社会主義が社会主義でなくなり、公有をもって社会主義という社会主義思想の根本的変質が生じたのはスターリンからなのである
こんにちは
私は天である。
ミツキの手を借りて書いている。
以下は、今ミツキにおろした天の神々からのメッセージである。
2013年12月2日(月曜日)33
1、 天と神々のプロジェクトの説明を続ける。
2、 天と神々のプロジェクトは進行中である。
3、 ホームページを見た人の数は昨日が68億8943万7852人である。
4、 数字は神々の集計によるものである。
5、 社会主義は生産手段の共有である。
6、 生産手段の共有をめざしている国民国家はベネズエラである。
7、 ベネズエラの故チャベス大統領は生産手段の共有をもって社会主義と考えた。
8、 この考えはマルクスと共通である。
9、 生産手段の公有をもって社会主義と考える思想はマルクスの思想ではない。
10、 これまで人類社会ではマルクスの思想でないものをマルクス主義として認識されてきた。
11、 天と神々のプロジェクトは100年間にわたって人類社会の中に浸透してきたマルクスと社会主義の思想についての誤解を正すことを課題としている。
12、 生産手段の公有が社会主義であるとはマルクスもエンゲルスも一言も言っていないのである。
13、 生産手段の公有をもって社会主義だと言ったのはレーニンの死後のスターリンである。
14、 それまでの社会主義運動では生産手段の公有をもって社会主義だと理解していた人間は一人もいなかった。
15、 社会主義が社会主義でなくなり、公有をもって社会主義という社会主義思想の根本的変質が生じたのはスターリンからなのである。
16、 マルクス主義の社会主義運動、共産主義運動において、スターリン批判はなされてきた。
17、 スターリン批判において、核心におくべきは、生産手段の共有の社会主義から生産手段の公有の社会主義へと社会主義思想の根本的変質をもたらしたことに置かなくてはならない。
18、 生産手段の公有をもって社会主義とし、それがロシア革命後、革命が生じた国々にまねられたことが、20世紀社会主義の不幸であった。
19、 生産手段共有をもって社会主義とし、革命に成功した国々が生産手段の共有を追求していたならば、社会主義国は、資本主義よりも高度な民主主義を達成し、20世紀の歴史は根本から違う道を進んでいた。
20、 経済的下部構造は上部構造を規定するのであって、生産手段公有の経済的下部構造は資本主義以前の専制国家体制と同質のものを生み出すのである。
21、 生産手段私有の資本主義は、個別企業の中では専制体制である。
22、 生産手段公有の社会主義は、社会全体を専制体制にするのである。
23、 生産手段共有の社会主義は、個別企業も社会全体も民主主義にする。
24、 マルクスは生産手段共有の社会主義を実現することによって個別企業内部も民主主義とし、経済的下部構造を民主主義にすることによって上部構造も含めて社会全体を民主主義にしようと考えたのである。
25、 マルクスの道とまったく正反対の道を進んだのがスターリン以後の20世紀社会主義運動なのである。
26、 経済的下部構造は上部構造を規定するのである。
27、 経済的下部構造である個別企業を民主主義的運営にすることなしに上部構造の真の民主主義は実現しないのである。
28、 民主主義とは対等な人間関係を前提とする。
29、 資本主義企業は少数の人間が決定権をもって上意下達の非民主的システムである。
30、 20世紀の生産手段公有の社会主義の経済構造も少数の人間が決定権をもつ上意下達の非民主的システムである。
31、 経済的下部構造の民主主義は生産手段の共有によってもたらされる。
32、 生産手段の共有が、対等な人間関係の民主主義社会を実現する。
33、 天と神々のプロジェクトは、生産手段共有をめざす21世紀の社会主義運動に日本のマルクス主義者の運動が合流することを訴えるものである。
2013年2月2日にミツキにおろした文書を紹介する。
244『上部構造と下部構造』
2013年2月2日17時15分~18時45分
社会を上部構造と下部構造の視点から見るのは適切である。
上部構造とは、政治、法律、文化の領域である。
下部構造は、経済の領域である。
史的唯物論は、下部構造が上部構造を規定すると見る。
下部構造とは顕在世界で物的身体を維持するのに必要な経済活動の領域である。
経済がいかなる構造で運営されているかが、政治、法律、文化の領域に反映する。
非顕在の「私」意識実体が、顕在世界に「形」を維持する基底的活動が経済である。
歴史の展開プロセスにおいて、まず狩猟採取の経済活動が先行した。
生産手段の共有から公有になり、政治が生まれ、法律が作られ、文化が発生したという順である。
基底的階層は経済であり、次の階層は政治であり、次が法律であり、その次が文化の階層なのである。
顕在存在の階層は先行するものが基底の層である。
史的唯物論は、高次階層と低次階層が相互に影響を及ぼしあいながら、低次階層が高次階層を規定しているとみている。
これは真理である。
生産手段の公有から私有が発生し、資本主義経済が生まれた。
資本主義経済において私的に生産手段を所有して経済領域において対等に自由に競争する生産関係が生じた。
自由主義的政治、法律、文化は、資本主義経済構造を土台として展開してきた。
20世紀の社会主義であれ、開発独裁であれ、生産手段の公有が経済領域で比重が大きい場合は、自由主義的政治、法律、文化の展開は制約された。
経済的下部構造は、上部構造を規定するのである。
人類の経済的下部構造の歴史は、9万5000年の生産手段の共有の時代、4800年の生産手段の公有の時代、200年の生産手段の私的所有の時代を経てきた。
生産手段の私的所有の初期の時代に民主主義的政治、法律、文化が発達した。
個人的に小規模な生産手段を所有している人々が労働の成果を対等に交換しあう民主主義的な経済構造が、政治、法律、文化の上部構造に反映していた。
今日、資本主義経済構造は、小規模な生産手段の所有者が駆逐されてしまったため非民主的な経済構造になっている。
非民主的な経済構造は、上部構造の政治、法律、文化に反映し、競争原理の称賛とお金の価値に重きをおく摂理に反する側面を強めている。
経済的下部構造の民主主義的変革は、政治、法律、文化の領域に反映する。
社会主義革命の実現で生産手段の共有を復活させ、民主主義経済を実現するならば、すべての人類に敬意を払う摂理ある政治、法律、文化が支配的となる。
生産手段の私有は人類の歴史において200年間のほんのわずかの期間にすぎない歴史的過度期である。
人類はこれから生産手段の共有の社会主義の実現によって、人類の本史の時代を迎える。
経済的下部構造は上部構造を規定する。
摂理にもとづいて組織される経済構造は、政治、法律、文化の上部構造をはじめ社会のあらゆる領域を摂理にもとづいて再編成することになる。
社会主義の実現に向けての人類史の大転換が歴史の日程にのぼっている。
(友の神がインスパイアした音楽映像を紹介する)
Peace, Hope, Unity