世界に根拠づける哲学が唯物論である。
空想的社会主義を存在世界に根拠づけたとき科学的社会主義になるのである。
科学とは、実験、観察によって理論的仮説を検証し、認識を深めてゆくプロセスである。
それまでの実践によって存在世界に根拠が確認された観念体系である理論に対して存在世界に根拠が確認されていない論点が仮説である。
観念とは非存在である。観念を存在とみるのは観念論哲学である。
非存在の観念は、存在世界に根拠をもつものともたないものに識別する必要がある。
社会変革の理論は、存在世界に根拠をもつ観念によって組み立てられなくてはならない。
存在世界にいまだ根拠を確定できない社会ビジョンは、存在世界に根拠を確定している地点から進むべき方向を示したものである。
現在の地点から社会ビジョンが存在世界に現実となって根拠もつ地点までをつなぐのが社会的実践である。
科学的社会主義とは、社会主義のビジョン、存在世界に根拠をもつ現地点、現地点からビジョン実現の地点までを埋める実践的道筋の三つからなりたつ。
社会主義のビジョンは、生産手段の共有にもとづく民主主義的経済運営、地球政府の確立による惑星社会の形成である。
現地点は、情報通信技術革命による生産力の飛躍的発展を背景とした地球規模の協業と分業の展開に対して生産手段と私有と公有にもとづく個別所有との矛盾の激化である。
実践的道筋は、社会主義と地球政府を求める革命運動を、多様性における統一のもとに地球規模で展開することである。
科学的社会主義は史的唯物論を理論的基礎とする。
現世人類の歴史の大部分は、狩猟採取の生産力段階に規定されて生産手段の共有社会であった。原始の共有社会が否定されて、生産手段の私有と公有により多数者が少数者に支配される階級社会になった。
今、人類は多数者が少数者に支配される階級社会の最後の段階にいる。社会主義と惑星社会を実現する革命の前夜にいる。歴史上最後の大規模な民衆革命が人類史の大転換をひきおこす。
文書『科学的社会主義』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、223『科学的社会主義』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n11-223.html
科学的社会主義とは天の神々がエンゲルスにおろしたものである。
科学とは時空に確定される特定点にもとづいて思念体構造をつくることを言う。
時空に確定される特定点をもつ思念体構造は真理である。
時空に確定された特定点をもたない思念体構造は虚偽である。
真理に忠実な人生は魂レベルが上がる。
虚偽意識に導かれた人生は魂レベルが下がる。
死後魂の後悔と苦悩が待っている。
空想的社会主義は時空に確定された特定点をもっていなかった。
空想的社会主義に導かれた人生は低い質のVO活動である。
低い質のVO活動は魂Sに収納されて、魂レベルを下げる。
科学的社会主義は、空想的社会主義の虚偽意識に導かれた人々を真理の道に戻すために大きな意義があった。
エンゲルスにおろした科学的社会主義の本質は社会主義思想を時空に確定点をもつ真理に忠実な運動として展開させるためであった。
文書223『科学的社会主義』から引用する。
科学的社会主義とは、社会主義のビジョン、存在世界に根拠をもつ現地点、現地点からビジョン実現の地点までを埋める実践的道筋の三つからなりたつ。
社会主義のビジョンは、生産手段の共有にもとづく民主主義的経済運営、地球政府の確立による惑星社会の形成である。
現地点は、情報通信技術革命による生産力の飛躍的発展を背景とした地球規模の協業と分業の展開に対して生産手段と私有と公有にもとづく個別所有との矛盾の激化である。
実践的道筋は、社会主義と地球政府を求める革命運動を、多様性における統一のもとに地球規模で展開することである。
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