278『階級』
2013年2月10日18時15分~21時15分
階級とは、生産手段の所有関係から定義される。
現生人類10万年の歴史のうち9万5000年は無階級社会だった。
狩猟採取経済のもとで生産手段は共有であった。
農業が始まり、生産手段である土地は公有となった。
土地の公有は階級社会の始まりだった。
公有とは、公を代表するものの所有ということである。
公を代表するものが所有者となり、人々は公を代表する少数者に従属することによってのみ生産にたずさわることができた。
生産手段の公有者が支配する階級社会が始まった。
近代西洋で生産手段の公有者階級の支配を、生産手段を私有する階級が打ち破る革命がおきた。
西洋近代の市民革命は、生産手段の公有者階級に対して生産手段を私有する階級の階級闘争であった。生産手段を私有する階級が勝利した。
20世紀初頭に「社会主義」革命が資本主義の未発達な国で生じた。
革命は生産手段の私有を生産手段の公有とおきかえた。
生産手段の公有は、公を代表するものの所有であり、公を代表する少数者の階級支配を生む経済的下部構造である。
20世紀の社会主義は重大なボタンの掛け違いをしてしまった。
20世紀後半における社会主義の生産手段の公有から私有への資本主義への転化は、史的唯物論が教えるところの歴史的必然であった。
階級社会は、生産手段の公有と私有が生み出す。
生産手段の公有は、前近代の階級支配の経済的土台であった。
生産手段の公有の階級支配には大きく分けて五つのタイプがあった。
①村落内部の戦う階級と祈る階級が耕作する階級を支配する。
②征服した村落の土地を耕させて貢納させる。
③征服した村落の人間を奴隷にして働かせる。
④土地の使用権だけ与えて収穫物を貢納させる。
⑤国が農民に土地を貸与し、収穫物の貢納と兵役の義務を課す。
21世紀の社会主義は、生産手段の共有である。
生産手段の共有は階級の消滅を意味する。
生産手段の共有は無階級社会をもたらす。
生産手段の共有は社会主義革命の中で実現する。
地球規模で協業と分業が展開しているために生産手段の共有は地球規模での実施にならざるをえない。
社会主義地球政府の樹立の中で生産手段を共有する民主主義経済が実現する。
無階級の人類社会の実現が高次復活する。
文書278『階級』についての天の解説
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
天と神々のプロジェクトチームが作成した文書を解説している。
今回は、278『階級』である。
http://auwa.sakura.ne.jp/forum/jdocuments/n106-278.html
階級とは生産手段の所有、非所有で区分する概念である。
階級社会には生産手段の公有と生産手段の私有の二種類ある。
所有とは、生産手段の使用権だけでなく譲渡、処分の権利まで含んだ概念である。
譲渡、処分の権利までもつのは、生産手段の公有においては社会の代表者である。
一般の人々は非所有者であり、生産手段公有は、階級社会なのである。
20世紀の社会主義は、名前は社会主義をつけているが、階級社会なのである。
社会主義とは、生産手段を誰もが共有しているために階級概念が成立せず、無階級社会である。
人類は、生産手段共有の無階級社会をめざすべきである。
278『階級』から紹介する。
地球規模で協業と分業が展開しているために生産手段の共有は地球規模での実施にならざるをえない。
社会主義地球政府の樹立の中で生産手段を共有する民主主義経済が実現する。
Ernesto Cortazar - La Vida Es Bella (video inspired by god of star)