366『歴史展開』
2013年3月2日15時50分~18時40分
歴史展開には法則がある。
歴史展開の法則を示した哲学用語が弁証法である。
歴史は弁証法的に展開する。
弁証法は、生成発展崩壊を繰り返しながら高次の段階に発展してゆく右渦巻き世界の真実をつかんでいる。
空間は時間の流れの中にある。
瞬時たりともとどまることのない流れの中にある。
歴史とは人間の社会を流れの中で観ることである。
流れの中で社会を観るときにのみ真実が観えてくる。
歴史の流れを示すものは生産力である。
生産力の流れは階層構造的により高次のものが加わってゆくというスタイルをとる。
採集狩猟生産力、農業生産力、工業生産力、IT生産力という形で後者が前者を土台にして登場してきた。
歴史的に観ると生産力は時間の流れとともに進み、過去にもどることはない。
生産力の特定点の上に社会構造が成立する。
社会構造を成立させていた生産力の特定点が過去のものになる。
社会構造に亀裂が入り、やがて社会構造は崩壊に向かう。
その時代の生産力の特定点の上に新しい社会構造が確立する。
今日、工業時代の生産力の特定点にもとづいていた資本主義と国民国家という社会構造に亀裂が入り、崩壊に向いつつある。
20世紀末から21世紀にかけてIT(情報技術)革命がおこり、新しい生産力段階を迎えたためである。
IT(情報技術)革命は、資本主義の金融部門を金融ギャンブル化する技術的基盤になった。
肥大化した金融部門は生産、流通部門を疲弊させている。
ギャンブル化した金融部門が資本主義構造崩壊の引き金をひく。
IT生産力段階は、貨幣の物神性にもとづいて運営される資本主義経済に対応しないのである。
IT革命は、国民国家構造にも同時に亀裂をひきおこしている。
国民国家構造を支える人々の意識は、国民国家の枠内の人々が発信するものに立脚していた。
インターネット通信網が地球規模で張りめぐらされ、世界中の人々が発信する映像、言葉、文字と接し、国民国家構造を支えていた意識の狭い立脚点は過去のものになった。
資本主義と国民国家構造が立脚していた生産力段階は過去のものになった。
農業生産力段階に立脚していた封建領主の統治構造が、工業生産力段階に過去のものとなり、資本主義と国民国家構造に変革されていった。
今、資本主義と国民国家構造が立脚していた工業生産力段階は過去のものになり、社会主義と地球政府構造への変革を必要としている。
流れてゆく時間はとめられない。過去の時点に立脚していた構造は歴史の舞台から去って新しい構造に道をゆずらざるをえなくなる。
今、そのときである。
文書366『歴史展開』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、366『歴史展開』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n109-366.html
社会主義地球政府は歴史展開の必然的延長にある。
歴史は、時間の流れである。
時間の流れは法則をもっている。
時間とはヒッグズ粒子の流れである。
ヒッグズ粒子の流れが、場をつくる素粒子と渦をつくる素粒子に分岐して、時空が展開している。
時空は場の流れと渦が作り上げる構造の対立の統一で展開しているのである。
場にもとづいて構造が成立する。
場が過去に流れ去る。
立脚する場を失った構造に亀裂が入る。
新しい場に対応する構造が成立する。
時空のあらゆる存在はこの法則から逃れることができない。
人間の社会もまた場と構造の対立の統一で展開してきた。
工業生産力の場に資本主義と国民国家の構造が成立する。
IT生産力の場になり、工業生産力の場は過去に流れ去った。
工業生産力の場に立脚していた資本主義と国民国家の構造に亀裂が入る。
瞬時に地球規模で情報を共有するIT生産力の場は、資本主義と国民国家を要素として含む高次構造である社会主義地球政府の構造を成立させる。
これは歴史展開の必然的帰結である。
366『歴史展開』から紹介する。
社会構造を成立させていた生産力の特定点が過去のものになる。
社会構造に亀裂が入り、やがて社会構造は崩壊に向かう。
その時代の生産力の特定点の上に新しい社会構造が確立する。
ERNESTO CORTAZAR - Living A Dream (video inspired by god of star)